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偽の死亡診断書は『誰の指示』で作成されたのか…理事長の初公判でどこまで明らかになるのか?事件後にも後任の「みとり医」が診断書作成した疑いで刑事告発【青森県八戸市・みちのく記念病院殺人隠蔽事件】

2025年9月24日 19:14
偽の死亡診断書は『誰の指示』で作成されたのか…理事長の初公判でどこまで明らかになるのか?事件後にも後任の「みとり医」が診断書作成した疑いで刑事告発【青森県八戸市・みちのく記念病院殺人隠蔽事件】

八戸市のみちのく記念病院を巡る殺人隠蔽事件は、あす当時の理事長の男の初公判が開かれます。
死因を偽った診断書が作成された経緯や、理事長の男の関わりなどが、どこまで明らかになるかが焦点です。

この事件は、みちのく記念病院を運営する医療法人の当時の理事長 石山隆被告と、弟で医師の石山哲被告の2人が、おととし3月院内で起きた殺人事件を隠そうと虚偽の診断書を遺族に渡した罪で起訴されました。
事件の鍵を握るのは、遺族に死因を肺炎と偽った死亡診断書が、だれの指示をもとになぜ作成されたかです。

死亡診断書には当時、認知症の疑いで入院していた医師の名前がありました。
この医師の名前が書かれた死亡診断書は、2021年4月からおととし3月までに作成されたもので200枚以上に上り、死因の7割が「肺炎」でした。
また関係者によりますと、院内では死亡診断書を書くだけの医師を「みとり医」と呼び、これまでに少なくとも3人いたことを証言しています。

県や関係者によりますと、事件後にも後任のみとり医とされる80歳代の医師が、診察をせずに死亡診断書を作成していた疑いが明らかになり、県が適性を欠く行為が行われていた疑いが生じたとして刑事告発しています。
裁判では常態化していたとみられる「みとり医」の実態や、虚偽の診断書の作成について、検察側がどこまで真相に迫れるかが注目されます。

起訴段階で「そもそも知らない」と事件への関与を否認していた、もと理事長の男。
殺人事件はなぜ隠されたのか。
理事長の男の初公判は、あす青森地方裁判所で開かれます。

最終更新日:2025年9月24日 19:14
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