時宗の教育機関として位置付けられている大正大学不当解雇事件にかかわり、時宗へ2025年7月15日付で公開質問状を送付し、さらに、8月18日公開質問状への回答要請を以下の通り送付したところ、8月20日付で回答が得られました。

「本件に回答する立場にはない」との回答でした。宗門として「子弟教育を目的として」当該大学を位置付けているにもかかわらず、あまりにも無責任な態度であると言わざるを得ません。

私たちは、大正大学を実質的に運営しているほかの三宗四派（浄土宗、天台宗、真言宗豊山派、真言宗智山派）も含めて、引き続きその倫理的責任を追及してまいります。

---　↓時宗からの回答↓　---

２０２５年０８月２０日

一般社団法人ユニオン運動センター内

労働組合東京ユニオン

代表者　執行委員長　関根秀一郎　様

神奈川県藤沢市西富１丁目8―1

宗教法人　時宗

記

労働組合東京ユニオンから送付されました令和７年８月１８日付「仏教的倫理に基づく大学運営に関する公開質問状への回答要請」（以下「本件回答要請」といいます。）に対し、下記の通り回答いたします。

第１、宗教法人時宗は、子弟教育を目的として学校法人大正大学への協力を依頼しております。そのため、本件に回答する立場にはないと理解しておりますので、ご承知ください。

以上

＜以下は、以前掲載した回答要請です＞

2025年7月15日付公開質問状に対して、期限を過ぎても時宗からは一切回答がありませんでした。再度の回答要請を行いました。私たちは今後も不当解雇事件を起こしている大正大学を運営に関与する宗門の責任を追及していきます。

2025年8月18日

学校法人大正大学を運営する宗門

時宗宗務所　御中

「仏教的倫理に基づく大学運営に関する公開質問状」への回答要請

貴宗におかれましては、平素より教育・学術の発展にご尽力いただき、心より敬意を表します。

さて、2025年７月15日付で当ユニオンより送付いたしました「仏教的倫理に基づく大学運営に関する公開質問状」に対し、貴宗門を除く浄土宗・天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派からは8月5日、ご回答をいただきましたが、貴宗門からだけは期限とした8月12日を過ぎてもご回答がありませんでした。貴宗門の教育機関として位置付けられている大学の不当解雇事件にかかわる問題です。公開の場での説明責任に応じていただけることを心から願っております。

なお、9月5日までにご回答ない場合は、当ユニオンの主張を全面的に認めたものと解釈し、必要な対応をとらせていただく予定ですので、ご承知おきください。

大正大学の不当解雇撤回を支援する会・労働組合東京ユニオン

執行委員長　関根秀一郎

東京都新宿区四谷4-28-14　パレ・ウルー5階

電話　03-6709-8954