Marilyn Manson Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)考察

※最初に断っておきますが、管理人は宗教について批判するつもりはありませんし別にキリスト教に反対してもいません。目的はあくまで歌詞の考察でありそれ以外の何でもないです。

このアルバムはコロンバイン高校銃乱射事件の後に作られたもので、事件の影響がかなり濃いため知らない方は先に"The Nobodies"の考察の説明を読んだ方がいいかもしれないです。
今のところは中途半端に考察してますが、いずれちゃんと全曲全歌詞考察する予定です。その前に他のアルバムの曲を考察したりもするとは思いますが。
歌詞カードは何か"・"でよくわかんない区切り方をされていたのでそのまま載せました。歌詞カード及び公式訳や聖書その他引用部分は斜体にしてあります。

1.God Eat God
まず最初に、タイトルの"God Eat God"はおそらく英語の慣用表現"Dog Eat Dog"(共食い,私利私欲追求)と引っかけてると思われます。
この曲はおそらくジョン・F・ケネディについての歌かと思われます。
まずこの部分
"Dear god the paper says you were the King・in the black limousine・・Dear John and all the King's men・can't put your head together again"
"親愛なる神様 あんたは黒いリムジンに乗った王様だったと新聞に書いてある 親愛なるジョン 王の家来たちが全員でかかっても もう二度とあんたの頭を元通りにすることはできない"(公式訳)
ではモロに"ジョン"って言ってますし、"黒いリムジン"もたしかジョン・F・ケネディが射殺されたとき乗っていたものですし。
そしてこの部分の"王の家来たちが全員でかかっても もう二度とあんたの頭を元通りにすることはできない"はマザーグースの"Humpty Dumpty sat on a wall"(所謂ハンプティ・ダンプティ)のオマージュと思われます(公式訳でも明らかにそれっぽく書かれてます)
因みにマザーグースのハンプティダンプティの英文は"All the king's horses, and all the king's men, Couldn't put Humpty together again"です。
ケネディが頭を射たれたとき、ケネディの奥さんは動揺して飛び散った頭を元に戻そうとしたそうです。
…ぶっちゃけると少し趣味の悪いオマージュな気もします。
そして次にこの部分ですが、
"the only smiling are you dolls that I made・but you are plastic and so are your brains"
"唯一微笑んでいるのはおまえたち オレが作った人形ども しかしおまえたちはプラスチック 頭のなかまでも"(公式訳)
"plastic"には"作り物の,にせものの,見せ掛けだけの,非人間的な"という意味もあり、"brain"には(漫画とかでも結構見ますが)所謂"(組織などの)ブレーン,知的指導者"の意味もあるそうです。
それを踏まえて考えてみると、上記の内容だけでなく"お前達は見かけだけ お前達の指導者も"みたいな意味にもなる…のかもしれません。

3.The Fight Song
まず第一にPVについてですが、聞いた話によるとPVのラグビーか何かの試合(Holy Wood対Death Valley)はスクールカースト最上位のJock(ジョック)とかなり下の方のGoth(ゴス)の試合らしいですね。因みに管理人はスクールカーストって正直よくわかってないんですが、
Jockは超モテモテスポーツマンタイプの事でGothは説明し難いんですがゴシック系というかヴィジュアル系路線?みたいな感じでしょうか(サウスパークのゴスキッズも多分これですよね。因みにPVにはちょっと巨乳の黒ゴス系女子が映ってます)
そしてコロンバイン銃乱射事件の犯人はこのJockグループに恨みを持ってたらしいです。これらを踏まえるとひょっとしたらPVの段階でメッセージがあるのかもしれません。
PVでなく歌詞の方は、コロンバイン銃乱射事件でなくコロンバイン銃乱射事件の"あった日"について歌っているように管理人には感じられます。
The Fight Songの歌詞のこの部分
"They'll just cut our wrists like・cheap coupons and say that death・was on sale today"
"連中はオレたちの手首を 安売りクーポンみたいにちょん切って言う 今日は天国が大安売りだよ"(公式訳)
なぜ"death"が"天国"と訳してあるのかはよくわかりませんが、要するに"今日は死が大安売りだ"と歌っているんです(因みに"death"は"殺人"という意味にもなるそうです)。
コロンバインの事件の日は銃乱射だけでなくコソボで大規模な爆撃をアメリカはやっていたそうです。この日は凄い数の人が亡くなったというのは誰が考えても明らかだと思います。
そして次にこの部分
"the death of one is a tragedy・but the death of millions is just a statistic."
