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pictSQUAREで600spのイベントを主催した話①

この記事について

2020年9月27日(日)、pictSQUAREというオンライン即売会サービスで、Passion! VIRTU@L STAGE!というイベントを開催し、主催しました。

これはそのイベントを企画し、次回開催を決めるまで、どういうことを考えて企画を作り、運営したのかのまとめです。
オンラインで行う同人誌即売会の話ですが、pictSQUAREでイベントを主催してみたい、参加してみたい、そう考えている方にぜひ読んで頂ければうれしいです。
長くなったため、記事を2つに分けて書かせて頂きます。

そもそもそのイベントis何

アイドルマスターSideMの二次創作オンリーイベント、規模は600spです。


そのタイミングでは、pictSQUARE上では規模が大きいほうだったと思います。最初は50spから募集したのですが拡大するたびすぐに満了してしまい、拡大に拡大を重ね最終的に600spのお申し込みをいただきました。ありがとうございました!


主催しようと思った理由

1. リアルイベントに参加したくてもなかなか難しい状況だった
2. pictSQUAREという新しい仕組みを使って自分で企画してみたかった
3. 楽しいことがしたかった
4. 自分含め、本や創作物を見てもらうきっかけを増やしたかった

リアルイベントは開催はされていても、サークルも一般もなかなか今まで通りの参加率とは言えず、そうなるとますます悪循環…というのをずっと感じていて、出るとしても何にどうしたら…と判断にも疲れた頃にこのサービスを知りました。
一般参加をしてみたりするうち、これは無料(※企画した段階では無料で開催が可能でした)のタイミングで一度やってみたほうがいいな、と感じたため、その段階で自分で主催することを決めました。

4について、そもそも自分が欲していたものは「自分のジャンルが賑わっている即売会」だったので、それであれば「ジャンル全体でやってしまおう」という判断でした。(ジャンルの特性的にそれでも大丈夫かなと思っていました)
1月の時点での赤ブーさんのジャンルオンリーの一般参加の人数がとても少なく感じていて、そこからコロナの影響で通常のイベント開催が難しくなり…という流れだったので、オンラインだったら気軽に見てくれる人もいるかも知れないという気持ちもありました。この部分はイベントの運営方針や趣旨にも反映されています。


イベントの運営方針 目的・趣旨

オンラインのイベントというのは冷めた言い方をすれば「ただのリンク集じゃん」となってしまうので、そこは演出が必要だと思っていました。参加者が「ただのリンク」と思ったらおそらく購買欲は上がらない、何かしらの手段でがんばったとしても通常のリアルイベントと比較すると、本を売るという点では同じレベルに出来ないだろう(※)と。
(※ぶっちゃけそのサークルの通常時の頒布数にもよると思うので一概には言えませんが、リアルイベントで数を出している人ほど、リアルとオンラインを近づけるのは難しいと思います)
他のピクスクイベントに参加して感じたこのプラットフォームの良さは「ちゃんとそこに人がいた」ことでした。お試しイベントへの参加だったのもあり、本が売れるわけではないけれど「みんなとイベントに参加している」感があり、楽しかった。
このあたりを踏まえ、自分は何がしたいのかを考えつつ運営方針と目的・趣旨を下記のように決めました。


・サークル参加のハードルをとにかく下げる
具体的には展示OK、既刊だけでもOK、とにかくなにか見せたいものがあればOKとし、同人誌即売会に参加したことのない人にも気軽に参加できるようにする。開催時間を丸々1日にして、できるだけ多くの方が入れるようにする。
オンラインの良さである「気軽さ」「どこからでも参加できる」ことを最大限利用し、とにかくサークルさんを受け止める土台を作る。「やってみたい!」を応援する。「イベントの楽しさ」を感じてもらう。

目的:モチベーションアップ、リアルイベントへの参加促進


・本は売れないかもしれないけど、とにかく参加者が楽しめるように
はじめから「本はあんまり売れないかもしれないけど、そもそもこのイベントは楽しむという趣旨です」と宣言してハードルを下げておく。その前提であれば期待はしないし、それで本が売れたらうれしい。

目的:参加者の認識の相違を減らす、ワクワク感の供給・演出


・サークルさんの見てもらいたいものを見たい人に届ける
一般参加の人数は減ってはいるが、機会さえあればもっと違うのではないかと感じていたため。カップリングやキャラクターを問わず、幅広く忖度なくツイートをRTできる、届ける役割を担う。

