加齢の楽しみ

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還暦の年まで経済観念を持たずに生きて来ました。

 「幾らお金があっても一日3食以上食えないだろ」

 という考えでやって来たのです。



 子供の頃

 「ひとつは空の鳥の為に、ひとつは土の虫の為に、ひとつだけ成長しておくれ」

と3粒ずつ種蒔きをする明治生まれの祖父に

 「あの人は偉いな」

そう思ったり、公務員だった父親が帰ると暗くなるまで薪割りをする姿に  「自分はあんな大人にはなれない」 

と思ったものです。


 DNAの力なのか、よく働く二人でした。


昨夜企業女子の方と食事をしていて、余りに自分と違う生き方に刺激を受けました。 


そういう生き方も素敵だなと素直に思ったのです。


若い頃は自社ビルを三つ持って千人の従業員の生活を支えたなんて話をする社長に

「じゃあそれは歴史の教科書に載るのか、たいした話じゃなかろう」

なんて態度で暮らしていました。


それが能力を最大限に活かして生きる人のお陰で生活出来ている人達がいるんだということに共感するわけですから、歳をとるって本当に面白いですよ。 


今までになかった自分に出会えるのが歳をとるということだと思います。

若者に嘆く時代は終わりました。



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