"ひとりの人間の死は悲劇だが 100万人の死となると統計上の数字にすぎない"(公式訳)
この文はアイヒマンだかスターリンだかの引用らしいですが、これはひょっとして
"大統領がこの日コソボに大規模な爆撃をし、おそらく相当な人数が亡くなったのに、メディアの注目はコロンバインの方にばかり移された"
というのを指摘してるのではないかとも思われます。
そしてそれ以外にもこの曲の歌詞には次のようなとんでもない部分があります。
"But I'm not a slave to a god・that doesn't exist"
"だけどオレは存在さえしない神様の 奴隷なんかじゃない"(公式訳)
実はこの"神様の奴隷"というのは聖書に散見される文なんです。例えばローマ人への手紙では"神に感謝すべきことには、あなたがたは、もとは罪の奴隷でしたが、伝えられた教えの規準に心から服従し、罪から解放されて、義の奴隷となったのです。"(中略)"しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり"という文があります。
他にもペテロの手紙 第一には"あなたがたは自由人として行動しなさい。その自由を、悪の口実に用いないで、神の奴隷として用いなさい"という記述があります。
英語の聖書でどういう表現がされているのかはわかりませんが、とりあえず管理人の手元の聖書にはこう記されていました。マリリンマンソンはおそらくこの事について批判しているのではないかと思われます。
因みに大半の人はわかると思いますが念のため載せておきますと、神の存在を否定するのは反キリストです。ヨハネの手紙第一では"御父と御子を否認する者、それが反キリストです"という記述があります。

5.Target Audience (Narcissus Narcosis)
タイトルからして難解です(タイトル"Narcissus Narcosis"部分はもう少し考察する予定です)。この曲の歌詞は非常に凝ってます。まず
Am I sorry you killed the Kennedy's. and Huxley too?
おまえがケネディ一家やハックスレーを殺したこと オレが気の毒に思うかって?(公式訳)
この部分ですが、このケネディはまたしてもジョン・F・ケネディの事だと思います。ハックスレーというのは小説家で、ケネディとほぼ同時に亡くなった方です。
管理人はその当時を知らないのですが、多分"ケネディ暗殺にばかり大衆の目がいってしまいハックスレーは忘れられてしまった"というのを言っているんだと思います。
そして次に
"But I'm sorry Shakespeare・was your scapegoat・and your apple's sticking into my throat
"シェイクスピアが身代わりの犠牲になって おまえのリンゴがオレの喉に引っかかったのは残念だよ"(公式訳)
この部分ですが、シェイクスピアが関係ありそうな情報が二つ見つかりました。
一つ目はシェイクスピアの喜劇"ヴェニスの商人"です。ぶっちゃけ管理人は読んだ事ないのでよくわからないんですが、ユダヤ人で迫害されてた高利貸しのシャイロックが色々あって酷い事したようで酷い事される話みたいな感じらしいです。本当に適当極まりない説明ですいません(一応そのうち読むつもりです)
二つ目はシェイクスピアはスケープゴート説なるものがあるらしいという事です。どういう事かというと、"シェイクスピアは実際には存在しない人物というか適当な人で、当事危ういラインだった内容の劇の作家のために作られた人物"であるとする説です(管理人自身殆ど今知ったので適当ですいません)
ひょっとしたら全然関係ないのかもしれないですが、いきなりシェイクスピアが出て来る時点でこの歌詞には何かありそうである事は間違いないと思います。
そして次に
"Sorry your Sunday smiles are rusty nails・and your crucifixion commercials failed
"おまえの取っておきの微笑みはサビ釘同然で 商業的成功を求めて払った犠牲が失敗に終わったのも 気の毒だ"(公式訳)
この"Sunday smiles"の"Sunday"ですが、"Sunday"は"日曜日(の)"と"とっておきの"の意味があるそうです。公式訳では後者ですが、日曜日はキリスト教会安息日なので引っかけてるような気がします。
そして"and your crucifixion commercials failed"の"crucifixion"は公式訳では"犠牲"と訳されていますがもっと具体的に言うと"磔刑"の事だそうです。
これはおそらく"キリストの磔刑というのは大衆に向けて行ったコマーシャルだ"とマリリンマンソンは表現したのではないかと思われます(失敗に終わったという部分がよくわかりませんが)
そしてサビのこの部分
"And I see all the young believers・Your target audience"
"すべての若い信者が見える。お前のターゲット・オーディエンス"という感じだと思うんですが、この"ターゲット・オーディエンス"というのは実はマーケティング用語で、
"広告などは全ての人に同じように見せる(或は配る)のではなく、ターゲット・オーディエンス(標的視聴者)というのを年齢や性別その他その人の情報をもとに設定し、販売促進のためにそれに合わせて広告を見せる(或は配る)"という事だそうです(ネット情報)
要するに"子供には子供向け商品の広告を見せる"って感じ…だと思います。
この用語から考えると、この"すべての若い信者"が"ターゲット・オーディエンス"なんですから、"信者になりそうな人達"という事ですよね多分。要するにマリリンマンソンはキリスト教を商売に例えてるのかと思われます。
そして次に
"Am I sorry just to be alive・putting my face in the beehive?・Am I sorry for Booth and Oswald."