目的:需要と供給のマッチング


・どうなろうとも「同人誌即売会」という体裁は絶対に維持する
ハードルは下げつつも定義として定めることで、「ここはそういう場である」という共通認識を持ってもらうため。また、それにより「イベントなんだ!」というワクワク感を維持する。

目的:参加者のモチベーション維持、創作物を楽しむ場であるという認識の共有


趣旨や目的とやや硬く書きましたが、要は自分の「決め」「譲らないこと」を作っておいたということです。

わたしはこのように考えていましたが、この辺りは主催さんによっていろいろかと思います。ただ、オンラインのイベントを主催するのであれば目的・趣旨を絶対に決めたほうが良いと感じました。
「イベントで何をしたいのか」というのはそのイベントごとに違っていて多種多様なほうがおもしろい、楽しいと思いますが、それが伝わらなかったりぶれてしまうと、参加者も右往左往してしまうかなと思います。
また、企画運営する際何かを判断しないといけないことが多いのですが、この「決め」を最初に作っておけばそれに基づいて判断するだけなので、スピーディな行動ができます。


イベントの準備でやったこと①企画

「楽しさ」の演出とはなにか、と考えた時に「同人誌即売会」なのだから「それ風」にしたかったこと、またジャンルの文化を汲み擬似的にそれを出来ないか、と考えて3つの企画を立てました。
抑えたかった条件としては「一般サークル問わず参加できるもの」「サークルの宣伝になるもの」「イベントっぽいもの」です。
すべて自由参加で、どれか1つくらいだったら参加できるかも?というハードルの低さもバランスを考えました。

・名刺交換
アイマスのプロデューサーによる、ある種の文化となっているライブ前などの「名刺交換(※)」をオンライン上でもやったらいいのでは?という思いつきです。pictSQUAREでは自分のプロフィールにリンクが登録でき、会場にいるアバターをクリックするとそれが見られる仕様なので、それなら一般でもサークルでも関係なくできる!と思ったので即決しました。
(※ 名刺交換は全員がやってるわけではないですし、アイマス好きならやらなきゃいけないわけではないです。ただそういうのが好きな人が多そうという主観に基づく発想)

・ネットプリントでのペーパーラリー
オンラインでやるならネットプリントを使ってなにかしようというのは当初から決めていました。
そしてリアルイベント、プチオンリーなどでよくある企画といえばペーパーラリーで、枚数によって景品がもらえたり等々…という感じが多いのですが、オンラインでもうまいことできないか?と考えていました。
単純にロゴを決めてネットプリントをやろうねと推奨し、「ラリー」という名称をつけるだけでもよかったのですが、リアルイベントの「枚数を本部に報告したら景品がもらえる」という部分を仕組み化し、イベント的な盛り上げをしたいと考えました。
ただオンラインの場合物理的なものを作ったり送付すると経費がかかることがネックだったので、悩んだのですが今回はオンライン上で、お金のかからない形でトライアルしてみることに。
お金を出すことに懸念があったわけではなく「主催が金銭を負担しているのが露骨に見えて参加者的に重く感じるのではないか(今回はオンラインの無料イベント、しかも初回)」「ものをちゃんと作るにはイベントまでの期間が短すぎる(そんな作業時間はない)」の2点が主な理由です。
何を景品の代用とするのか、の点は「フォームで報告するとお礼のイラストが見られる」「イラストは参加者の皆さんに協力してもらう」という形にしました。わたしも一応絵を描けるのですが、いろんな作家さんのイラストがスライドショーみたいな感じで見られたら素敵じゃない…?というイメージでした。フォームで報告するとはいえ自己申告で、体裁を取り繕う形ではありますが「イベントの一体感」のようなものも出せるのでは?と考えたからです。
(お礼のイラストの部分がうまく説明ができなくて苦労しました…イラストにご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。)


・pictSQUAREの外観をつかったなにか(Twitterで)
企画当初はこのくらいふんわりしていました。外観はpictSQUAREの良さと特徴の一つだったのと、ジャンルの性質的にこういうのが好きな人たちが多そうというのも踏まえての企画です。
内容については、コンテスト形式も頭をよぎったのですが、もっとシンプルに各々がTwitterで「こういうの作ったよ見て見て!!」をしてもらう、そこから一般参加の誘導もできそうだしそのままサークルさんの宣伝にもなる、これで良いのでは?とすんなり確定。
各サークルさんの外観を見て回るだけでも楽しいのがpictSQUAREの大きな良さなのですが、会場に入ってみないとわかりにくいというのもハードルだったので、その部分のアプローチとしても最適なのでは…?と内容説明を考えながら自画自賛しつつ、どういう企画名にすれば伝わるのかで悩みました。(名称のわかりやすさ=企画のわかりやすさに繋がります)
この外観、RPGの武器屋道具屋のような、つまり何らかの建物、建物…?建物を巡ってもらう…アッ…建もの探訪!!!(わたしの大好きなテレビ番組のタイトルです。つまりそのパロディでした)と思いつき、企画名が決まったのでした。


