中国から出国禁止のウェルズ・ファーゴ行員、米へ帰国許可=関係筋

[北京 17日 ロイター] - 中国から数カ月にわたり出国を禁止されていた米銀大手ウェルズ・ファーゴ(WFC.N), opens new tabの行員チェンユエ・マオ氏が、米中当局者の交渉の結果、米国への帰国を許可されたと関係者2人が明らかにした。
マオ氏はすでに中国を出国しているという。
米中当局者はこれに先立ち、マドリードで中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国資産が米国の所有者に移管されることで合意した。
マオ氏出国禁止問題がマドリードで話し合われたのか、別の交渉の一部だったのかは今のところ分かっていない。出国禁止の解除は米紙ワシントン・ポスト(WP)が最初に報じた。
中国外務省は7月、マオ氏について、刑事事件に関係しており、捜査に協力する義務があるとしていた。
同省は17日、「中国は法治国家であり、刑事事件や出入国に関する問題は自国の法律に従って処理する」とコメントした。
マオ氏はウェルズ・ファーゴの国際ファクタリング事業の陣頭指揮を執っているほか、多国籍の顧客に国境を越えた運転資金戦略について助言している。ファクタリングとは企業が売掛債権を銀行などの第三者に売却し、即座に現金と交換する資金調達方法だ。
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ウェルズ・ファーゴ、ホワイトハウス、米国務省はロイターのコメント要請に応じていない。
マオ氏にコメントを求める電子メールを送ったが、今のところ返答を得られていない。
リンクトインのプロフィールによると、同氏はウェルズ・ファーゴに10年以上勤務している。

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Laurie Chen

トムソン・ロイター

Laurie Chen is a China Correspondent at Reuters' Beijing bureau, covering politics and general news. Before joining Reuters, she reported on China for six years at Agence France-Presse and the South China Morning Post in Hong Kong. She speaks fluent Mandarin.