タカラトミーT-SPARK「トイライズ AFC-01X Ω レギオス オメガ」受注開始記念!メカニックデザイナー 荒牧伸志さんインタビュー!!
タカラトミーが持つ豊富な経験と知識を注ぎ込んだ“大人向け玩具レーベル”「T-SPARK(ティースパーク)」のトイライズに、1980年代に登場したタツノコアニメの傑作『機甲創世記モスピーダ』の主役メカ、「レギオス」のバリエーション機、「AFC-01X Ω レギオス オメガ」がラインナップ!「AFC-01X Ω レギオス オメガ」は3つの形態にチェンジする可変戦闘機。変形トイ トイライズのコンセプトでもある「ユーザーの想像力を刺激する独創的な遊び」に合わせて、『モスピーダ』のメカデザイナーである荒牧伸志さんとタツノコプロ協力の元、新たに玩具用メカ設定を制作。玩具の遊びを両立した「機甲創世記モスピーダANOTHER GENESIS(アナザー ジェネシス)」として変形トイの商品を中心とした新たな物語を展開していく。
第1弾は、特別試験運用部隊”SKUNKs”に配備された「トイライズ AFC-01X Ω レギオス オメガ」。「AFC-01Hレギオス エータ」をベースにしたカスタム機で、頭部や翼の可変方式が変更されています。また右胸部のセンサーポッドはオミットし、代わりに両肩に可動式のデュアルマシンガンを装備。各部には3ミリのハードポイントを設けており、さまざまなカスタマイズに対応できます。
今回は、この「トイライズ AFC-01X Ω レギオス オメガ」のメカニックデザインを担当された荒牧伸志さんを中心に、プロジェクトパートナーの戸張雄太さん、タカラトミーの脇澤健太さんにもご同席いただき、本商品の魅力について語っていただきました。
絶妙なアレンジによってデザインがアップデートされた「トイライズ AFC-01X Ω レギオス オメガ」誕生!!
――タカラトミーの完成品アクションフィギュアシリーズ「オルタードナノ」のメカニックデザインも手がけられている荒牧さんですが、「トイライズ AFC-01X Ω レギオス オメガ」が商品化に至った経緯と荒牧さんの今回のお仕事についてお聞かせください。
荒牧:T.E.S.Tの戸張さんとタカラトミーさんから、“ガシガシ遊べる”トイ色の強い「トイライズ」シリーズで「レギオス」を商品化したいという提案をいただきまして、それなら、アニメの『モスピーダ』にあまり拘らずに、同作をご存知ではない人にも興味を持ってもらえるように、本作が持っているバリューは活かしつつ、ある程度自由にやってみたらどうかというお返事をさせていただきました。これまでにも『モスピーダ』に登場するメカニックはいろいろなメーカーさんからフィギュア化されていますので、今までとまた違った角度でやれるなら面白いと思って参加させていただきました。
――本商品のメカデザインのオファーが来た時の心境は?
荒牧:アニメ『機甲創世記モスピーダ』は、約40年前に僕がこの業界に入って最初に携わった作品なんですが、その主役メカの変形トイを令和の時代になってまた新商品として出していただけるのは嬉しい限り。有り難いことに、多くのファンがいて、新たに商品化した場合、一定のニーズがあることは肌身で感じていましたので、より多くの方々に本商品を手に取っていただけたらいいな……と思っています。
――荒牧さんは、今回の企画以前にもタカラトミーさんと関わりがあったとお聞きしたのですが……
荒牧:アニメ『機甲創世記モスピーダ』の制作に参加する前の話になります。21~22歳位で、アニメの仕事がしたくて岡山の大学を辞めて東京にふらっと初めて出てきた時、ご縁があってタカラトミー(当時:タカラ)さんの外注仕事をさせていただくことになったんです。その時の仕事のひとつが、「ミクロチェンジシリーズ」といって、今では世界的に有名な「トランスフォーマー」の元になった玩具です。「カメラロボ」や「カセットロボ」といった変形トイでした。週に1~2回、タカラトミー(当時:タカラ)の本社まで通い、B4サイズで描いたデザイン画を持ち込んで、そちらをベースに担当者の方と相談する会がありました。外部のデザイナーでしたが、当時の玩具業界の話が聞けたり、試作品を見ることができたり、実際に玩具が商品化されていく過程を体感することができたのは、自分にとって大きな財産になりました。
――荒牧さんにとっての変形ロボットトイの原体験は?
荒牧:アニメは好きでよく見ていましたが、親が厳しかったので、子供の頃にキャラクター玩具で遊んだ経験があまりなかったんです。それが、青砥へ行く度に、紙袋いっぱい玩具をもらって帰るようになって、その頃から変形ロボットトイの機構や遊ぶことのおもしろさを憶え、アニメの『モスピーダ』に登場するメカニックの発想が出てきたんです。あれから約40年が過ぎ、タカラトミーさんの商品企画にまた携われていることに、運命的な出会いを感じています。
――メカニックデザインで常に心かけていることをお聞かせください。
荒牧:僕は変形ロボをデザインするのが好きなんですが、ロボットになる前の形、例えばレギオスなら戦闘機なんですが、その形が何かすぐに解るようなデザインにしないと、あまり意味が無いな、と思っていて、そこがこだわっているところでしょうか。また、人間に近い存在のメカ、例えばバイクや自動車、パワードスーツといった人間サイズに近いメカの方が僕は魅力を感じます。使う人の視点や“肌触り”を大事にしたくて、実際に使ったり周りで見ている人にとって、リアルなサイズ感を感じてもらえるようなメカニックにすることを心掛けています。そういった意味では、飛行機がモチーフの「レギオス」は僕がデザインしたメカニックの中では、大きい方のサイズになるんです。
――「トイライズ AFC-01X Ω レギオス オメガ」は、3形態(アーモファイター、アーモダイバー、アーモソルジャー)に変形できるのが大きな特徴ですが、変形機構だけでなく、各形態のプロポーションの両立も気になるとことです。外観やカラーリングもこれまでの「レギオス」とはちょっと違った印象ですね。
荒牧:今回は「トイライズ」独特のアレンジを施したことで、かなり遊びやすくなっています。従来の「レギオス」のイメージを残しながらも、これまでとは少し違ったイメージを打ち出したいという想いがありました。「ブルーエンジェルス」の機体色を意識して、今まで使っていなかった「黄色」をフィーチャー、全体的なプロポーションを重視した上での主翼の折り方や「アーモソルジャー」の腰の位置など、シンプルな変形でカッコよく見える方法を何度も議論した結果、満足できるものが完成しました。
(C) タツノコプロ (C) TOMY
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