年の差・同性カップル。「理解」と「ズレ」を乗り越えて。
21歳年下の彼女さん
今日は彼女さんが私のアパートに遊びに来てくれました。そうデートの日です。私は何日も前からワクワク、ソワソワ(笑)
「やっとこの日がきた!」といった感じで、彼女さんと待ち合わせていた地下鉄の市役所前まで行きました。ダイエットのために歩いて行きました。
ホリーズカフェで中山可穂の『マラケシュ心中』という小説を読んで、彼女さんを待ちました。
この小説は、女性同士の恋愛ものです。主人公に自分の彼女さんへの恋情を重ね合わせながら読みました。
そう、私と彼女さんは同性同士。しかも彼女さんは私より21歳も年下なのです。
初めて逢った時は、
「あ、綺麗な人だな」
くらいにしか思わなかった私。
でも2回目にスタバでお茶した時に、マスクを取った彼女さんの顔を見て、キュンときました。口元がとても綺麗なのです。私は多分、すごくニヤケていたと思います。彼女さんの話を聞きながら、胸の高鳴りを必死で抑えていました。そう恋に落ちてしまったのです。
会う度にラブレターを渡している私
それから私はガンガンと彼女に愛の告白をしました。押せ押せという感じ(笑)。
彼女さんより21歳も年上で、しかも同じ女性の私からの告白。当然のごとくフラれました。でも私は諦めませんでした。彼女さんへの熱い恋情を綴ったラブレターを彼女さんに会う度に渡しました。
「ラブレターなんてもらったことがないから嬉しい」
と彼女さんは言ってくれました。
何度も彼女さんに告白し続けた私。ある日私が、
「○○ちゃんと付き合いたい」
と言うと、
「えっ?もうつき合ってんのとちやうの?」
と。出逢ったのが9月1日で、それから1か月ちょっと経った10月10日頃のことでした。その言葉を聞いて、すごくすごく嬉しかったです。
それから、出逢った日と、つき合い始めた日の10月10日は私たちの記念日になりました。
毎月、
「出逢って○ヶ月記念」
「つき合って○ヶ月記念」
と二人でお祝いしています。
ラブレターは、今も会う度に渡し続けています。このマメさが、21歳も年下のとても素敵な彼女さんをゲットできた秘訣かも(笑)
年の差を感じるズレ
21歳差って、けっこう離れていますよね?
彼女さんと話していて、年の差を感じることもよくあります。
一番感じるのは、よく聴く音楽の話をしている時。音楽が好きな彼女さんは私の知らない曲をいっぱい教えてくれます。その度に世代の違いを感じます。
また二人が知っている共通の音楽を聴いている時も、
「私、この頃小学生やった」
「えー?私、次男がお腹にいたわ」
という感じで、
「あー、やっぱり私たち21歳も年の差があるんやなあ」
とズレを感じてしまいます。
21歳年下といったら、私の娘であってもおかしくない歳です。
あと彼女さんがゲームが好きだったりするのも、年の差というか「ズレ」を感じてしまいます。
お互いをリスペクトし合って
そんな年の差・同性カップルで、時に「ズレ」を感じてしまう私たちですが、そんな「ズレ」を乗り越えて、お互いを理解し合っています。自分で言うのはちょっと照れますが、ラブラブです(笑)すごく仲の良いカップルだと思います。いつも私が押せ押せなのは相変わらずですが(笑)
理解し合っていると書きましたが、理解し合うことを超えたところで、固くつながっている気が私はしています。
それはなぜか?
私たちはお互いにお互いをリスペクトし合っているからです。
彼女さんは、私がSafe Space ほっこりの活動や、フランス語の勉強を頑張ったり、こうしてブログを書き続けていることをとてもリスペクトしてくれています。
私は、彼女さんが、シングルマザーとして一生懸命働いて、息子さんのことをとても大切にしているところを心から尊敬しています。
お互いをリスペクトし合う気持ちが、「ズレ」や「理解し合う」ことを乗り越えて、私たちをきつく結び合わせてくれていると思うのです。
楽しい時間
そんな大好きな彼女さんと出逢ってほぼ9か月の今日は、二人でQUE PASA(ケ・パサ)というお店にブリトーを食べに行きました。
ブリトーを初めて食べる彼女さん。
「美味しいわ。これなら息子も食べられるかも」
と、相変わらず息子さんを思う、とても優しいお母さんでした。
そんな彼女さんの喜ぶ顔を見ていたら、私もなんだか嬉しくて、楽しくなりました。
家に帰ってからは、アマゾンプライムで『シェイプ・オブ・ウォーター』と言う映画を一緒に見ました。
映画を観ながら私は彼女さんに膝枕をしてもらいました。彼女さんは私の頭をずっと撫でてくれて。幸せな気持ちが溢れ出してきそうでした。
私は父にも、生母にも、継母にも、膝枕をしてもらったり、こんな風に優しく頭を撫でてもらったりした記憶がないのです。
そのことを彼女さんに伝えたら、愛おしそうな目で私を見つめて、また優しく頭を撫でてくれました。
「あー、私はこの人に愛されているんだな」
と甘酸っぱい思いが込み上げてきました。
映画もすごく面白かったのです!展開が全く読めないというか。
彼女さんが、悪役に、
「たぶん、こいつもうすぐ殺されるはず」
と悪態をついたり、二人で、
「次、どうなんの?」
とハラハラしたり。すごく楽しかったです。
また一緒に家で映画を観たいな。
彼女さんを市役所前の駅まで送っていって、帰ってきてからシャワーを浴びて、彼女さんのことをブログに書こうと、今、こうしてパソコン向かっています。
彼女さんの笑顔や、二人で話したことを反芻しながらこのブログを書いています。書きながら彼女さんへの思いがどんどん溢れてきます。
ずっと一緒にいたいから
前に2人で哲学の道に行った時に、歩きながら私は彼女さんに、
「私に直してほしいことってある?」
と聞いたことがあります。
彼女さんは、
「できればタバコをやめてほしい。
それと、少し体重を落としてほしい。見た目が嫌とかじゃなくて、葉月さんに健康でいて欲しいから。
ただでさえ私たち21歳も年が離れているやん?だからできるだけ長生きしてほしいねん。葉月さんとずっと一緒にいたいから」
と言いました。
私はその言葉を聞いて、涙が出そうでした。
こんなにも私のことを思って、愛してくれた人が今までいたでしょうか?
彼女さんのその言葉を聞いて以来、私はタバコをやめました。そしてダイエットも頑張っています。
ずっと一緒にいたいという気持ちは、私も同じです。彼女さんの存在は日ごと大きくなって、私の心を覆い尽くすほどです。
彼女さんに出逢わせてくれた神様に感謝です。
そして広い世界で、私を見つけてくれた彼女さんにも感謝です。
年の差もあって、同性同士のカップルの私たち。ズレは感じることはあっても、まだ一度も喧嘩をしたことはありません。
これからも二人で仲良く、楽しく過ごしていけたらいいです。
ずっと、ずっと一緒にいられたらいいな!
最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
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