2025/9/11
「佐賀の恥」/歓迎の声なき武雄アジア大学認可/ネット上は開学に否定的な意見ばかり。
文科省が武雄アジア大学の設置を認可したのは既にお伝えしたとおりです。
認可を受けて地域からは多少なりともポジティブな声が出てくるかと思いきや、「コメント」を発信したのは武雄市長ただ一人。学校法人旭学園の浮かれっぷりが虚しく際立っています。
現在開会中の武雄市議会でも「本当に学生が集まるのか」「13億円の重みをわかっているのか」「武雄市として情報発信がなさすぎる」「開学後の運営には絶対支援しないと書面で確約を」といった懸念の声ばかり。認可されてもなお、歓迎ムードは生まれていません。
全国各地で大学開設のプロセスを見てきましたが、ここまで歓迎されないのは初めて。むしろ「迷惑施設」の扱いに近い。
最大の懸念は「学費を払って入学するレベルの学生が集まるのか」という点です。
その懸念にはエビデンスもあります。
武雄アジア大学の1学年定員は140名。ところが、武雄アジア大学のXアカウントのフォロワーは「68」、インスタグラムも「117」と定員すら満たさない規模。大学開設に否定的な方もフォローしているでしょうから、進学希望者はもっと少ないはず。この数字は、期待されていないことの証左。認可決定のX投稿にも「いらない」「税金の無駄遣い」と否定的なコメントばかりが並びました。
さらに、設置認可が全国ニュースになったことで、この問題は全国区に。SNSはじめインターネット上では「こんな大学に税金を投入するなんて佐賀の恥」「今からでも遅くない、支援を撤回すべき」「これまで築いてきた武雄のブランドが傷つく」「13億円使うならもっと他にやることあるやろ」「ここまでゴリ押しできたウラ事情を知りたい。利権でもあるのか」「武雄終わった」「学びの選択肢を増やしたい、と武雄市は言うが、そもそも選択肢に入らないレベルの大学」などの声が無数に広がっています。認可当日のXの投稿だけでも300件超。Threadsやfacebookにも否定的な声が広がり、ついに9月11日には週刊女性primeがネットニュースで取り上げるまでに。
韓国エンタメを学ぶという意味不明な大学開設を構想した学校法人旭学園。公費13億円の投入も含めて誘致を前のめりで進めた武雄市。地元住民の多くが求めていないにも関わらず認可を下してしまった文科省。
迷惑を被るのは住民です。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>こんどう けんじ (コンドウ ケンジ)>「佐賀の恥」/歓迎の声なき武雄アジア大学認可/ネット上は開学に否定的な意見ばかり。