イベントの準備でやったこと②ツイッターの運用

イベント企画当初、まだ企画がつめきれていなかったこと、また現在は告知宣伝がSNS中心ですので基本的にすべての案内をTwitterで行いました(後半、煩雑になってきたのでpixiv等を併用しました)。
企画説明については、多くのサークルさんに企画に参加してもらえたら絶対楽しいだろうという確信はあったのですが、説明が伝わらず参加してもらえなかったら何の意味もないので、その辺りは徹底するよう心がけました。(何ができるのか、どういう感じなのか…等々他にもアプローチの方法があったとは思いましたが、その時やれるだけのことをやらないと…と思っていました)
わたしがいくらがむしゃらに頑張っても、参加するかしないかは参加者の皆さんが主体的に決めることですが、こちらが「どういう理由でそうしているのか」を伝えることは明確に意識していました。「伝えたいこと=参加者にどうしてほしいのか、なにをしてほしいのか、それはなぜなのか」(5W1H)がはっきりしていたほうがこちらの意図通り伝わりやすいと思っています。
企画の紹介以外に、具体的にやっていたのは主に下記の2つです。

1.ハッシュタグを作ってサークルさんの宣伝ツイートをRTする
目的に書いたとおりで、需要と供給のマッチングの役割が必要だと思っていたため、どんなに数が多くても徹底しようと思っていました。(これはRTしてこれはしない、という不公平にならないように)


2.pictSQUAREとは何なのか、システム回りをちゃんと説明する
公式のヘルプが弱く、できることできないこともとにかくわかりづらい。細かい仕様についてはやってみないとわからないレベルで、正直主催側でも全てを把握しきれない状態だったので、できるだけ誰もがわかるような内容を自分で噛み砕いて伝えたいと思いました。

有志の皆さんによるわかりやすい説明のツイートもたくさんあり、それをRTしても良かったのですが、そういうRTが多くなると結局どれが大切なのかがブレると思い、紹介は極力引用ツイートをしていました。


イベントの準備でやったこと③その他

その他、当イベントならではかな…と思っている部分について記載します。

配置について
配置については「自分が主催するなら絶対こうしたい」という意思がありました。
SideMはたくさんのアイドルユニットがありますが、アイマスの中でも「アイドルユニット」を主体としているのはSideMの大きな特徴の一つであり、自分含めプロデューサーやファンの皆さんはそこが好きな方が多いはずだと考えていました。

まず「特定の1ユニット」か「なし」を必須とし、その補足として「攻×受」または「キャラ中心」「オールキャラ」等を書いてもらう、としました。
概ねユニット内でのカップリングが多いこと、別ユニット同士のカップリングだとしてもどちらのユニットに寄せるのか、またはなしのほうが良いのか、自分で選べるようにすること。

他のイベントの参加時、自分自身がやや一般的でないため「受け基準(※)」での配置希望が非常に書きにくく、何を選んでも違和感と近隣サークルさんへの申し訳なさがあり、この部分をなんとかしたかったという理由が大きいです。
(※ 赤ブーさんなどの女性向けのイベントは基本的にこの基準です。自分自身はリバやユニット内3Pで受けが固定できない作風のため困っていました)

例えば同じ「○(Aユニット)×△(Bユニット)」だとしても、「Aユニット(○×△)」なのか「Bユニット(○×△)」または「なし(○×△)」なのか、本人がどこに配置されたいのかを選べるようにしたいと思っていました。
「ユニット」に属したいのか「なし」がいいのか、ある程度自分で選べるようにしたい、ある種のマイノリティに対しての融通を自分で叶えるためでしたので、普段と違う分け方になり混乱されたサークルさんもいらっしゃったかと思います。事前のご説明が不足していて申し訳ありませんでした。

