夏の初めくらいから集中的に、他人から絶対に怒らない人、と職場で評判の人たちに話を聞く機会を得た。
絶対に怒らないの基準としては、どんなに理不尽なことを言われても、どんなにイライラする状況に遭遇しても、一度も感情を爆発させたことがない人たち。具体的には、10年以上一緒に働いている同僚でも「あの人が怒っているところを見たことがない」と証言するような人たちといえばいいだろうか。もちろん飛び抜けて温厚な人もいれば、普通に見える人もいるのだけど、だいたい怒らない人は毎日平常心で過ごせるので、私からしてみれば同じだ。
そして、絶対に怒らない人と友達になることで、気づいたことがいろいろある。こういってしまっては何なのだが、絶対に怒らない人たちは非常にワンパターンなのだ。
怒りっぽい人たちは多種多様である。すごくキレやすいやつ、変わったことで怒り出すやつがいたり、最高に理性的に怒るやつから、最低に感情的になるやつまでいろいろいるが、絶対に怒らない人はほとんどパターンがない。もちろんこれは絶対的に怒りっぽい人の数のほうが多いわけで、数が多いから多種多様であるだけなのかもしれないが、それにしても、である。
おそらく、絶対に怒らない人の行動や考え方のパターンが似通っているのは、それなりの合理性があってのことなのだろう。逆に、そのワンパターンの思考を真似すれば、怒らない人になれる可能性があがるのかもしれない。
そこで、私が知った絶対に怒らない人の共通の思考パターンをまとめてみた。何かの参考になればと思う。
絶対に怒らない人は、まず自分自身の考えや思考を「ただの妄想」だと認識することから始める。
怒りの原因である「あいつが悪い」「理不尽だ」「許せない」とかそういうことをすべて単なる自分の妄想だ、と定義してしまうらしい。
ある人が言った言葉が印象的だった。
「最近流行りの生成AIってあるでしょ?人間の頭の中もあれと一緒だと思えばいいんですよ。適当なキーワードを聞くと、適当な理屈が浮かびだして、適当な結論を導き出す。そんなものに本気になる必要はないでしょ?」
絶対に怒らない人は感情に巻き込まれない。感情を第三者の視点で観察する。
これはおそらく、感情は一時的なものであり、それに振り回されることの無駄を知っているのだと思う。とある会社員がやってくれた説明(だいたい5分くらいの説明)で、私は納得し、その後数か月間イライラすることが激減したことがある。数か月間の平穏は短い説明としては悪くない投資である。
「怒りを感じたら、『あ、今自分は怒りを感じているな』と心の中で実況中継するんです。『血圧が上がっているな』『顔が熱くなっているな』って。そうすると不思議と冷静になれる」
絶対に怒らない人は相手の立場を想像する。相手が何を考え、なぜそういう行動を取ったのかを推測しようとする。
これは、相手を理解することで怒りを解消しようとしているのかな、と思ってたのだけど、そこまで高尚ではない。ただ相手にも事情があるという前提で物事を見ているだけのようだ。
「相手も人間なので、何かしら理由があってそういうことをしているはずです。その理由がわからないうちは、怒る材料が不十分だと思うんですよね」
これは、完璧でないことが当たり前だということを受け入れているからかもしれない。
「みんな適当にやってるんですよ。真面目にやってるつもりでも、結局は適当。それがわかれば、期待しすぎることもないし、裏切られたと感じることもない」
絶対に怒らない人は長期的視点を持つ。今起きていることが将来どれほど重要かを考える。
考えてみれば当たり前で、今怒っていることの大部分は1年後には忘れているし、10年後にはどうでもよくなっている。その程度のことに感情を使うメリットより、冷静でいるメリットのほうが大きいわけだ。
「5年後の自分にとって、これは重要なことですか?って自問するんです。たいていの場合、答えはノーです」
絶対に怒らない人は怒ることのコストを知っている。怒ることで失うもの、得られないものを計算している。
怒ると体調を崩すし、人間関係も悪くなるし、判断力も鈍る。一方で怒ることで得られるものはほとんどない。この費用対効果の悪さを理解しているのだろう。
「怒ると血圧上がるし、周りの人も不快になるし、問題解決にもならない。いいことが一つもないんですよね」
絶対に怒らない人は問題解決に集中する。感情的になることよりも、どうすれば状況を改善できるかを考える。
