2025/9/22
ある意味で今話題の「武雄アジア大学」学長予定者の小長谷有紀氏は、東日本大震災直後の2011年に「福島をエコエネの聖地に」「世界最大の太陽光発電所を」とSNS上で呼びかけていた。しかし今振り返ると、この思考には重要な視点が欠けている。
太陽光発電はクリーンなエネルギー源として喧伝されてきたが、実際には大規模開発が自然環境に深刻な影響を及ぼすことが少なくない。
北海道・釧路湿原でのメガソーラー計画が象徴するように、森林伐採や生態系の破壊、景観の損失は避けがたい現実だ。さらに、寿命を迎えたパネルの大量廃棄がゴミ問題として顕在化しつつある。
にもかかわらず、小長谷氏の当時の発信にはこうした負の側面への言及が一切ない。再エネを極端に理想化し、「自然にやさしい」と単純に位置づける思考は、政策判断を誤らせかねない。被災地に太陽光発電を持ち込もうとした意図は今もなお不明だ。
このような方が、武雄アジア大学の学長予定者。そんな大学に武雄市民は13億円を搾り取られた。税金の無駄遣いという問題だけでなく、武雄アジア大学が特定の政治勢力に利用されるのではないか、という懸念すら覚える。
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>こんどう けんじ (コンドウ ケンジ)>ある意味で今話題の「武雄アジア大学」学長予定者の小長谷有紀氏は、東日本大震災直後の2011年に...