万博入場券は払い戻しなし、閉幕まで予約満杯…未使用券は140万枚超えか
大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は19日、閉幕(10月13日)までの来場予約枠について、全ての時間帯が埋まったことを明らかにした。一般来場者数は18日に速報値で2000万人を突破。駆け込み需要で入場が困難になっており、購入された入場券が未使用のまま大量に残る恐れが出ている。(猪原章、佐々木伶) 【グラフ】万博の一般来場者数は右肩上がりで増えている
全日「満員」
大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催されている大阪・関西万博は、地下鉄などの輸送能力に限りがあることや「並ばない万博」を目指したことから、来場日時の予約制が導入されている。午前9時、10時、11時、正午、午後5時の5区分がある。
万博協会の公式サイトでは、19日朝の時点で、閉幕まで全ての時間帯で新規の予約ができない「空き枠なし」となった。入場券を所持する記者が来場日時の予約サイトで確認したところ、閉幕までの全日が「満員」と表示されていた。
万博協会によると、キャンセルが生じれば予約が可能になるほか、東西両ゲートのうち西ゲートの予約枠は来場2日前の朝に一部拡大している。ただ、予約サイトはアクセスが集中して長時間の順番待ちが必要だ。
万博協会の高科淳副事務総長は15日の記者会見で、「(会場内の混雑は)安全、快適に過ごすことができるかというギリギリのところに来ている。来場者の安全が最優先だ」と述べ、大幅な予約枠の拡大はできないとの考えを示した。
来場予約が難しい状況について、SNS上では「徹夜して(予約サイトと)にらめっこしてたけど、全くとれなかった」「万博の来場予約、永遠にできない」などと困惑する投稿が見られる。
19日に万博会場を訪れたさいたま市のフリースクール職員の男性(27)は3週間前に予約した際、「すでに午前9、10時の枠は埋まっており、11時で何とか取れた」と振り返る。「会場を回っていると、もう一度来てほかのパビリオンも見たくなったが、次の予約はかなわないでしょうね」と残念そうに話した。