国交省「総点検」指示! 中野大臣「必要な指導を…」 全国で「電気バス」が続々使用停止に! “EVモーターズ・ジャパン”が扱うモデルに何が起きているのか
低品質&高価格のEVバスを作っているのはどんなメーカー?
このような低品質&高価格のEVバスを作っているのはどのようなメーカーなのでしょうか。 EVモーターズ・ジャパンのEVバスは以下の3社で製造され、日本に輸入されています。 1.日本でのブランド名「WISDOM」 同社はEVモーターズ・ジャパンの設立から1週間後となる2019年4月8日に福建省にて設立されました。 EVモーターズ・ジャパンが輸入するバスの中で8割以上がこのメーカーとなります。大阪万博の「e Mover」にも多数採用されています。 中には自動運転の実証実験を行っているEVバスも10台程度ありますが、開幕から不具合続きで現在は自動運転の実証実験を中止し通常のe Moverとして使用しています。 なお、車名等の表記は「商用車等の電動化促進事業(タクシー・バス)」(令和6年度 環境省)において、事前登録された補助対象車両情報一覧から車名と仕様、補助金基準額を引用しています。 ●WISDOM F8 series4-Mini Bus 6.99m(コミュバス) 114kWh 仕様 補助金基準額 1161万1000円 ●WISDOM F8 series2-City Bus 8.8m(路線)176kWh 仕様 補助金基準額 1562万5000円 ●WISDOM F8 series6-Coach 8.8m 210kWh 仕様 補助金基準額 1545万6000円 ●WISDOM F8 series2-City Bus 10.5m 210kWh 仕様 補助金基準額 1868万3000円 2.日本でのブランド名「YANCHENG」 通称「恒天」。日本では「YANCHENG」の名前で登録されています。導入台数は10台以下と少ないですが、不具合が多発しています。 にもかかわらず、今後は「恒天」の大型バスが数10台、輸入される予定とのこと。 親会社の恒天汽車は、トヨタ「ランドクルーザープラド」の違法コピー車をいまだに生産販売しています。 環境省補助金の事前登録が完了している主な車種は以下の通り。 ●YANCHENG V8-Micro Bus 5.99m高床仕様 補助金基準額1763万8,000円 ●YANCHENG V8-Micro Bus 6.99m高床仕様/低床仕様 補助金基準額1797万2000円 ※こちらの高床仕様を筑後市スクールバス4台として納入 ●YANCHENG V8-City Bus 6.99m 150kWh 仕様 補助金基準額994万4000円 3.愛中和汽車(AIMO Automobile) 日本でのブランド名は「VAMO」 愛中和は中国国有の巨大鉄道会社CRRC(中国中車)グループ傘下の中城工業集団の子会社として運営されています。EVモーターズ・ジャパンが輸入するEVバスとしてはVAMOブランド一車種のみ。 大阪万博と同じ大阪メトロに約40台が納入され大阪市内を走る「オンデマンドバス」として使用されています。 記憶に新しいところでは9月1日に大阪市福島区内で「ハンドルがきかなくなる」事故が発生。中央分離帯に乗り上げてバスは停止しました。 けが人はいませんでしたが、もし歩道側に乗り上げるような事態になれば歩行者を巻き込む大惨事になっていた可能性もあります。 大阪市交通局に確認したところ、9月2日より点検のため同型のEVバスは全車、運行が中止されています。 ●VAMO E1乗合 ベーシック 59kWh 仕様 補助金基準額 899万2000円 ※ ※ ※ 電気自動車を購入する際、乗用車や小型商用車には次世代CEV補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進補助金)が支給されますが、トラックやバスに対しては環境省が展開する「商用車等の電動化促進事業(タクシー・バス)」制度によって高額な補助金が給付されます。 EVモーターズ・ジャパンが輸入するEVバスは、どのメーカーも同クラスのBYD製EVバスと比べると全体的に補助金額が数百万円レベルで高額となっています。 CEV補助金は実車を持ち込んでJARIなどの審査機関で数日にわたって厳しいテストを受けた上で決定されますが、環境省の補助金は書類審査、性能などカタログ数値の記入だけとなっています。 EVモーターズ・ジャパン扱いの電気バスのように、品質が悪く不具合が多発していてほとんど走行できていないバスでも補助金額に影響しないとのことでした。 補助金支給後に記入する事業報告書には走行距離の欄がありますが、こちらも自己申告でオドメーターの写真添付などは不要です。 バスは老若男女、多くの人々が利用する公共の乗り物です。徹底的に不具合の原因究明を行い、安全第一で多額の補助金に見合った運行をしてほしいものです。
加藤久美子
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