石亀航 Wataru Ishigame

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石亀航 Wataru Ishigame
@wishigame
Editor of Tokyo Sogensha, Japanese major SFFH publisher. Translator. 東京創元社のSF編集者。担当書に『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』『精霊を統べる者』『第五の季節』『マーダーボット・ダイアリー』『叛逆航路』『ブラインドサイト』など。
飯田橋note.com/wishigameBorn 1980Joined January 2022

石亀航 Wataru Ishigame’s posts

この人、前は普通だったのに、なんかツイートが極端だったりやたら攻撃的だったりするようになってきたな……と思った人が、1~2年後に脳卒中で倒れる、というケースを複数観測しており、震えている。
特に脈絡なくつぶやくのだけど、「豊富な知識と怜悧な知性で斜に構えた姿勢からズバズバ辛辣に本質を突く毒舌キャラ」みたいなのを気取ろうとすると、十数年後に高確率で「たいして鋭くもないただ失礼なだけの孤立したおっさん」に仕上がるので、若い人は注意。
アポロ11号が月面着陸したときも「SFの役目は終わった」とか言われたんで、気にせずどんどん読みましょう。小説というのは「いちばん遅れてくる」メディアなので、そう簡単に価値を失いません。
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@natsuki59390362
古本屋にずらりと並ぶ、ハヤカワや創元のSF小説をぼんやりと眺めていて、ふと「これだけの小説もインターネットやSNS やAI の後に何の価値があるのだろうか」などと思った。
それは誤植ではなく、同一話者の発話中に改行を入れる場合の表記法のひとつです。
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左京ぴろ / svbr
@DBsvbr
創元SF文庫から出ている新版「星を継ぐもの」を読んでいるのだけど、94ページで突然当たり前のように会話終わりの括弧が消失した。 これは新版だから起きたのか、旧版からそうなのか気になる。
11月刊行予定のベッキー・チェンバーズ『ロボットとの長く不思議な旅』(創元SF文庫)チラ見せ。 これまで見てきた中でも屈指の良い献辞だと思います。
経費削減ではなく、お願いしている印刷所の機械が引退したためです……
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Andrew《LCR》
@Andrew_LCR
新潮文庫はスピン(栞紐)を付けている関係で天アンカット、東京創元社は経費削減の一環で泣く泣く天アンカットをやめた……というのは書店員くらいしか知らないのだろうな。。。 確かに僕も何度か言われたコトあるけれど、「実はこっち(天アンカット)の方が高級感のある仕様」と説明しても通じない定期 x.com/mittsun3214/st…
白人男性作家が書く、ミドルクラスの理系白人中年男性が知恵と勇気で人類を救う話というのは、それ自体ずっと政治的だったのだけれど、なかなかそうは認識されづらい。
生成AIについて日本はかなり寛容なんだけど、英米のSFF出版界隈では学習データの著作権の問題から「生成AI使用作品≒盗作」といってもいいくらいの認識になってきてるようで、このままだと生成AIを使用する日本作家は海外進出できないことになりそう。
これは時々紹介していますが、書評や本の感想を書くにあたっては「ジョン・アップダイクの五原則」を「型」として知っておいて損はないです。
@kemofure というアカウントは、海外作家インタビュー記事などで発言者が一言も言っていないことを「要約」と称して広める人物なので(直近ではチャイナ・ミエヴィルの発言を捏造)、ご注意ください。
ときたま小社の文庫を模した装幀の同人誌を目にするのですが、表4の25字×7行の内容紹介は、かならず字余りや字足らずがないように書かれているので、そのへんを気にすると再現率が上がります。
古典的な科学エンタメSF(とその血を引いた現代SF)にはいわゆる「思想」なんてないと思われがちなんだけど、実際にはたいてい「理性万歳、科学の進歩万歳、テクノクラシー・メリトクラシー万々歳」という思想がゴリゴリに染み込んでいます。かなり過激だと思う。
再読って良いもので、傑作じゃなくてもどんな作品でも2回読むと必ず発見があっておもしろいし評価が変わることもある、というのは折に触れて主張してゆきたい。
日本SF界のけっこうな部分に百田発言と親和性の高いトキシックな要素があるのは事実。ミソジニーが染みついた男性は年配ファンから若手ライターまでまんべんなく存在するし、「SFにはタブーなんかない」と擁護したがる人々は多いだろう。
そもそも2015年ヒューゴー賞について話すには、当時荒れ狂っていた差別主義の陰謀論者集団パピーズの組織投票運動がまずあって、それで候補にされてしまったマルコ・クロウス『宇宙兵志願2―強行偵察―』が辞退し、繰り上がりで劉慈欣『三体』が候補入り→受賞、という経緯を押さえないといけない。
