ハッピーラッキーチャッピーを聴いて
anoちゃんの「ハッピーラッキーチャッピー」を聴いて、思わず涙が出てしまいました。
タイトルからは明るくポップな曲を想像するかもしれませんが、実際はまったく逆で、むき出しの感情がぶつけられていて、聴くたびに胸をえぐられるような真実味があります。
サビの「腐ってるのは地球の方だからうまく歩けない」も十分に強烈ですが、さらに2番で「腐ってるのはお前の方だからうまく笑えない」とくる。この言葉をあのちゃんの叫ぶような歌いかたで聴くと、どうしても抑えきれない切実さがそのまま伝わってきます。
今の社会はとにかく画一化を求め、みんなを同じ型にはめようとしています。そのため多くの人が生きづらさを抱え、繊細な人から順に壊れていくようにも思えます。あのちゃん自身も、その特異なキャラクターが消費される一方で、実はそれが社会の圧力から自分を守るための鎧でもあるのかもしれません。
そんな彼女の歌は、私にとって「代弁」なのです。
日常の中では、心の叫びを真正面からぶつけることなんてできません。でも、あのちゃんが代わりに叫んでくれている。それを聴いて涙が流れると、不思議とほんの少し救われたように感じます。
軽くなるわけではありません。状況が変わるわけでもありません。
それでも、自分の奥にある感情を誰かが代わりに言葉にしてくれた瞬間、涙と一緒に心の奥がゆるんで、かすかに呼吸がしやすくなるのです。
私にとって「ハッピーラッキーチャッピー」は、そんな歌です。
追記:
この曲はアニメ『タコピーの原罪』のオープニング曲として作られたとのことで、この記事を書いた時はまだ未見でした。その後でアニメを全て見て、そのストーリーとリンクしていることがわかったのですが、それでもこの投稿を修正するところはないと考えています。
ただ、アニメについても語りたいことがあるので、それはまた改めて書きたいと思います。
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#ハッピーラッキーチャッピー #ano #音楽と言葉 #心のすみっこ #耳のはしっこ



コメント
3はじめまして。
タコピーの原罪に、これ以上合う歌あるか?ってくらいハマってますよね。
私はタコピー読んでからのアニメでこの歌を知った・初めて聴きましたが、予備知識なく聴いてもサビの歌詞は胸に迫るという感想は同じだったと思います。
タコピーと切り離しても、思い浮かべながら聴いても、どちらも最高ですね。
コメントありがとうございます😊
たまたま歌番組でこの曲を聴いて、思い切り心を揺さぶられました。
どんなアニメなのか気になって、ネタバレOKな性格なのでウィキでストーリーを見てみたのですが…衝撃でした。凄惨ないじめの末に、唯一の心の拠り所だったペットのチャッピーが殺処分される――私にとっては「しずかの自死」よりも辛いエピソードでした。その時は「これはとても見られないな」と思ったんです。
でも、どうしても気になって結局アニメを見始めて、泣きながらも最後まで見ました。そして見終えてみると、「やっぱり見てよかった」と感じています。近いうちに改めて感想も書こうと思いますので、もしよろしければそちらもご覧ください
私も泣きながら見ました。
漫画も辛かったのですが、アニメはさらに色や動き声がつくことでより辛かったです。
最後には見てよかったと思える、そんな作品ですよね。
返信ありがとうございます。
記事を楽しみにしています^^