"蜂の巣に顔を突っ込んで生きてることが 惨めだと思うかって? ブースやオズワルドが気の毒か?"(公式訳)
この部分ですが、実は"beehive"(蜂の巣箱)には"人込み,群衆"という意味があるそうです。それを踏まえると"人込みに顔を突っ込んで生きる"という意味にもなる…のかな~と思います。
そして歌詞カードにも注釈がありましたが"ブース"も"オズワルド"もケネディ暗殺の容疑者だそうです。因みにオズワルドはシェイクスピアのリア王だったかにも登場する名前らしいですが、関係があるのかはよくわからないです。
そして次に
"I'm sorry you never check・the bag in my head for a bomb・and my halo was a needle hole"
"爆弾を探してるおまえが オレの頭のなかの鞄を調べないのが残念だね そしてオレの後光が針の穴程度だってのが残念だ"(公式訳)
この部分ですが、後半の"my halo was a needle hole"の"halo"は"後光"と訳されていますが"halo"は要するに"光輪"の事です(よく天使の頭に乗っかってる光の輪です)
これはおそらく新約聖書の福音書に散見される"金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい"(これはマタイの福音書より引用)
この文についてマリリンマンソンは"針の穴"と"天使の光の輪"を皮肉って言ってるんだと思われます。
実は新約聖書には基本的に「貧乏人(現世での弱者)=正しい」「金持ち(現世での強者)=悪」という感じの考え方があるようです。
例えばコリント人への手紙 第一には"しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです。また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれました"という記述があり、
ヤコブへの手紙には"聞きなさい。金持ちたち。あなたがたの上に迫って来る悲惨を思って泣き叫びなさい。あなたがたの富は腐っており、あなたがたの着物は虫に食われており、あなたがたの金銀にはさびが来て、そのさびが、あなたがたを責める証言となり、あなたがたの肉を火のように食い尽くします。あなたがたは、終わりの日に財宝をたくわえました"という記述があります。
まだ詳しく考察していないんで何とも言えませんが、ANTICHRIST SUPERSTARの方の"THE BEAUTIFUL PEOPLE"("上流階級の人"とか"流行の最先端を行く人"という意味の慣用表現)の歌詞にも似たような記述があります。
そして最後のこの部分ですが、
"you're just a copy of an imitation"
"おまえなんかイミテーションのコピーでしかないのさ"(公式訳)
これは個人的に色んな意味が考えられる気がします。
一つは、コロンバインの犯人(というか一般の犯罪者?)が"名のある存在になりたい"という犯行動機だった場合の、"自分は社会の中で完全に名のない存在"という風刺です。
二つ目に、この"イミテーションのコピー"というのが"キリストの像"の事を指しているのでは?という可能性です。
実は聖書のヘブル人への手紙にこんな文章があります。
"ですから、天にあるものにかたどったものは、これらのものによってきよめられる必要がありました"(中略)"キリストは、本物の模型にすぎない。手で造った聖所に入られたのではなく、天そのものに入られたのです"
ここではイエスを"模型"と表現しています。そして今現在世界中至る所にキリストの像がある訳ですが、それはある意味"模型のコピー"となるわけです(ただ"imitation"は主に"模造品"という意味なので"模型"って合ってるのかかなり自信ないですが)
また意外かもしれませんが、聖書では偶像崇拝を禁止しています。要するに神を模した物を拝むのを禁止しているんです。
例えば使徒の働きでは"さて、アテネでふたりを待っていたパウロは、町が偶像でいっぱいなのを見て、心に憤りを感じた"という部分がありますし、コリント人への手紙には"あなたがたは、彼らの中にある人たちにならって、偶像崇拝者となってはいけません"という箇所や"ですから、私の愛する者たちよ。偶像礼拝を避けなさい"などがあります。
またヨハネの黙示録にはこんな箇所があります。
