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ジャニヲタの必修科目「WEST SIDE STORY」が夫の「もう一度見たい」になった奇跡

WEST SIDE STORY。
あまりにも有名なミュージカルの名作。


この作品名を聞いて、きっと人それぞれに思い浮かべるものが違って、それぞれの思い出だったり、思い入れがある作品なのだろうなあ…と想像しています。


ジャニーズファンの私にとっては、「ジャニヲタの必修科目」という印象で。


ジャニーさんが、初代グループ「ジャニーズ」を作るきっかけとなったのがWEST SIDE STORY。(以降WSS)なんとなく聞いたことがあった話ですが、
あらためて調べてみると…初期の頃は少年たちを集めて野球を教えていたジャニーさん。ある日雨が降り野球の練習ができなくなったのでみんなで映画館へ行き、そこで見たのが「ウエスト・サイド物語」だったのですね。ジャニーさんがその後プロデュースした数々の作品は、ここが原点になっていると。
(下記参照)


堂本光一くん主演舞台「SHOCK」でも、歴代ジャニーズJr.が立ってきた舞台「少年たち」でも、2つの派閥の少年・青年たちが踊りながら対立するシーンというのは度々、描かれていて。なるほどWSSのオマージュなのか…と今になりあらためて、実感します。


中でもWSSといえば、やはり少年隊
2004年の舞台「PLAY ZONE」(以降プレゾン)。
私にとっての初WSSであり、最初で最後の少年隊の
プレゾンは、本作でした。


なぜチケットをとることができたのか、何をきっかけに行こうと思ったのかは記憶がぼんやりしていましたが…そこでWSSという作品から大きな感銘を受けた私。


気づけばその年に嵐の3人主演で再演したものにも、行かせていただいていました。


対立する2組のうち、ポーランド系アメリカ人の少年グループ「ジェッツ」のリーダー、リフ役を大野智。もう片方のプエルトリコ系アメリカ人のグループ「シャークス」のリーダー、ベルナルド役を松本潤
元々ジェッツの中心的存在だったが、今は距離を置いており後にヒロインのマリアと恋に落ちることになる、
トニー役を櫻井翔が演じていて。
その他生田斗真や風間俊介も出演していましたね。


当時は正直、本作に込められたさまざまなメッセージを感じとりきれていなかったなあ…と思います。
深く解釈しきれていなくて、純粋に歌と踊りのエンターテインメントとして感銘を受けたというか。
少年隊版も、嵐版も、とにかくそれぞれのキャラクターが個性的でとっても魅力的だったことを今でもよく覚えてます。
(トニー役の翔くんのポスターを部屋にずっと飾ってたなあ…なんてことも、思い出しつつ笑)


その後数年して、大学生になった私。英語の授業でアメリカの歴史について学んだ際の教材として見せてもらったのが、WSSとの次の出会いでした。
映画版はこの時初めて見ましたね。
ここで初めて、歴史的な背景とか、込められたメッセージのようなものを少し知ることができました。


そして、2022年。4度目の出会いがスティーブン・スピルバーグが映画化した最新作「WEST SIDE STORY」。

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見に行くにあたって夫を誘ったのですが、
興味がありそうだったかというと、かなり怪しく。
「まあ自分から見に行くかと言われたら行かないかもねえ…」とつぶやく彼を見て少し戸惑ったものの、
「きっと気にいるはず」と、謎の確信を持った私は半ば無理矢理彼を誘って、行ってきました。


彼の感想はさておき、私はと言うと映画が始まって、その世界観に入り込むまでまったく時間はかかりませんでした。見始めてすぐエンジンがかかったというか…
「血が騒ぐ」とはこのことかと。おなじみのナンバーを聞くと理屈抜きに興奮して、リズムをとりたくなって、踊りなんてできもしないのに踊り出したくなって。
ミュージカルが持つ不思議な魅力を、ずっと浴び続けていた感覚でした。これぞ、ジャニーズの原点


2時間半、一瞬も飽きることなく歌とダンスにわくわくドキドキして、トニーとマリアの恋模様にときめいて…
そうかと思えば、次の瞬間には悲しくて切なくてどうしようもなく涙がこぼれてきたり。


ストーリーを知っているはずなのに、年を重ねた今だからこそ刺さることがあるし、今のこのご時世だからこそ、より考えさせられることもあって。


「違い」を認めあえないことによる争いが分断を生み、愛を壊し、悲劇につながること。
それを引き起こさないための行動を、私たち一人ひとりがとらないといけないこと。
大切な人と過ごせる何気ない日常を、守り抜かなければならないこと。


あんなにポップで華やかに見えて、最後はどうしようもなく、悲しくて救いのない結末を迎える本作。


それでも名作だと語り継がれ、人々から愛されるのにはきっと理由があって。
映画界に詳しい訳ではないけれど、スティーブンスピルバーグがこのタイミングで映画化した理由にも通ずるのかもしれません。


どれだけ時代が移り変わっても
繰り返してはいけない悲劇が、
忘れてはいけない大切なことたちが、
この作品には詰まってる。



今回あらためて見て、そう感じました。


映画が終わり、たっぷり余韻に浸りつつ
恐る恐る隣の夫の様子を伺い、「どうだった?」と
聞いてみると…意外な言葉が返ってきて。


「よかった。もう一度見てもいいなと思ったよ。」


自分から見に行く選択肢はないと言っていた夫が、自らの意思でもう一度見たい、だなんて。


気にいるはずという確信があったとはいえ、
正直とっても驚きました。
これまでも一緒に映画を見たことは何度もありますが、もう一度という言葉はもしかしたら初めて聞いたかもしれません。


自分が今守り抜きたい日常を共にしている彼と、
自分のジャニヲタとしての歴史が詰まった作品を
共有できたのだと思うと感慨深く、
幸せだなあと、しみじみしました。


私のようにWSSに馴染みがあり、ジャニーズが好きな方も、夫のようにWSSをよく知らず、ジャニーズもミュージカルもそこまで…な方も。

どんな方もきっと、それぞれの楽しみ方ができて
大切なメッセージを受け取ることができる、
素晴らしいエンタテインメント作品です。

ぜひこれを読んで下さったあなたとも感想を共有しあえたら、嬉しいです。

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