米国、インドに追加関税で合計50%に ロシア原油購入で
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【8月27日 AFP】米国は27日、インドに対して25%の追加関税を発動した。すでに課していた25%の相互関税に上乗せされ、合計で50%となる。ロシアの原油を購入していることへの制裁措置だ。
ドナルド・トランプ大統領は、ウクライナでの戦争の主要な収益源となる原油取引をめぐりインドへの圧力を強めていた。2024年には、インドが輸入した原油の約36%がロシア産であった。
トランプ氏は2期目の就任以降、同盟国や競争相手に対して新たな関税を課してきたが、インドに対する50%の関税は、これまでで最も高い水準となる。
トランプ氏の貿易顧問ピーター・ナバロ氏は先週、「インドは流血に関与している事実を認識しようとしていないようだ」と述べていた。
インド政府は米国の関税措置について、「不公平で正当性がなく、理不尽である」と批判している。(c)AFP