これは、感情と問題解決を切り分けて考えているのだと思う。感情的になっても問題は解決しないが、冷静に対処すれば解決策が見つかる可能性が高くなる。
「怒っても状況は変わらないので、どうすればいいかだけ考えます」
絶対に怒らない人は自分がコントロールできることとできないことを明確に分けている。他人の行動は変えられないが、自分の反応は変えられる。
失敗するリスクの低さと、平穏に過ごすリターンの大きさを知っているのだろう。
「他人は変えられませんが、自分の反応は選べます。それがわかれば、怒る必要がなくなります」
私が知っていることをまとめてみたが、実際にまとめてみると驚くほどシンプルである。だがこれを全部できている人はなかなかいない。
怒りっぽい性格を変えたいと思っている人は、マネしてみるといいことがあるかもしれない。
結局のところ、怒らない人というのは、現実を現実として受け入れ、自分の感情を客観視し、問題解決に集中できる人なのだ。そして何より、「人生に物語は必要ない」という達観を持っている人なのかもしれない。
まあ怒った場合、冗談抜きで人が死ぬけど。いつもの顔で平然と刺したり会社に火を付けたりする。怒ってる時も怒らないから。 anond:20250918221710
仏教の話してね? とくに「妄想」 「観察」あたりが仏教の説法でもよく聞くワード ちなみに大乗仏教とかいうファンタジー、フィクションもりもりのほうじゃなくて、原始仏教の方...
これ系の話とそこにつくレスを見るたびに 自分の内面に着目している人(自分の心が"怒り状態"にならないようにしようとしている人) と 他人に着目している人( 「怒るふりも必要」...
「怒り」を抑えすぎると鬱になっちゃうので気をつけて
大切な人と一緒にいるときならいいけど 世の中舐めた態度をとるやつがいるのでそれへの対処は必要
俺も学生時代から社会に出てからも「怒ったことある?」って聞かれるぐらい怒ったことないけど、 ・そもそも社会生活にやる気がない ・激昂する精神コストが大きすぎて疲れるから ...
わしは怒らない方のオジ 絶対に怒らない人は「自分の思考を妄想だと認識する」 これ以外のことは全部やっているわ。自分の場合は妄想というよりも推理小説とかに近い。学生の頃...
よくわかんないけど童貞ってこと?
まともな会社なら怒らなくても通用する。 下手に出ると舐めてくる馬鹿が一定数いるから1回は怒って分からせる必要あり。
タイトル見て啓発本の引き写しみたいなお寒い内容だろうなと思ったら、啓発本の引き写しみたいなお寒い内容だった。 どんな心構えしてようと、自分の立場や身の安全が暴力的に毀...
学習性無力感です
絶対に怒らない人なんていません
結局のところ、怒らない人というのは、現実を現実として受け入れ、自分の感情を客観視し、問題解決に集中できる人なのだ。そして何より、「人生に物語は必要ない」という達観を持...
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増田の職場は社会の上澄みの上位1%の優秀な人が集まっている職場だからそれが通用するんじゃないのかな? そうじゃない下位40%ぐらいの職場だと、怒らないと舐めてかかるのが当たり...
AI文をさも自分の経験のように書くな
rck10 職場のちょっとした不愉快とかならいいけど、親子供が理不尽に殺されても怒らないなら、そっちの方が精神疾患抱えてるよ。「絶対に」なんて軽々しく使うもんじゃない。 これ...
それって自浄作用ない犯罪者グループって申告してるけどめっちゃバカじゃね!?
あ、ごめん犯罪者に自浄作用もなかったわ
低能先生は、現在、浄化中です。
AIの書いた適当な文章がバズる馬鹿の集まりみたいなサイトになったな。 もうはてなにはこない方がいい。 頭が悪すぎる。
誰が書いたかより何を書いたか いわせんな恥ずかしい
内容が無いよう・・・
でも、「絶対に怒らない人」は、ぜんぜん出世してないし、リーダーシップを発揮できないのでは? あと、子育てをする段階だと、怒らずに済ませるのはムリじゃね?
元増田ではないが、自分はそもそも怒るような人が社内にいなかったな そういうタイプの人は基本面接で弾かれておとなしいタイプの人しかいないところだった 仕事中に怒るような人が...
子どもとか動物と同じだからな、殴ってしつけないと