次回は事前にもうすこし細かく仕切りを作りつつ、できる限り柔軟な配置区分方法を続けていければと思っています。
ご要望を頂き「P×アイドル」と「アイドル×P」の区分を追加したのですが、特に「P×アイドル」については前述の通り「受け基準」としてしまうと普段は配置がバラけてしまうため、同じ島での配置を大変喜んで頂けました。これは適用してよかったと思っている点のひとつです。

また、全エリアを50SPで統一しました。(1エリアは最大100sp)
理由としては下記の2つです。
・混雑対策(参加人数をこちらで調整することは出来ませんが、せめて一つのエリアに人が集まりすぎないようにする)
・会場の見やすさ(入り口が下で、上の配置は入り口からどうしても遠くなります。リアルイベントの感覚に近いですが、あまりに遠いと回遊性が落ちると感じました)

ユニット、カップリングごとに区切った場合きっちり50づつに区分けは不可能だと感じ、650SP分用意、各エリアの一部に未使用スペースを作り、その隙間に本部スペースを入れました(別アカウントを2つ用意しました)。
エリア名はSideMのアイテムで登場する「おみや」や、ユニットや各アイドルに由来する食べ物にしました。SideMがお好きなみなさんなら「なるほど!」となって頂けるかな…という個人主催だからこそできるお遊びだったのですが、いかがでしたでしょうか…

また、ユニットごとに参加サークル数が大きく異なり、特定のエリアを「特定のユニットのみ」としてしまうとそこしか見ない方が多くなることが懸念されました。これは回遊性が下がり、「需要と供給のマッチング」がしにくくなると考え、基本的にどのエリアも複数のユニットで構成されるように配置しました。
カップリングの配置に関しては今までと同じ形で倣ったほうが間違いないだろうと考え、ユニット>カップリング>受で寄せる で配置しました。逆カップリングは近くにならないよう、また別エリアに分けられるようであればそうしました。

Discordの併用
当日Discordでの配信を行いました。具体的には「BGMをつける」「開場・閉場のアナウンスをする」「コアタイムはトークタイムとする」です。

リアルイベントにあり、pictSQUAREにないものの一つがBGMや会場アナウンスです。普段あるものがないことによる物足りなさを感じている方も多くいらっしゃったと思います。
音があればきっともっとリアルの楽しさに近づける、やっぱり頑張りたいと思い10日前くらいにやっとDiscordで手はずを整えました。自分の作業キャパ的に自信がなく、かなり後出しになってしまってすみませんでした。
BGMについてはイベントに参加されていた音楽サークルさん、あだむさんに急遽DMをお送りし、無理を言ってご協力頂き当日無事流すことが出来ました。快くご協力頂き、大変助かりました…本当にありがとうございました。

あまりに時間がなく、コアタイムだけわたしがしゃべって場繋ぎするか…と決めるくらいでタイムアップとなってしまい、実はカンペもなにもない状態だったのですが、土壇場での運用だったもののそれなりにお話ができて楽しかったです。
配信の画面共有もあったほうがいいかと思い、エリアの未使用部分を映しておきアバター作ってる方はよかったら映りに来てねとお知らせしていました。(事前にお知らせできていなかったので、不本意な映り込みが嫌な方もいらっしゃるかと思い、配信画面の移動はしないようにしました)

サポートスタッフ
600spで何かあった時にどう考えても一人で対応ができないので(友人含めてもまだ厳しい状態でした)Twitterでボランティアでのスタッフ協力のお願いをしました。
当日の会場内でのコアタイムのお知らせ、名刺交換の企画の案内、当日の会場の保安(ちょっと大げさですが、何かあった時に聞けるよ、という状態のほうが参加者の安心できるかと思いました)をしてもらうべく呼びかけたところ、何人かの皆さんが好意で集まってくださいました。
こういう事があったよという情報共有もして頂いたり、自主性を持って動いてくださった方が多く、本当に助かりました。


当日の様子

端的に言いますと、自分の想定以上に盛り上がりました。
わたしができるだけそうなるよう、土を耕しまくり種を撒きまくったのは確かですが、正直言えばこんなに大規模に盛り上がるとは思っていませんでした。
これについてはわたしがこちらに書くより皆さんのツイートを見ていただくほうが説得力があるかと思います。
こちらにまとめていますので、是非ご覧になってみて下さい。

②に続きます!



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コメント

1

こちらの記事、主催の際にとても参考になりました!!詳しい内容ありがとうございます!

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pictSQUAREで600spのイベントを主催した話①|パバステの主催
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