東京 民泊施設に約6億円分の違法薬物 密輸の疑いで英国人摘発

ことし6月、東京 豊島区の民泊施設で合成麻薬のMDMAなど合わせておよそ47キロ、末端価格にして6億円相当の違法薬物が見つかり、厚生労働省の麻薬取締部は密輸した疑いなどでイギリス人1人を摘発し、背後に国際的な密輸組織が関わっているとみて調べを進めています。

厚生労働省の関東信越厚生局麻薬取締部によりますと、ことし6月、情報提供をもとに東京 豊島区にある民泊施設を捜索したところ、合成麻薬のMDMAを含む錠剤およそ44キロなど、合わせておよそ47キロ、末端価格にして6億円相当の違法薬物が見つかり、押収したということです。

その後の捜査でMDMAなどはことし6月に航空機の手荷物として、イギリスからインドを経由して羽田空港に到着し密輸されたとみられることがわかったということです。

この事件では、民泊施設にいたイギリス国籍のプリーストリー・ウィリアム・アルバート被告(58)が複数の外国人などと共謀して薬物を営利目的で密輸した麻薬取締法違反などの疑いで逮捕・起訴されています。

麻薬取締部は捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。

麻薬取締部は背後に国際的な薬物の密輸組織が関わっているとみて運搬した人物などについて捜査を進めています。

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