2025/9/11
「市民から反発ない」という武雄市企画政策課による印象操作/「村八分」を恐れ、署名もできない武雄の現実。
武雄アジア大学への公金13億円支出の是非を巡り、武雄市役所が女性週刊誌の取材に答えた「市民から反発ない」という言葉は、不都合な真実を覆い隠そうとする呪文のようだ。今日(9月11日)の週刊女性primeオンラインの記事から。
実際は、武雄の未来を守る会の皆さんの尽力で、中間集計の段階で「13億円の支援を撤回し、市民が望む施策に使うこと」を求める署名が1,025筆も集まった。
武雄市企画政策課担当者は、市民とはっきりわかる署名は138筆であることを根拠に、「市民から反発があるとは思っておりません。」と強弁したようだ。
しかし、その強弁は大事な事実を見落としている。
武雄の未来を守る会事務局によると、現在集計中のものも含めて、匿名・イニシャル表記、郵便番号未記入などが約200筆あるという。
なぜ、その方達は氏名や居住地を示すことをためらったのか。
それは、武雄市からの報復を恐れたからに他ならない。
名前を書けば武雄市役所から嫌がらせを受ける、市役所からの仕事を外されるかもしれない、郵便番号を書けば居住地区を特定されるかもしれない。
「声を上げれば村八分になる」、そんな恐怖が市民を沈黙に追い込んでいる。
不肖私自身も武雄アジア大学への疑問を発信し続けた結果、武雄市発注の仕事を理由も示されずに外された経験がある。周囲でも「市役所からの仕事を失うのが怖い」と声を潜める若手経営者は少なくない。市役所内部ですら、市長や副市長に不都合な真実を具申できない空気があると聞く。
それでもなお、「流石にこれはダメだ!」「武雄を守るために立ちあがろう」と恐怖に抗って署名に協力した人々がいた。
しかも、文科省が武雄アジア大学の設置認可を出した後も署名活動を続けたいという声が根強く、現在もオンライン・紙媒体双方で署名が受け付けられているという。
反発がないどころか、その熱はさらに高まり、むしろ「諦めない」という意志が広がり続けている。
それを「反発なし」と言い切る武雄市の姿勢は、住民の想いを二重に踏みにじるものではないか。
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