“退蔵益ビジネス”で大儲けしていた
2025年3月公表の2024年12月期 有価証券報告書内の項目〈(重要な会計上の見積もり)販売済未使用ギフト券の退蔵益に係る収益認識〉には、こう示されている。
「販売済未使用ギフト券収入 3億6504万4000円」
退蔵益とは、一般的にプリペイドカードや有価証券などが商品やサービスと交換されないまま失効したことによって発生する発行者側の利益を指す言葉だ。交通機関の回数券や電子マネー、サブスク、有名なものではスターバックスのギフトカードなどが“退蔵益ビジネス”として知られている。
今回のサーティワンの場合、ギフト券を販売したけれど利用されていないことで生まれた収入が3億円以上にのぼるというわけだ。ちなみに前年(2023年)は3億383万5000円となっているから、収入は増加傾向にある。
こうして得たキャッシュを元手に、様々な投資も可能となる。失効がない点では、完全な退蔵益とは言えないかもしれないが、むしろ失効がないからこそ、ギフト券は一層人気となり、未使用も比例して増えていくのかもしれない。
本業の傍ら、退蔵益ビジネスでもがっつり儲けるサーティワン。アイスは一流、商魂のたくましさでも一流のようだ。