麻原家族問題④三女・松本麗華②三女は未だに麻原への帰依を否定していないと公安庁は主張しており、公の言動でも信者・元信者から見て、未だに三女には帰依に明確に矛盾する行動はなく、麻原の死刑や、散骨を主張した四女に麻原の遺骨が渡るのを拒むなど帰依にあたる行動が多いと映ると思う。詳細以下
①国・公安調査庁は、2014年の観察処分更新請求書にて、三女を教団幹部と主張した。そして、昨年2024年3月に東京地裁の判決が下った麻原の遺骨引き渡しに関する訴訟で、国・法務省・公安調査庁は、「三女は、少なくとも平成12年から平成26年までの間、Aleph に指示を出すなどして強い影響力を行使していた。また、三女は、その著書において、 オウム真理教の教義やその中心となる本件故人への帰依について、それを否定せず、その危険性への危惧を示すわけでもなく、むしろ理解を示す立場である」として、三女と同居する次女への麻原の遺骨引き渡しの危険性を主張した。
このことから、国・公安調査庁が、今現在もなお、三女が麻原への帰依を肯定していると見ていることが明らかだ(なお、この三女の帰依に関しては、東京地裁の判決も否定せず、そうした事情があっても、アレフと関係があるとか、アレフに遺骨を渡す可能性の証拠ではないと指摘するだけに終わった)。実際に、つい最近、ひかりの輪のスタッフが、公安調査官に「三女を放置しているのか」と問うた時には、「我々はちゃんと裁判で三女を教団幹部認定している」との返答を受けている。
②なお、三女は、上記の国の主張にある通り、平成26年(2014年)以降は、次男の教団復帰計画に反対したが、三女を超えた後継教祖・グルに指名された次男とそれを支持する母に負けた形になり、アレフ教団の裏関与を離れた。
しかし、重要なことは、この際の三女の主張を見ても、麻原への帰依を否定するものなど一つもない。反対行動も麻原に帰依する幹部信者達を相手に行ったものであり、それを公に告発してやめさせようとしたことはなく、それどころから、それから10年以上、次男の教団裏支配の事実を知りながらも公には告発せず、自分の裏支配と次男の裏支配を共に隠ぺいしたと言わざるを得ない(一方、麻原の四女はテレビで、次男の教祖復帰計画を告発し、次男宅に直談判をしたことが、テレビ報道がされた。同じ放送内で四女は三女についても教団裏支配を告発・批判しており、三女の自著を嘘ばかりと批判している)。
こうして、三女は、次男の教団復帰に、その時の社会状況他を理由に反対しているだけであり、次男を後継指名した麻原を批判など全くしていない。こうして、2014年の出来事は、アレフ教団の裏関与の主導者が三女から次男に代わった、交代したというだけとも言うべきものであり、重要なことは、教団の主導者に関する争いはあったとしても、三女を含めた双方において、麻原への帰依に関する心理的な変化は認められないことだ。
また、アレフ教団の裏関与を離れた後に出した自著でも、国・公安調査庁が主張するように、麻原への帰依を否定していない。
そして、2018年の麻原の死刑執行の際は、被害者遺族の気持ちを顧みず、その執行に反対する運動を強力に展開した。
その後、崇拝対象になりかねない麻原の遺骨に関して、東京拘置所が四女が麻原が指定した遺骨の引き取り先し、四女とその代理人弁護士が散骨する意思を表明していたにもかかわらず、次男の教団復帰に反対した三女・次女・長男は、この際は一転して、次男・母と連名で、四女に渡すことがないように法務大臣に要求書を提出し、家族の中で引き取り手を決める裁判を行ない、散骨を妨げる行動に出ている。
そして、今現在もなお、多くの証言・裁判で確定している麻原の一連の事件への関与を認めて謝罪することがない。
こうして、三女の公の行動は、麻原の信者(や信者の経験がある者)から見ても、麻原への帰依に反するような具体的な行動は皆無であり、むしろ、麻原の死刑の反対、遺骨の散骨の反対など、三女なりの麻原への帰依と解釈できる行動ばかりと映ると思う。
こうして、三女は、後継指名を受けた次男には帰依していないということはできるかもしれないが、麻原に帰依していないというわけではなく、そうした信者は、三女以外にも大勢存在する。
これについては三女の周りの信者達という問題として、機会を改め詳しく解説するが、要するに、いわゆるアレフに籍を置く「次男派」(次男=麻原)と、アレフには籍を置かない、開祖派(グルは麻原だけ)というものが、今現在の麻原・オウム信者の中に存在すると思う。
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