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Conversation

PLCなどの制御プログラムで、「リアルタイム制御」というのをよく耳にすると思う。しかし、多くの人は「リアルタイム制御の神髄」を正確に理解できていないと思う。 よくある認識として、「リアルタイム制御=速い処理、瞬時応答」というのが多い。これは間違ってはいないのだが、神髄ではない。 リアルタイム制御の真骨頂は、「決まった周期でブレなく処理を実行できる」ことにあり、定周期性のことを指す。 具体的には、 周期実行されるタスクが(1つ~複数)存在する場合、このタスクをKickする為にTickが発生している。このTickに定周期性があり、数マイクロ秒未満の時刻精度で起動することが重要。 つまり、 ・時刻精度が担保されているので→ ・外部機器やタスク間の同期を取ることができ→ ・リアルタイム制御が可能になる。 繰り返すと、「リアルタイム制御とはなんぞや」の問いに対し、「速い処理、瞬時応答」と答えるのは半分正解な状態で、神髄は「時間の確かさ」であり、「時間軸の支配」である。