【シャドバWB】勝率を劇的に上げるための思考法とTCGの本質
こんにちは、Humitaです。
最近、「シャドウバース:ワールドビヨンド(シャドバWB)」にもっと深く向き合いたいという思いが強くなり、これまで自分がカードゲームで培ってきた経験や思考を、一度体系的に整理してみることにしました。
これまで感覚的に行っていたプレイやデッキ構築の一つ一つが、実はどういう理屈に基づいていたのか。それを突き詰めていくと、そこにはゲームの勝敗を分ける、普遍的なセオリーが存在することに気づかされます。まるで、いつも見ていた景色の解像度が、一段階も二段階も上がっていくような感覚です。
このnoteでは、私がTCGをプレイする中でたどり着いた思考法のエッセンスを、皆さんの上達に役立つように、私なりの言葉で、できるだけ具体的に解説していきたいと思います。
「理論」と聞くと少し難しく感じるかもしれませんが、実戦で「なるほど、これがあの局面での最善手だったのか!」と腑に落ちるような、実践的な知識として皆さんにお届けできれば幸いです。
これは私自身の思考の整理であり、同時に、皆さんのゲームライフがより豊かになるための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
なぜ今、カードゲームの理論を学ぶのか?
「カードゲームは結局、経験とセンスでしょ?」
もちろん、私もそう思う一人です。それらが非常に重要な要素であることに、疑いの余地はありません。しかし、その経験やセンスをより効率的かつ正確に磨き上げるために、理論的な裏付けがいかに強力なツールとなるか、ということもまた事実だと感じています。
これは確率論を学ぶ意義と似ているかもしれません。確率は万能ではありませんが、だからこそ確率論に親しむ必要があるのです。どんな状況でも簡単な解法があるのであれば、それを覚えるだけでいい。しかし、現実のゲームはそう単純ではありません。だからこそ、なぜその解法が使えないのかを知り、どうすればツールを使いこなせるようになるのか、創意工夫を凝らす力が求められます。
理論は、私たちに「絶対的な正解」を直接教えてくれるわけではありません。しかし、「明らかな間違い」を示し、より良い方向へと導く「羅針盤」のような役割を果たしてくれるのです。
シャドバWBもまた、カードプールの変動によって環境が常に移り変わります。新しいカードが登場し、環境が変われば、一時的に勝率が上がることもあるでしょう。しかし、その成功体験がなぜ起きたのかを、「他の状況にも応用可能な知識」にまで落とし込めてはじめて、それは長期的な強さに繋がるのだと私は考えています。
そのためには、ゲームの本質を捉える、普遍的なカードゲームのセオリーを自分の中に確立することが不可欠です。
「最適解」と「確率」を深く知る
カードゲームにおいて「最適解」という言葉は頻繁に使われますが、その正体は何なのでしょうか。そして、勝敗に大きく影響する「確率」と、私たちはどう付き合っていくべきか。ここでは、ゲーム理論の考え方から、統計学的なアプローチまで、私が考える「最適解」と「確率」の本質に迫ります。
ゲーム理論から学ぶ「最強の戦略」
以前、ポーカーの世界に触れたとき、「GTO(Game Theory Optimal)」という概念に出会いました。これは、ゲームの状況に応じて最適解が存在し、相手に戦略を知られてもそれを逆手に取られて不利になることがない、理論上「攻略(Exploit)することができない」戦略を指します。高度なプログラムを使えば、「いくらベットすべきか」「何割ブラフを混ぜるべきか」まで解けるというのですから驚きです。
この「最適解」の考え方は、もちろんシャドバWBにも応用できます。
例えば、じゃんけん。グー、チョキ、パーの強さは理論上等しいですが、「グーしか出さない」という戦略は、相手にバレた瞬間に攻略されてしまいます。理論上最適な戦略は、グー、チョキ、パーを同じ比率で出すことです。
これをシャドバWBのデッキ選択に置き換えると、「環境が理論上、最終的にどのような割合になるか」という結論を導き出せるはずです。そのためには、まず「相性表を正確に埋める」ことが前提となります。もし、AIにざっくりとした相性表をインプットすれば、「エルフ+ロイヤルが57.5%」「ウィッチ+ビショップが22.5%」といった、理論上の最適なデッキ構成比率を導き出すことも可能かもしれません。
しかし、ここで忘れてはならないのは、この「最適解」は、あくまで「自分の現在の環境認識」に基づいた結論に過ぎない、ということです。相性表を埋める作業は、自分の環境認識を具体的に検証できる形に落とし込むためのものであり、その結論を導き出すツールの一つとして活用すべきなのです。
シャドバWBの大会、特にBo1(1本勝負)形式の場合、優勝のためには8~9割という非常に高い勝率が求められます。そのため、たとえ誰が相手でも6割勝てるような安定したデッキであっても、優勝は難しい。有利なマッチアップを安定して6~7割勝つだけでは目標に届かず、例えばアグロナイトメアのような、有利対面でもプレイングでさらに勝率を伸ばすのが難しいデッキは、トッププレイヤーにとって選択しにくいのかもしれません。これがBo3(2本先取)形式であれば、勝率60%でも総合勝率は65%に、70%なら78%まで期待できるため、アグロナイトメアのようなデッキも有力な選択肢になり得ます。
このように、ゲーム理論的なアプローチは、私たちが環境をより客観的に捉え、戦略を練る上で非常に強力な視点を与えてくれます。特にシャドバWBのような競技性の高いゲームでは、自身の「環境認識」を言語化し、検証する作業が不可欠なのです。
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