まいにち

友人の勧めで涼宮ハルヒシリーズを読んでみました。ライトノベルとしては異例の売り上げみたいですね。

感想
ハルヒは榎木津礼二郎ですか？
以前も書きましたが僕は京極夏彦が好きで作品は全部読んでるのですが、どうしてもオーバーラップしてしまいます。

単に偶然に似た印象を僕が受けただけなのか…
それともパロディなんでしょうか？
団長と書かれた三角錐を机の上に置くところなど、確信犯としか思えません。
タイトルも『涼宮ハルヒの「憂鬱」』ですからね。
学園版薔薇十字団というところでしょうか。

ただキャラクターとしての魅力でハルヒは榎木津に及ばないんですよね。
何故でしょか？
共通点の多い二人の違いは行動原理ですかね。

自分のなかに存在する諦めの様な常識への必死の抵抗として、奇怪な行動を繰り返すハルヒの方が人間的な魅力はあるのかもしれませんが、
榎木津はもう越えちゃってるんですよね。色々な意味で。

まだ二冊しか読んでいないので、このあとハルヒがどうなっていくのか分からないですが、キャラクターで勝負をする限り京極夏彦が負けそうな気配は無いですね。
最近の京極作品の榎木津にはがっかりですけど…

今度は僕にハルヒを勧めた友人に京極夏彦を読ませて感想を聞いてみようと思います。



追加
この記事を書いた後調べてみたら、二人のキャラクターの類似を上げているサイトなりが沢山有りました。
ちゃんと調べてから書かなきゃいけませんね。

あと、作品自体は面白いと思います。