amazarashi ワンルーム叙事詩 解釈
これはインターネットにすがる自分との決別だとしか俺には思えませんが、「ワンルーム叙事詩」でググると現時点では「マンションを燃やす衝撃的な問題作」とか出てきてウケる。いや、笑えねーな。
家賃6万のアパートで 僕らは世界を旅する
燃える都市 干上がった運河 呆然と立ち尽くす老人
僕らのワンルーム叙事詩は無線LANで 半永久的に加速する
その遠心力で横転した 原型をとどめてない幸福
家賃6万の、うまくいってない人生を送ってる奴らは
インターネットで世界を旅する
そこは文化が燃やされ、運河は干上がり実りのない世界
インターネット時代についていけない老人はそれを呆然と見ている
インターネット英雄譚
ネット弁慶はどんどんインターネットで先鋭化していく
インターネットで振り回され、もはや幸福さえもなんだかわかっていない
そいつを僕に売ってくれよ 笑える心を売ってくれよ
本日天気は終末型 頼みの理想もしなびたか
世界が終わる もうすぐ終わる 空しい 寂しい が新しい流行
もう全部嫌になったから この部屋に火をつけた
俺にもそのインターネットで笑えるような薄っぺらい心をくれよ
俺はインターネットで英雄様達に混ざって笑うことができなかった
インターネットでは終末思想が飛び交い、空しい寂しいと言い合うのが流行そんなインターネットから英雄気取りをするだけは嫌になったから
それを捨てることにした
燃えろ 燃えろ 全部燃えろ この街の美しい朝日も
そいつに不似合いな思い出も 再戦の明日に勇む夢も
雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて
それでも人生って奴には 負けるわけにはいかない
一人立ち尽くす そこはまるで 焼け野原
無くなれ、インターネットなんかにすがる気持ちよ無くなれ
綺麗に見える何かも、汚い思い出も、レスバに燃える日々も
世の中の全てに負け続けて、こんなネット弁慶に落ちぶれた俺だけど
インターネットにすがって人生を浪費するわけにはいかない
一人でも俺は戦う
他に誰もいなくて何もなくても
黙って炎を眺めていた 次第に騒がしくなる路上で
世界は無声映画の スローモーションみたいに滑稽に見えた
サイレンでふと我に返った 帰るべき我がある事に驚いた
あぁ僕はまだ 僕である事が許されるみたいだ
インターネットを否定して自分を見つめていたら
周りが騒がしくなった
それはまるで滑稽に見えた
駆けつけたネット警察の罵倒を読むと我に返った
俺はインターネットで自分を失くしたわけじゃなかった
よかった、まだ戦える
赤いランプで途切れ途切れに 照らされる隣人の狼狽
膜一枚隔てた外で この街は夏祭りの様相
薄笑いをこらえきれなくなったところで 羽交い絞めにされた
僕は僕は必死に叫んだ 消すなそいつは僕の魂だ
インターネットの住人はそれを否定する僕に狼狽した
そんな僕たちに関係なく
インターネットでは今日もまた別のお祭りをやってるみたいだ
それに笑いをこらえきれなくなったあたりで
無理やり僕を否定しようと、潰そうとする奴らがいた
やめろ、これこそが、
インターネットに縋らず一人でも戦う俺のこの気持ちが
俺の魂だ
燃えろ 燃えろ 全部燃えろ これまで積み上げたガラクタも
そいつを大事にしてた僕も 奇跡にすがる浅ましさも
雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて
それでも人生って奴には 負けるわけにはいかない
一人立ち尽くす そこはまるで 焼け野原
俺のインターネットに浸った日々よ、燃えてしまえ、俺の情熱の糧となれ
インターネットで積み上げた所詮ガラクタは全て燃えろ
そんなものを大事にしてた俺の気持ちも燃えてしまえ
インターネットで英雄様を気取って毒を吐いていながら
いつか奇跡が起こって俺が本物の英雄になれる、何者かになれる
そんなありえない奇跡にすがっていた浅ましい俺よ燃えてしまえ
全部に負けてうまく行かなかった俺だけど、まだ俺は負けてない
一人でも俺は戦う
他に誰もいなくて何もなくても
どうせ未来は終点の袋小路 新しい自分を見つけたいと願うなら
過去の事は 燃やしてしまおうぜ 灰になるまで
燃えろ 燃えろ 全部燃えろ 古いものは全部投げ入れろ
高くそびえ立つこの炎 この先照らすかがり火としよう
雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて
それでも人生って奴には 負けるわけにはいかない
どうせ人間いつかは死ぬんだ、ならこの人生を何に使いたいんだ
それを見つけたいと願うなら
インターネットにすがった過去なんて灰になるまで全部燃やしてしまえ
そこで培った考え、思い出、何もかも全部燃やしてしまえ
その炎をかがり火にして、情熱にして、前に歩きだそう
あらゆる事に負けて失敗続きだとしても
人生を投げ出すわけにはいかない
燃えろ 燃えろ 全部燃えろ 新しい自分に出会うため
溜息で吹き消すな炎 涙で失わせるな炎
雨にも負けて 風にも負けて 雪にも夏の暑さにも負けて
それでもこの自分って奴には 負けるわけにはいかない
一人立ち尽くす そこはまるで 焼け野原
燃やせ、燃やしてしまえ、インターネットにすがる弱い気持ちは全部燃やせ
一人できちんと立てる自分の人生に出会うため
つらくてもため息をつくな、泣き言を言うな
あらゆることに負けてきたとしても
インターネットにすがる負け犬になるわけにはいかない
一人でも俺は戦う
他に誰もいなくて何もなくても
俺はそこに立っている



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