住民監査請求令和4①若草
ひ「どうも、認知プロファイリング探偵暇空茜です」
な「助手のなるこです」
ひ「住民監査請求シリーズ、今日は却下された令和4年度の若草プロジェクト、例の大谷孫娘ハウスと身内研修回しの話だね。未公開だった監査請求書原文をみていこう」
令和4年度事業計画書によれば、アウトリーチの見込み数は延べ10,760人とされているが、計画は秋葉原及び赤羽での見回りと、リーフレットの配布とまちなか保健室とされている。
第1四半期第2四半期において、計画にあった赤羽でのアウトリーチは行われておらず、秋葉原のみで行われた結果、半年間で903名に声掛けをしたという。
まちなか保健室とSNSについては、半年間でまちなか保健室単体では148人、そしてまちなか保健室とSNSののべ合計が968人で、主訴によればその9割がまちなか保健室であるから、148/0.9で164人がアウトリーチできた人数となる。
この合計は約1100人、年間通して2200人程度であるから、目標である10,760人には8500人ほど不足することとなる。
このことからも言えるが、若草プロジェクトは東京都若年被害女性等支援事業の要項に定められていない「リーフレットの配布8500枚」を、アウトリーチ8500人として計上し、計画していることが明らかである。
これは、要項の違反であるし、また令和3年度通期実施状況報告書の実績をみると、このリーフレット配布6373枚で実際につながった人数は6人(ただしドタキャンで結果は0人)とあるから、リーフレット8500枚配布は8人とつながれると推測される。
さらには、実施状況報告書によれば、秋葉原でメイド喫茶で働く女の子に声を何度もかけ、それをカウントしているとの記述がある。メイド喫茶の仕事(おそらくアルバイト)で客引きをする女性は、本事業要項が対象と規定している様々な困難を抱えた若年女性(本事業の対象者は、性暴力や虐待等の被害に遭った又は被害に遭うおそれのある主に10代から20代の女性)とは到底言えず、これを活動としていることが甚だ疑問である。
このような実施要項を無視した計画を承認し、このような前年度から計画通りには行われていない、中身のない実態を根拠に、二倍近くに増額された約4600万円の支出は不当な支出という他ない。
な「ビラ8500枚をアウトリーチ8500枚・・・前年度結果0人だったのに!?」
ひ「サボりに味をしめたってやつだろうね。で、驚きの監査結果がこちら」
この点、予備的調査によれば、受託者が提出した令和4年度東京都若年被害女性等支援事業に関する事業計画書によれば、受託者は、アウトリーチ支援に係る取組として、夜間見回り等と相談及び面談を実施することとされているとの事であり、リーフレットの配布枚数をアウトリーチ支援の件数として計上することについては、これをもって当該計画が要綱違反になることはなく、また、声掛けの対象とした女性が本件実施要綱で対象と規定している「様々な困難を抱えた若年女性」に当たらないとする根拠も明らかでないことから、本件事業に係る都と受託者との委託契約や当該契約に基づく都の公金の支出が違法・不当であるとする事由を主張・疎明しているものとは
言えない。したがって、都の財務会計上の行為の違法性又は不当性について具体的かつ客観的に摘示しているものとは認められない。
な「予備的調査ってなんですか?」
ひ「説明がないからわからんけど、多分「本調査じゃないから内容に責任は持たない調査」のことじゃないかなと思う」
な「あほくさ・・・」
ひ「これわけわからないんだよね。「アウトリーチ支援に係る取組として、夜間見回り等と相談及び面談を実施することとされているとの事であり、リーフレットの配布枚数をアウトリーチ支援の件数として計上することについては、これをもって当該計画が要綱違反になることはなく」」
な「??????え?これ違反ですよね?」
ひ「
・アウトリーチ支援とは夜間見回り、相談、面談のことである
・ビラを設置してもらってその枚数をアウトリーチ件数と計上するのはセーフ
」
な「?????????ビラを6000枚設置して6人とつながったから6件にカウントするのはわかりますよ?それを6000件にカウントするのはアウトですよね?」
ひ「僕もそう思うけど「要綱には「夜間見回り、面談、相談をしろ」とは書いてあるけど「ビラをカウントしてはいけない」と書いてないからセーフだってさ」