「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。わたしは、渇く者には、いのちの水の泉から、価なしに飲ませる。勝利を得る者は、これらのものを相続する。わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。しかし、おくびょう者、不信仰の者、憎むべき者、人を殺す者、不品行の者、魔術を行う者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者どもの受ける分は、火と硫黄との燃える池の中にある。これが第二の死である」
※因みになぜ管理人がヨハネの黙示録のこの部分だけやたら長く引用したかというと、マリリンマンソンがメカニカルアニマルズで言及していた"オメガ"が載っているからです
おそらく時代の流れ等により変わってしまったのでしょうが、マリリンマンソンはこれについて言及してるんじゃないかな~とも管理人は思ってます(まあ可能性は低い気もしますが)
更に三つ目に、Thomas a Kempis(トマス・ア・ケンピス)という方のキリスト教の信仰修養書"Imitation Christ"或は"The Imitation of Christ"(邦題:キリストに倣いて)というものがあります。
管理人は正直殆ど今考察してる段階で知ったので何も知らないんですが、ひょっとしたら何か関係があるのかもしれません。
またこの曲の歌詞には"The Nobodies"にもリンクしてそうな箇所があります。それは次の部分です。
"but I'm just a pitiful anonymous"
"だけどオレは憐れみ深い匿名の誰かにすぎないのさ"(公式訳)
この部分については"The Nobodies"のページをご覧になってください。

6.President Dead
関係あるのかわかりませんが、"President Dead"でなく"Dead President"だと"紙幣"の意味になるそうです。
この曲はいずれもっと詳しくやるつもりですが、とりあえず一つ気になった部分があったので載せます。
"and we don't want to live forever"
"つまりオレたちは永遠に生きたいとは思っちゃないし"(公式訳)
結構知らない人多いと思うんですが、新約聖書に散見される文で"永遠のいのち"というものがあります。
例えばヨハネの福音書では"それは、信じる者がみな、人の子にあって永遠のいのちを持つためです"という記述や、
"わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです"という記述、"事実、わたしの父のみこころは、子を見て信じる者がみな永遠のいのちを持つことです。わたしはその人たちをひとりひとり終わりの日によみがえらせます"という記述があります。
またローマ人への手紙には"罪から来る報酬は死です。しかし、神の下さる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです"などの記述があります。
マリリンマンソンはおそらくこの事について言ってるのではないかと思われます。

12.Lamb of God
おそらく"二人のジョン(ジョン・レノンとジョン・F・ケネディ)"と"メディア"についての歌詞だと思うんですが、この曲の歌詞もまた凝ってます。
まず最初の方の
"The camera will make you god・that's how Jack became sainted・・if you die when there's no one watching・then your ratings drop and you're forgotten・but if they kill you on their TV・you're a martyr and a lamb of god"
"カメラがおまえを神様にしてくれるだろう そうやってジャックも聖者になったんだ 誰も見ていないときに死んだら おまえの視聴率は下がって 忘れ去られてしまう だけどテレビで殺されたなら おまえは殉教者 神の子羊になるんだ"(公式訳)
この部分ですが、これはジョン・F・ケネディの事を歌ってるように思われます。
まず第一に、ジョン・F・ケネディの愛称は"ジャック"だったそうです(因みにオズワルドを殺した人もジャック・ルビーという名前だそうです)。そして"ratings"はここでは"視聴率"と訳されていますが、"The Nobodie"のページでも述べたとおり"支持率"の意味にもなります。
おそらくこれは"ケネディはテレビの前で死に、大きな影響を与えたから未だに悲劇とされ出てくるが、誰も死んだことに気づきすらしなければいずれ歴史から消え去る"的な意味だと解釈しました。
そして管理人的には、"テレビの前で死に、悲劇としてとらえられたケネディ"ですが、"実際はマリリンモンローとの不倫疑惑があったり必ずしも100%聖人と言える人間ではなかった"と皮肉ってるようにも感じられます。
