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「母性」は幻であり、存在しない。在るのは「親性」だけ。

こんにちは。

「母性」という言葉がありますが、あなたはその定義を正しく言葉にすることができますか?

親が子どもの面倒をみる(ケアする)にあたり、子どもに向ける母親らしいいたわり?

辞書にはこうあります。

ぼ‐せい【母性】
母として持つ性質。また、母たるもの。
(出典:広辞苑

育児の話をする時に「母性」という言葉がよく出てきますよね。

「やっぱりママじゃなきゃダメみたい」

だとか、育児をする際の必要科目のように言われますが、この「母として持つ性質」とはなんでしょうか?

そして、それはなぜ女性だけが持つと考えられているのでしょうか?

ぼくは、この「母性」という言葉や概念が、母親を家事や育児から解放するにあたっての大きな障害になっていると思います。

そして、「母性のない父親」が育児に積極的に参加しない、潜在的な言い訳にもなっているのだと思います。

なぜなら、育児をするには母性が必要で、自分(父親)には母性がないからです。

しかし、子育てに必要なのは、親のケアであって、「母として持つ性質」が子どものケアに必要なのであれば、それは男性でも十分に持つことが可能です。

ぼくも3人の未就学児の育児をしていますが、自分が「母性を発揮している」とは全く思っておらず、ただ「親として」やるべきことをやっているだけだと思っています。

母性とは幻想である

「母性」というものが、母親らしい包み込むような優しさであるとするなら、そんなものだけで育児が成り立たないことは、世の中のママさんが一番よくわかっていると思います。

うちの3人の未就学児の子どもたち(全員男の子)に対して、優しさだけで対応していたら家庭崩壊してしまいます。

それに、ぼくは「優しすぎる」と妻からよく指摘されていて、子どもたちを甘やかしてしまう習性があります。

今朝も、保育園に出発する時間まで、リビングで長男と次男が遊びまくっていて、おもちゃやクッションが散らかったままだったのですが、片付けようとした次男に対して長男がこう言うのが聞こえてきました。

「いいよ、パパが片付けてくれるから」

正直、甘やかしすぎたと後悔した瞬間でしたね。

母性を優しさ、父性を厳しさとするならば、そんな価値観は現場ではとっくに崩壊しているんです。

ぼくらを含めた世の中のママやパパは、優しさと厳しさの両方を使い分けながら育児をしているわけであって、どちらかに徹しているわけじゃないんですよね。

女性に育児や家事の負担が偏りすぎていることから、「ママの方が怖い」という子どもは結構いると思います。

なんせ、日本の共働き家庭の父親の69%は「育児をやっていない」んですから。

また、母性とは「子どもを愛しく思う愛情のことである」と言う意見もあります。

子どものことが可愛くて可愛くで仕方がない。そんな気持ちは母性からきていると。

それならば、三男が可愛すぎて可愛すぎて、何も手につかないぼくはどうなるんでしょう?

長男と次男が可愛くて甘やかしすぎて、「(片付けは)パパがやってくれるから」と言われてしまうぼくはなんなのでしょうか?

母親が子どもを愛おしく思うのは、オキシトシンの効果です。

出産時に爆発的にオキシトシンが分泌され、授乳や子どもを抱きしめるたびに、オキシトシンは分泌されます。

母親が育児放棄をしないため、子どもを可愛いと思わせる天然のホルモンであり、いわば、母親はオキシトシンによって子どもを可愛いと思わされているわけです。自然が作り出したプログラムです。

よその子より自分の子どもの方が可愛いと思えるのもそうですよね。

どんなに容姿が整った子より、自分の子どもの方が断然可愛いですから。

父親は子どもが生まれた瞬間にオキシトシンを分泌させることができません。自分が出産するわけではないので、体に物理的な変化がないからです。

ですが、父親も子どもと接するうちに、母親と同レベルのオキシトシンを分泌させることができます。

ぼくも3ヶ月の育休を通して、オキシトシンがバンバン出てくるのを感じましたし、育休が終わった今でも、子どもたちが可愛くてしかたありません。(憎たらしい時もあるけれど)

父親も、母親と同じレベルで子どもを愛おしいと思えるならば、母性とはいったいなんなのでしょうか?

父性とはなんなのか?

では、父性とはなんでしょうか?

子どもに対する厳しさでしょうか?

ぼくの父親は子どもに対して厳しい人でしたが、それが子育てに対してなんらかのメリットがあったとは、当事者としては思えません。

むしろ、もっとこちら(子どもの方)を向いて、話を聞いて欲しかったと言う気持ちがあります。

子どもの頃、おそらく小学校低学年の頃だと思いますが、ぼくが父の発言に意見をすると「口答えするな!」と言われ、一切の発言を許されませんでした。

父との会話の中で、父の言葉に対してぼくが「うっそー!?」(驚きの意味としての「うっそー!」であり、否定の意味ではない)と発言すると「人を嘘つきと呼ぶな!!」とエライ形相で怒られたものです。

いつしか、ぼくは父と会話をすることを避けるようになりました。

「父性の復権」を主張する一部の人間がいますが、こんなものが父性ならば滅んでしまえばいいと、当事者としては強く思います。

かみなりおやじだとか、大黒柱だとか、そんな概念は害悪でしかありません。

3人の未就学児の男の子たち(そのうち二人は双子)を育てる毎日のなかで、なにが親として正解なのか、常に迷いの中にいます。

きっと、この迷いが消える頃には育児が終わっているのだと思います。

でも、「父性」や「母性」と言う概念が、子育てにおける正解でもキーワードでもないことだけは確かだと、肌で感じています。

母性の概念を消せば、父親も育児に参加しやすくなる

育児をするにあたって、母性や父性という概念に縛られると、性別によって役割を固定させてしまったりと、うまくいかないことが多いです。

男だからとか、女だからとかではなく、それぞれの家庭にとって、ベストな方法を二人が模索していくしかないと思っています。

パパも「母親には母性がある」という思い込みを持っていると、育児や家事を妻に任せてしまう部分が増えると思うんです。

妻だから、母だから、料理をする、洗濯をするなどの思い込みを持っている男性って多いと思うんです。

ぼくも結婚当初は、妻に料理を作ってもらうことを当たり前のように感じていましたが、子どもが3人もいるとそんなこと言ってられないんですよね。

その時に誰がなにをやるかは、性別による役割の思い込みから解き放たれないとなかなかフラットに考えられません。

「母性」というものは、実は存在しない幻だということに気づけるだけで、男性も育児や家事をやる際の心理的障壁が、少しはなくなるんじゃないかなと思います。

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「母性」は幻であり、存在しない。在るのは「親性」だけ。|アツ/鶴田敦彦
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