2025/9/9
【武雄市文化会館 大ホール解体方針のパブリックコメント結果公表/意見への回答すら無い、単なる「先延ばし」。】
武雄市文化会館・大ホールの解体方針のパブリックコメント結果が9月2日、公表されました。
6月12日の締切から随分経ってからの公表で、時期も極めて不可解でした。
公表結果によると、
意見総数:142件
解体反対:121件(85%)
解体賛成:18件
「残してほしい」という声が8割超と圧倒的でした。
さらに「武雄アジア大学に13億円出すくらいなら大ホールの今後のために使ってほしい」との意見も数多く。
なるほど、武雄市が公表をためらっていたのもわかります。武雄アジア大学が住民から必要とされていないことが浮き彫りになる意見がこれだけあれば扱いにも困ったはず。
そして、武雄市は武雄アジア大学の文科省認可が下り、13億円の支出が決定した直後に結果を公表。認可(13億円の支出決定)を待っていたかのようなタイミングでした。
さらに不可解なのは、同じような時期に意見公募を行っていた武雄市総合治水計画では意見1件ずつに回答しているのに、大ホールに関しては回答なしで「まとめ」のみ。
小松政市長が度々仰る「聞く力が大切」云々の話はどこにいったのでしょうか。市民の声を「聞く」のではなく「受け流す」姿勢にすら見えます。
今後、武雄市の財政が好転する見込みはなく、ふるさと納税も低迷。市民が望む文化施設は「財政難」を理由に切り捨て。
「もう少し検討」と言いながら、実態は先延ばしして市民が忘れるのを待つ姿勢にしか見えません。
まちの誇りを育んできた文化会館を切り捨て、市民の多くが求めてもいない武雄アジア大学には気前よく13億円。
この税金の使い方は極めて奇異に見えます。
武雄市政は一体、誰の方を向いて運営されているのでしょうか。
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