イスラエルがレバノンを攻撃、子ども3人含む米国人4人死亡
(CNN) レバノン政府によると、イスラエルが21日にレバノン南部で行った空爆で5人が死亡した。うち4人は米国人で、3人は子どもだった。
イスラエル軍は、レバノンの武装組織ヒズボラの工作員1人を攻撃して排除したと発表した。この攻撃で「無関係な民間人数人」も死亡したことを確認し、「この事案については調査中」としている。
レバノン国会議長や外相によると、今回のイスラエルの攻撃によって米国人の父親とその子ども3人が死亡し、母親は負傷して重体となっている。
レバノン国営NNA通信によると、ドローンから発射されたミサイルでバイクと車が攻撃され、車に乗っていた父子が死亡。攻撃の標的だったと思われるバイクの運転手も死亡した。
レバノンのサラム首相は今回の攻撃を民間人に対する「虐殺」と形容。イスラエルによる「度重なる国際決議違反および国際法違反」を最も強い言葉で非難するよう、国際社会に呼びかけた。
国連児童基金(ユニセフ)は21日、子ども3人の殺害に対して「衝撃と憤り」を覚えるとXに投稿。「子どもたちに対する攻撃は到底許しがたい」と付け加えた。
イスラエルとヒズボラは米国の仲介で昨年11月に停戦合意が成立したにもかかわらず、イスラエルはレバノンを攻撃し続けている。
国連総会出席のため米ニューヨークを訪問中のレバノンのアウン大統領は、イスラエルについて「停戦合意をはじめとする国際決議違反を執拗(しつよう)に継続している」と非難。「この国際決議違反を終わらせるために全力を尽くすよう、国際社会に求める」と述べ、「子どもたちの血の上に平和はありえない」と強調した。