『最新科学でわかった「人の心」のトリセツ 世界の心理学者が研究していること』(2023/5/10・内藤誼人著)からの転載です。
私たちが考えるお金持ちのイメージは古い
米国マサチューセッツ工科大学のドラ・コスクは、時代によってお金持ちが働く時間の変化について調べてみました。すると、とても面自いことがわかったのです。
今から、100年以上も前、1890年代には、もっともお金を稼ぎ出す人たちは、もっとも働く時開か短かったのです。「お金持ちは、働かないもの」という時代があったのです。ほとんど働かずに、お金だけがじゃんじゃん入ってくる。それがお金持ちというものでした。
私たちが考えるお金持ちのイメージは、実は100年以上も前の古くさいイメージだと言えるかも知れません。
コスタが調べたところ、1973年になる頃までには、お金持ちとそうでない人の労働時問の差はどんどん小さくなり、ついに1991年からは、もっともお金を稼ぐ人が、もっとも長く働くようになりました。今では、だれよりも長く働いているのがお金持ちです。
「ああ~、お金持ちになって、あくせく働くのをやめたいよ」のんびり暮らせるお金持ちが羨ましいなあ~」
読者のみなさんも、そんな風に考えたことが一度くらいはあるのではないでしょうか。
けれども、そのイメージは大間違いです。実はお金持ちは、だれよりも長く働いています。
他の人の、2倍も、3倍も、あくせく働いて、働いて、働きまくっているのがお金持ちなのです。
「お金持ちは、働かないもの」というのは、古臭くて問違ったイメージですので、それを改めなければなりません。そういう時代も昔はたしかにあったようですけれども、今は違います。
働けば働くほど、それだけお金を稼ぐことができる時代なのです。
23/07/10



