【サッカー】中国スーパーリーグ、試合後宿舎で選手とサポが乱闘寸前...韓国メディアあきれ「選手たちの対応は常識を超越」
中国サッカー・スーパーリーグの選手とサポーターが、試合後の宿舎で乱闘寸前の騒ぎを起こした。複数の中国メディアが2025年9月1日に報じた。 【画像】選手らの活躍を伝える北京国安 ■大敗にクラブ謝罪「心からお詫び申し上げる」 中国メディア「捜狐」(ウェブ版)によると、スーパーリーグの北京国安が、8月31日にアウエーで山東泰山と対戦し0-6で敗れた。試合は山東泰山の本拠地、山東省済南市で行われた。 試合は開始から山東泰山の一方的な展開となり、前半43分までにMFヴァレリ・カザイシュヴィリ(32)がハットトリックを達成したという。カザイシュヴィリはこの日、4ゴールを決め、チームの勝利に貢献した。 記事によると、大敗を喫した北京国安は試合後すぐに、山東泰山戦に関して、以下のような声明を出したという。 「アウェーでの山東泰山戦におけるパフォーマンスと結果について、クラブ全体が深く自責の念に駆られている。クラブはチームを気遣い支えてくださる全ての方々に心からお詫び申し上げる。大差での敗北を経験し、我々は北京国安を深く愛する一人ひとりと同じく恥辱を感じ、夜も眠れない思いである。クラブとチームは深く反省し、迅速に状態を調整します。リーグ戦にはまだ7試合の厳しい戦いが残っており、一戦一戦全力で戦い抜きます。我々のシーズン目標は変わりません!優勝を目指す決意も決して揺るぎません!最後の瞬間まで戦い抜きます!」 クラブの迅速な対応にもサポーターの怒りは収まらなかったようだ。一部のサポーターが選手の宿舎ホテルに詰めかけ、選手と言い争いになったという。
選手「俺たちが負けたがって負けたと思うのか?」
サポーターは選手に向かって「それぐらいしかできないのか?」と叫び、罵声を浴びせられた選手は「俺たちが負けたがって負けたと思うのか?何言ってんだ?」と叫びながらサポーターに詰め寄った。 ホテルのロビーは、乱闘寸前の状態だったが、ホテルスタッフが選手を制止して騒ぎを収めたという。 中国での「乱闘騒動」は、サッカー人気の高い韓国でも注目を集めているようだ。 韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)は、「行き着くところまで行った中国サッカー、選手とファンが乱闘寸前に」などのタイトルで記事を公開した。 記事では「選手たちの対応は常識を超越していた」と指摘し、「この事件は、ファンが撮影した動画がSNSを通じて公開されたことで明らかになった。選手たちがファンを殴ろうとした試み自体が衝撃的だ。中国スーパーリーグは、スタジアム外で起きた事件については別途処分を検討しない方針と伝えられている」と報じた。 中国メディアによると、騒動を起こした選手は翌朝、クラブを通じて謝罪のコメントを出したという。