藤岡 官製談合事件 建設会社元社長に懲役1年6か月を求刑

藤岡市が発注した工事の入札をめぐって、非公表の最低制限価格を漏らして落札させたとして、官製談合防止法違反などの罪に問われている市の元副市長と建設会社の元社長の初公判が開かれ、2人は起訴された内容を認めました。
検察はこのうち、元社長に懲役1年6か月を求刑しました。

藤岡市の副市長だった塚本英夫被告(58)は、市が去年発注した小学校の体育館改修工事の入札をめぐって、市内の建設会社の元社長、小坂裕一郎被告(70)に非公表の最低制限価格を漏らし落札させたとして、2人は官製談合防止法違反などの罪に問われています。

16日、前橋地方裁判所で開かれた初公判で、2人はいずれも起訴された内容を認めました。

検察は冒頭陳述で「元副市長は病院跡地の活用について市民の間で意見の対立があり、苦慮していたところ、元社長が意見のとりまとめに尽力してくれたことなどに恩義を感じていた。元社長は『どうしても今回の改修工事を取りたい』と最低制限価格を教えるよう依頼し、元副市長は頼みに応じた」と指摘しました。

このあと、元社長の審理が進められ、検察は「商工会議所の会頭などを通じ市政に関わってきた立場を悪用したもので、本件工事を請け負うのは自社であるべきだという身勝手な動機に酌量の余地はない」などとして懲役1年6か月を求刑しました。

これに対し、弁護側は、反省の弁を述べているなどとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は来月(10月)7日に言い渡される予定です。

一方、市の元副市長の審理は分離して進められることになり、次の審理は今月19日に開かれる予定です。

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