な「?????意味がわからないんですが、その理屈だと何をアウトリーチにカウントしてもアリじゃないですか?」
ひ「だから顔文字1文字でも、いいえ1件でもアウトリーチにカウントするし、厚生労働省の事業の件数をこっちでカウントしてもセーフって言いたいんじゃない?」
な「無茶苦茶すぎる(泣)」
ひ「次は身内で研修回しだね」
研修先の実施主体が伏せられているが、この4月21日、29日、5月24日などのアロマテラピー研修講座について
これは、「日本ナースセラピストの会」のIFAアロマテラピー資格者への講座と、一般社団法人サイエンティフィックアロマセラピー協会のレンヌ大学の講座である。
この日本ナースセラピストの会役員の谷口知加氏は、若草プロジェクトのまちなか保健室スタッフでもある。
そして、日本ナースセラピストの会 役員、ベンゼル智子氏は、2つ目の講座一般社団法人サイエンティフィックアロマセラピー協会の理事である。
7月9日、10日のこちらの研修講座は
特定非営利活動法人 女性の安全と健康のための支援教育センターのDV性暴力被害にかかわる支援者のための研修講座2022である。
この講座には一般社団法人Springの初代代表理事山本潤氏やColabo弁護団である角田由紀子氏が講師を務めている。
一般社団法人SpringはAV新法会合などで若草プロジェクトやBONDプロジェクト、Colabo、ぱっぷすといった、本事業受託4団体と共に立法に働きかけた団体である。
9月3日のこちらの研修講座も、日本フォレンジック看護学会第九回学術集会であり、この集会の会長を務めたのもまた山本潤氏であり、講演者の寺町弁護士もSpringの理事である。
この研修講座については確証に至らなかったが、前述のまちなか保健室スタッフ谷口知加氏は、重症児デイ ララベビーノスタッフでもあることから、ララベビーノの研修ではないかと推測される。
上記はただちに違法ということではないが、少なくともアロマテラピー講座に関しては、まちなか保健室スタッフの谷口知加氏が自ら役員を務める日本ナースセラピストの会とその関係者ベンゼル智子氏が理事を務める団体の講座を研修先に選んでおり、またその受講料は、実際に本事業で支払われた金額は不明ではあるが、各講座の公開されている情報によれば83万円や15万円と高額なアロマテラピー講座であり、また、その講座を受講することが本事業において必要である合理性には甚だ疑問がある。
その他の研修先に登場する一般社団法人Spring理事らや、角田由紀子氏は、若草プロジェクト及び当事業受託4団体の関係者と旧知の間柄の人物であり、身内への利益誘導との疑念を抱かざるを得ず、若草プロジェクトにかぎらず、本事業4団体がこの令和4年度から開始した研修事業の研修先については、然るべき調査が行われるべきである。
よって、これら研修について、身内への利益供与を図った不当な支出であると疑う他ない。
ひ「ざっくりまとめると、若草プロジェクトは研修と称して身内の団体の講座を受けたことにして、83万のアロマテラピー講座とかを受けてる。これは身内への利益誘導なんだからアウトだアウトばかやろー!ってこと」
な「どう考えてもアウトなのになんで却下されたんですかこれ・・・?公金ですよねこれ?」
ひ「監査委員のアンサーがこちら」
しかし、仮に、請求人の主張するとおり、研修の実施主体が受託者の関係者であるとしても、そのことが直ちに研修自体の妥当性を疑わせることにはならず、また、 こうした研修が本件事業における必要性や合理性を疑わせることになるのかの理由も明らかでなく、さらに受講料が高額にわたるとの点についても、本件報告書に関して甚だ疑問があると言う請求人の見解を述べるにとどまり、これをもって本件事業に係る都と受託者との委託契約や当該契約に基づく都の公金の支出が違法・不当であるとする事由を主張・疎明しているものとは言えない。したがって、都の財務 会計上の行為の違法性又は不当性について具体的かつ客観的に摘示しているものと は認められない。
ひ「「”仮に”身内だとしてもなにか問題ですか?わかりませーーん。83万のアロマテラピー講座が高い?高いって根拠あります?いやーなにが違法かわかりませんね」だそうだ」
な「これ公金ですよね?」
ひ「そうだよ?」
な「公金の事業で身内の経営するアロマ団体にアロマテラピー講座83万円を受講したことにして83万円支払ってもセーフ?これがセーフ?」
