急な斜面でも動くリモコン式草刈り機
福岡県は10月1日から、県が管理する川の河川敷で草刈りなどをする河川愛護団体を対象に、リモコン式草刈り機の貸し出しを始める。団体関係者が高齢化しており、体力的な負担を軽減するのが目的。県内各地で操作講習会も開く。
河川敷の草刈りは、堤防に異変がないか確認しやすくするほか、ごみの不法投棄の防止、散策などで河川敷を利用しやすくすることなどの狙いがある。県職員だけでは手が回らず、ボランティアの愛護団体の協力を求めているという。
リモコン式草刈り機は全長97センチ、幅91・5センチ、高さ58センチ、重さ138キロで軽トラックに積載可能。傾斜45度の斜面でも操縦できる。
朝倉、久留米、飯塚の各県土整備事務所と、京築県土整備事務所行橋支所に1台ずつ配備。順次追加する予定。県に登録している河川愛護団体(2024年度末で527団体)に貸し出す。
操作講習会は25日午前10時半から甘木親水公園(朝倉市甘木)▽同日午後3時から県飯塚総合庁舎そばの敷地(飯塚市立岩)▽30日午前10時半から新今川橋の下付近(行橋市東大橋1丁目)▽同日午後3時から宮の陣橋駐車場付近(久留米市百年公園)。問い合わせは、各河川愛護団体が登録している県土整備事務所へ。 (野津原広中)