大学病院の経営危機 赤字削減の余波で研究・教育にしわ寄せ
大学病院は今、これまでにない危機的な状況に直面している。国立大学病院長会議が2025年7月に公表した24年度決算では、42大学44病院の現金収支の合計赤字額は213億円、約6割の25病院で赤字だった。減価償却費を含む経常損益は29病院で赤字だ。25年度も25病院で現金収支がマイナスの予測で先は明るくない。高度医療や研究、教育など大学病院の機能を維持する上でしわ寄せが出はじめている。各病院はこの危...
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