「ラブブ」の偽物180万個 中国当局が摘発、対策する側の苦労味わう
【上海=若杉朋子】中国の税関当局は世界で人気が高まる同国発キャラクター「ラブブ」の偽物を1〜8月中旬に183万個摘発した。中国は外国ブランドの偽造品を大量生産して国際社会から批判を浴びてきた。自国発の人気商品の登場で取り締まる側の苦労を味わっている。
「ラブブはいるかい」。浙江省のある卸売市場を歩いていると、すれ違いざまに通行人の男性に声をかけられた。「10個以上買うなら1つ2.5元(約50円)...
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(更新)- 柯 隆東京財団政策研究所 主席研究員別の視点
北京市内に秀水市場という場所がある。丸ごと建物一棟、なかはすべて小さな店舗である。偽物のブランド品の販売で有名だった。今度は、中国商品がコピーされる番だ。ただ、コピーする側も中国企業と中国人である。知財権や意匠権を保護する重要性は少しでも認識してほしい。江沢民政権のとき、江沢民主席は訪米して、アメリカのメディアに中国で知財権が侵害されていると聞かれ、同主席は「中国人民は印刷術、火薬、製紙法、羅針盤を発明した。あなた達はそれを使うときに、お金を払ったことがあるか」と反論した。この答は知財権を保護しなくていいといっているようなものだ
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(更新) - 福井健策骨董通り法律事務所 代表/弁護士・ニューヨーク州弁護士分析・考察
あまり知られていないことですが、米国は20世紀初めまで、海賊版大国でした。日本も高度成長期までは結構、そうですね。江沢民のエピソードにある通り、もともと持たざる国には、「知財権は富める国に都合のいいルールだ」という意識がある。 しかし一国が経済成長を遂げ、コンテンツ産業も育つ過程で知財権の保護の方にカジを切るのが普通で、中国も一応、このルートを辿っています。 大きく変わったのはネットによる流通革命です。持てる・持たざる国の壁を超えて、身元を隠して模倣品・海賊版を流通できる手段が広がり、この「負の流通革命」が至るところで問題を生んでいます。税関の水際措置も効果はかなり限定的で、大きな課題ですね。
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