川村学園女子大が学部と大学院の譲渡へ協議 実現すれば閉学へ
増谷文生
千葉県我孫子市と東京都豊島区にキャンパスがある川村学園女子大が18日、文学部と生活創造学部、大学院人文科学研究科を2027年春に、医療創生大(千葉県柏市、福島県いわき市)に譲渡する協議を始めたと発表した。譲渡が実現すると、川村学園女子大は学生募集を停止している教育学部の全学生が卒業した段階で閉学する見込みだ。
川村学園女子大は1988年に開学。文、教育、人間文化などの学部があったが、近年は少子化や女性の共学志向の高まりなどで志願者が減少。今春から教育学部が学生募集を停止し、26年度からは文学部と生活創造学部の一部学科の募集停止を発表していた。
広報担当者は「なんと言っても18歳人口の減少が大きいが、最寄りのJR常磐線天王台駅から路線バスで通う不便さや、周辺に商業施設が少ない環境などの影響もあったようだ」とみている。
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