マーサ・ウェルズ《マーダーボット・ダイアリー》シリーズ最新作『システム・クラッシュ』(中原尚哉訳、創元SF文庫)、書影が出ました。 ちょっとだけ髪が伸びた弊機。 10月10日発売です。
【7月11日刊行】アン・マキャフリー/嶋田洋一訳『歌う船[完全版]』(創元SF文庫)は、旧版の6編に加えてのちに書かれた短編2編を追加収録した、新訳決定版。少女の心とチタン製の身体を持つ宇宙船ヘルヴァの活躍と成長を描く歴史的名作が、装いも新たに登場です。
折に触れて言っているのだけど、第二次世界大戦以降現在に至るまでの現代史を「スーパーヒーロー」という特異物を放り込んで語り直すラヴィ・ティドハー『完璧な夏の日』は大傑作なので、たくさん読まれてほしい。『ウォッチメン』や『虐殺器官』が好きな人には特におすすめ。
《マーダーボット・ダイアリー》の新作長編(10月刊行)なのですが、既刊『ネットワーク・エフェクト』の直後から始まるので、時間のある方は読み直しておくと吉です(あらすじは新刊巻頭に載せますが)。
星雲賞海外長編部門をアシモフ『銀河帝国の興亡』が受賞した件、一応言っとくと、「新訳には受賞資格がある」のではなく「かつて初発表時に参考候補作入りしなかった作品はその後の別媒体での刊行時に再び受賞資格を得る」という規定があるのです。本来は雑誌連載→単行本化とかを想定した規定だけど。
俺の知らないところで誰かがサイバーパンク=テクノロジー全肯定=テックライト、って主張してるの? サイバーパンクはむしろテクノロジー全肯定な価値観(ガーンズバック連続体)に中指を突き立てる運動だったよ。
ときどき紹介していますが、普通の人の書評や感想は「アップダイクの5原則」を意識するだけでぐっとよくなります。 特に第一則、1項目めの「作者が何をしたかったのかを理解しようと努め、しようとしていないことを達成できていないからといって責めないこと。」
たまにツイッタで話題になる「特に派手な理由がないままにサプライチェーンの崩壊などで文明が崩壊する話」は、だいたいが「ソフト・アポカリプス」概念に含まれると思います。SFのサブジャンルとしてけっこう実作例も多いです。
このへん日本と英語圏での生成AIに対する態度の落差が本当に激しい。英語圏SFFH界では本当に作家から忌み嫌われている。今後どうなるのかなー
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Umiyuri 勝山 Katsuyama 海百合
@UmiyuriK
今年のワールドコン(シアトル)が大会運営でAIツールを利用することがわかり、ユン・ハ・リーはロードスター賞(YA作品対象の賞)候補を辞退 Hugo Administrators Resign in Wake of ChatGPT Controversy gizmodo.com/worldcon-2025-
やはり誤解する人が…… これは不正投票を検知して無効票として除外したという話で、やらかしとはむしろ正反対です。
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カール大公
@Karl_taikou
優れたSFおよびファンタジー作品に贈られる「ヒューゴー賞」で不正投票が発覚 - GIGAZINE gigazine.net/news/20240723- またやらかしかよ。この賞も権威が無くなって来たな
ある種のSFは倫理を捨てた合理性を称揚することでカウンターを気取っていたのだが(その稚気は愛すべきものだが)、世間のほうがそんな方向に雪崩を打ってしまい、カウンターでもなんでもなくなっているという現状。
ひとくちに「SF入門」と言っても、大学SF研に入るような新入生に勧めるのと、『三体』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の次に読む作品を探している人に勧めるのとでは、ぜんぜん違うよなあ……と思ったのだった。
パオロ・バチガルピ「第六ポンプ」、人類がどんどんアホになってインフラ維持できなくなっていく話なので、今度の復刊のタイミングでみんなに読んでほしい。
これは昔のSFをいま読むとわかるんだけど、たいていの場合いくらガジェットが古びていてもSFはSFですね。つまりSFをSFたらしめるのはガジェットよりも価値観(であることが多い)と思う。まあ価値観も当然古びるんだけど。
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北 流亡(きたるぼー)
@kitalbounovel
仮に、SFに登場する全てのものが「ありふれた存在」になったとき、「SF」というジャンルは「現代ドラマ」になるのか、新しいSFが生まれてるのか。
SFというのは加害性を持ちやすい取扱注意のジャンル/手法であって、それはもうしかたがない。できるのは居直らず、そのことに意識的でありつづけること。
どうも誤解があるようだが、「不世出」って「めったに出てこないほど優れた才能」っていう意味で、「不遇の天才」って意味じゃないですよ。
6月19日刊行のP・ジェリ・クラーク/鍛治靖子訳『精霊を統べる者』(創元海外SF叢書、四六判仮フランス製)は、ジン(精霊)の魔法と科学の融合で大発展した20世紀初頭のカイロを舞台に、謎の魔人を追う女性3人のバディものです。ネビュラ賞、ローカス賞など4冠。