石破首相、総裁選で「この1年、政権に汗かいた方が選ばれるといい」
鈴木峻
石破茂首相(自民党総裁)は23日、自らの後任を5人が争う総裁選をめぐり、「この1年間、政権にともに汗をかき、力を尽くしてくださった方、基本的な政策を引き継いでくださる方が選ばれるといい」と述べた。首相公邸で記者団の質問に答えた。
5候補のうち、林芳正氏(64)は昨秋の石破政権発足時から官房長官を務め、小泉進次郎氏(44)も党の選挙対策委員長や農林水産相を歴任した。一方、小林鷹之・元経済安全保障相(50)や茂木敏充前幹事長(69)、高市早苗前経済安保相(64)は政権と距離を置いてきた。
首相は「どなた(が選ばれるのが望ましい)ということを申し上げることはしない」とする一方、「どなたがなられても、この1年間の路線、みんなで作ってきたものなので、これを引き継いでいただきたい」と語った。