インターネットについて④チャンス均等格差社会について

はじめに

俺はインターネットこそが今「格差社会」と言われるものを生み出していると思う。これは資本主義における、資本家と労働者で富が偏るという格差社会のさらに先にある、真の格差社会であり、「チャンス均等化による格差社会」であると思う。それについて書く

インターネット以後チャンスは均等になった

すくなくともインターネットに満足に触れられる場合になるが。

インターネットによる情報化社会は、それ以前の何十倍もチャンスを均等にした。田舎の名もなき才ある青年が、YouTuberでいきなりスターになれる。チャンスが全員に与えられた結果、運でワンチャンで成功する凡人の席は、能力の高いやつに当然のように奪われるようになった。

チャンスが均等になるというのは全員が平等に審査され評価されるということでもある。つまりこの視点で見たとき、インターネットこそが格差社会を必然たらしめた。チャンスは平等に与えられるし、平等に世界中と比較される。それがどんなに残酷なことか。世界の幸福の総量は変わってないが、インターネット以前よりもより厳格に能力順に配当されるようになった。

インターネット以前の社会について

インターネットとはなにか。インターネットとは、「情報を発信するツール」と「情報を収集するツール」の究極だ。世界中の情報が瞬時に送信され受信される。

昔は地方の企業なんてその地域でしか商売できないし、地元の学校で卒業した新卒が主力、みたいな感じだった。今はどこからでも人を呼べる。世界中に人材を募集できるし、優秀な人間はGAFAと争奪戦となった。

同時に、地方のしがない和菓子屋が世界中に商売をすることもできる。もちろんそれは、大手の効率化とコストカットの極みのような商品との戦いに打ち勝つことを求められる。

インターネット以前は、インターネット以後に比べて牧歌的だったと言える。インターネットという素晴らしすぎる技術と、それがもたらす様々な革新と引き換えに、「均等なチャンスと公平な評価」が強制される社会が訪れた。

均等なチャンスは平均以下の人間にとっての地獄

情報化社会とは、人間さえも情報と化してしまう。戦闘力10万なのか、20万なのか。世界中とやりあわないといけないから、足手まといは不要になった。今、一定以下の能力の人間には、雇って小間使いをさせる価値しかない。そう、一人前として雇うに値しない人間が可視化されることが、この格差社会の本質だ。

なんか調べ物を頼んだら、Googleで単語で調べて、それをパワポで質は低くとも資料にまとめて、一旦仮のものを見せにきて、指示をきいて、それを反映して直して提出できる人間」は人類全体でみると相当上澄みなんだが、たとえばゲーム会社の企画なんてこのレベルじゃないと絶対採用されない。

Googleが使えない、パワポが使えない、エクセルが使えない(使ったことない、ではない。どんなに教えても"使えない")人間は、この世界では人材としての価値がない。この人達にも、昔は使い走りとか電話番とかお茶汲みとか、有能な人をサポートをするような仕事があった。

今は全て効率化されて、有能な人はメールで情報をやりとりし、コーヒーメーカーが美味しいコーヒーをいれてくれる。この人たちのサポーターとしての価値がなくなった。

ちなみに、そんな人達の今の仕事はウバーイーツですね。あれは純粋に使い走りじゃん?使い走りしかできない人を実際に使い走りに使っててすげえ頭いいなあと思いました。

この格差社会が向かう先

俺は社会は、生活保護で死ぬまで飼い殺しにされる「この人達」と、生まれつき優秀で世界を回せる知能労働層になると思う。「この人達」に仕事を用意してあげるより、飼い殺したほうが楽だ。

もちろん親の資産があれば無能でも何代か食っていけるし、飼い殺し層に天才が生まれたら上に行ける。チャンスは均等だ。教育資本とかも含めて完全に公平に「結果どのレベルの人材に育ったか」はジャッジされる。

どんなボンボンに生まれようが、すごい無能だったら、あっというまに世界中から詐欺師が押し寄せてしゃぶり尽くされる。インターネット社会は「均等で公平なチャンスが与えられるサバンナ」なのだ。

この格差社会の是正は共産主義革命しかないとは思う。またはインターネットの廃絶。免許制で上位にだけ残すとかもある種の格差だしな。

資本、資産という概念と、公平なチャンスを生むインターネットと、「生まれつき能力差が1-100くらいある人間の知能」という組み合わせは必ず格差社会になる

革命は可能なのか

結論から言うと革命は起こらない。

たとえばオウム真理教にあれだけ有能なのが集まったのも情報化の前だったからだろう。今ならあの辺はベンチャーでも起業してんじゃないかな?フェミとか左翼も「インターネットという無限の情報ツール」で調べられるから、有能な人材から就職先として相応しいか公平にジャッジされるようになってしまった。

昔ならうっかりフェミとか左翼に染まり、そのまま世界が閉じたまま突っ走った有能な人材が、今は鼻で笑ってGAFAに就職したりYouTuberになったり、ベンチャー起業したりしてるわけ。インターネットは全てを見せてしまうからね、公平なんだよ。インターネットによって公平が生まれたと言っていい。

革命というのはその社会を打ち倒さないと救われないくらい追い詰められた層が起こすものだ。たとえば明治維新への流れを作った人たちの中に、下級武士がいる。彼らの中には「生まれで差別されて、どうしようもないが、とても有能な人」もいた。

今はこういった有能な人間は、個人で均等なチャンスを掴んで成功してしまい、革命家になる必要がない。

フェミニストや左翼運動化が嘲笑されるような存在に成り下がり、腰の入った本物の有能な運動家が存在しないのは、この流れのせいだと俺は思う。

まとめ

そもそもインターネットという存在それそのものが格差の原因。知能が50ないとインターネットは使えないし、知能が100あるとインターネットを使いこなせてしまう。この道具の存在そのものが格差の原因。猿に持たせたら鈍器にしかならないスマホは、天才にとってネットに繋がる究極の情報送受信デバイスとなってしまう。

スマホも使いこなせない人は、風俗とかウバーイーツとかAmazonの倉庫とか、人間の肉の体が必要とされる仕事をして多少稼いだりするかベーシックでソイレントグリーンが主食。

上位層になるには一芸か金があればいい。世界で目立てる才能があるならいきなり億万長者になれる。その子供は才能がなくても資産を使い切るまで上位層。

ベーシックインカムは要するにこの流れ。どうしようもないベーシック層と、不満を持ち野望を持ちプラスアルファを求めるアルファ層に社会を層化する仕組み。ベーシックインカムを基本とした均等チャンス格差社会が次の時代だと思います。



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