ひ「そうだよ?」
な「警察だよぅッッッッ!!」
ひ「住民訴訟だから裁判所だよ」
な「監査委員も腐ってるんですね、はっきり理解しました」
ひ「👺(判断が遅いを表すアウトリーチ+1)」
ひ「最後、大谷ハウスについて
第1四半期実施状況報告書によれば、<ハウス>と呼ばれるシェルターについて、第1四半期の3ヶ月間で、スタッフ賃金982,443円、謝金990,215円、生活費190,092円、賃借料120,000円が計上されている。
1ヶ月あたりで計算すると、スタッフと謝金の合計で657,552円が支払われているシェルターハウスの生活費が63,364円で、賃借料が40,000円であるというのだから、これは異常という他ない。
さて、おそらく当該不動産であろうという物件の登記について調査をしたところ、驚くべきことに、現在の所有者は若草プロジェクトの代表である大谷恭子氏から譲渡された3名であり、大谷姓だった。うち2名についてはまだ十代の子供であるから、これは、大谷恭子氏の娘と孫であると推認される。この物件情報は事業計画書にある二階建て一軒家との記述とも一致する。そして、ご覧の通り、この大谷氏の娘と孫2名は、この物件とは別の住所であり、この物件に居住していない。この物件は若草プロジェクトに賃借されていると疑う他ない。
これはもう、まさに親族への利益誘導、いや横領を疑う他ない。
生活費と家賃が合計約10万円のシェルターにスタッフ謝金が約66万円必要なこと、そしておそらくはその所有者が若草プロジェクト代表大谷恭子氏の親族ということから推測すると、この家賃やスタッフ謝金は、この大谷恭子氏の親族に支払われている可能性すらある。
もしそうであれば大変な問題であり、不当な支出という以外に無い。
「調査方法はこのシェルターかもしれないハウスの調べ方になるから伏せるけど、「現在公開されてる資料からは、100%若草プロジェクトのシェルターであるとしか言えない、もしこれを否定するなら別の事業で使っているという新しい証拠が必要である」というレベルで、この大谷ハウスがシェルターとして申請されてるよ」
事業計画書でも家賃年間48万でシェルターとして申請されてるんだし、賃借料が発生してるのはまちなか保健室と若草ハウスとプラットフォームのサーバー費用年間12万円だけなんだからさ。この大谷ハウスはシェルター確定だと思うよ」
な「どうせ却下なんでしょうけど監査委員の見解はどうですか」
予備的調査によれば、請求人の摘示する物件は本件事業におけるシェルターハウスとして使用されているものではなく、また、請求人の試算に 基づく1か月当たりの各費用が異常であるとする根拠も明らかでないことからして、 請求人の上記主張は、本件報告書に関して大変な問題であると言う請求人の見解を 述べるものにとどまり、これをもって本件事業に係る都と受託者との委託契約や当 該契約に基づく都の公金の支出が違法・不当であるとする事由を主張・疎明してい るものとは言えない。したがって、都の財務会計上の行為の違法性又は不当性につ いて具体的かつ客観的に摘示しているものとは認められない。
あくまで予備調査なんだけどここシェルターじゃないらしいっすwだから問題なーしwあと、生活費6万家賃4万のところに、スタッフ人件費月60万が高いって根拠なんですかあ?w根拠ないからセーーーフww」
な「あの・・・すいません、殺意の波動に目覚めそうです」
ひ「奇遇だね、僕もだよ。東京都監査委員、つまり伊藤ゆう都民ファーストはゆりこの言いなりだよ。当たり前か」
ひ「いやー本当にクソですね住民監査請求って。このクソさに気づかないでこんなので満足してるオンズブズブマンもクソだな」
な「オンズブズブマンへの流れ弾ハラスメント!」
ひ「それではまた次回お会いしましょう」
コメント
2税金って言うバカでかい財布持ってるせいで数十万円がはした金に見えるんですかね?
これは今回というわけではなく、形を変えて延々と行われてきた事なんだなぁと痛感します。暇空さんが追及して、結果この活動が消えたとしても違う形で行われていくんだなぁと。東京都という日本の大企業並みの財力を有する団体がこういうお金の使い方をしているんだから、そりゃ日本の行政は進歩が遅いのは当然だよなぁという言葉しか出てきませんでした。お体大切に。お疲れ様です。応援しています