群馬 藤岡市官製談合事件 元副市長に懲役1年6か月を求刑
藤岡市が発注した工事の入札をめぐって、非公表の最低制限価格を漏らして落札させたとして、官製談合防止法違反などの罪に問われている市の元副市長の裁判が開かれ、検察は「立場を悪用して入札の公正や公務に対する信頼を害した」として懲役1年6か月を求刑しました。
藤岡市の副市長だった塚本英夫被告(58)は、市が去年発注した小学校の体育館改修工事の入札をめぐって、市内の建設会社の元社長に非公表の最低制限価格を漏らし落札させたとして、官製談合防止法違反などの罪に問われています。
19日、前橋地方裁判所で開かれた裁判で検察は「副市長の立場を悪用し、入札の公正や公務に対する信頼を害した」と指摘しました。
その上で「長年、市の職員として勤務し、秘密を守ることの重要性を理解していたのに個人的な恩義から依頼に応じていて、動機が安易かつ身勝手で酌量の余地がない」などとして懲役1年6か月を求刑しました。
これに対し、弁護側は「積極的に犯行を企てたわけではなく、直接的に大きな利益を受けていない。逮捕直後から大きく報道され、かなり重い社会的制裁を受けている」などとして執行猶予がついた判決を求めました。
判決は来月10日に言い渡される予定です。