更にケネディにはロバート・ケネディという弟がいて、実はこのロバート・ケネディさんも暗殺されているんですが、彼の死はあまり話題にならなかったようです。
管理人はマリリンマンソンはこれについても言っているような気がします。要するにロバート・ケネディさんは"カメラの前で死ななかったため忘れられてしまった"ということです。マリリンマンソンは"聖人は印象によって作られる"と批判しているのかもしれません。
ある意味"カート・コバーンが27歳で自殺したからロックスターとして伝説になった"というのに近いかもしれません。
次に、
"There was Lennon in the happy gun・there were words on the pavement・we were looking for the lamb of god・we were looking for Mark David"
"幸せの銃のなかにはレノンがいた 舗道には文字が書かれてた オレたちは神の子羊を探してた オレたちはマーク・デイヴィッドを探してた"(公式訳)
この部分ですが、まあとりあえず思いっきり"レノン"って言ってます。"happy gun"というのはビートルズのホワイトアルバム収録曲"Happiness Is a Warm Gun"からでしょうか。
そしてマーク・デイヴィッドというのは誰か調べてみたらジョン・レノンを殺害した"マーク・チャップマン"の事らしいです。
またこの曲の歌詞に何度か出て来る"nothing's going to change the world"という歌詞も、ジョン・レノンの曲Across The Universe(アクロス・ザ・ユニヴァース)の"Nothing's going to change my world"を彷彿とさせます(まあ管理人収録されたCD持ってないんで歌詞あってるかわからないんですが)
あと聞いた話によるとジョン・レノンのこの曲って宗教関連だそうですね。よく知らないんで何ともいえないんですが。
他にもこの曲の
"it took three days for him to die・so the born again could buy the serial rights"
"死ぬのに3日かかったから 生まれ変わりは連載出版権を買い取ることができた"(公式訳)
この部分ちょっと難しすぎです。多分キリストが一度磔刑にあい死んでから3日後生き返ったのについて言ってるんだと思うんですが、聖書に"3日"というのはあまりにも大量に出てくるので何とも言えないです(あと連載出版権というのもよくわからないです)

14.Burning flag
これもまた興味深い歌詞なんですが、歌詞カード背景のマリリンマンソンのせいで若干見づらいです。
まずこの部分ですが、
"multiply your death・divide by sex・add up the violence and・what do you get?"
"おまえの死を掛けて セックスで割って 暴力を足したら なんになる?"(公式訳)
実はこの"multiply~"って旧約聖書の結構知ってる人が多いかもしれない文が元ネタ(だと思う)んです。
それは"Be fruitful and multiply, and replenish the earth"日本語で言うと"生めよ。ふえよ。地を満たせ"の文です。
そして"multiply"は掛け算の"かける"の意味で、"divid"は割り算です(因みに旧約聖書の最初光と闇を分ける所で使われてる…かもしれないので英語の買って見る予定です)。
この文自体は正直よくわからないんですが、"死を増やし 生で割る(生で死を減らす?) それが暴力を足す"という人間社会の構図を表してる…のかもしれないです(どっちかというと生じゃなくて性ですが。まあ性のあと生は増えるわけで訳わかんなくなってきた)
ただ、この後の"じゃあ子供たちの意見を聞こう"(公式訳)や"オレたちにはオレたちのABCがありFUCKがあるんだ"(公式訳)という部分を考えれば、アメリカの教育に関して皮肉っているように思えます。そう考えるとこの歌詞の最初にある"連中はそいつを騙して 買い占め 無力にしようとしている"(公式訳)の"そいつ"は"子供"の事…かもしれません。
そしてサビのこの部分なんですが
We are all just stars and we're waiting・we are all just scarred and we're hating・we are all just stars on your burning flag
訳すとしたら"俺達は全員正にスターで 待っている 俺達は全員傷つき 憎んでいる 俺達は全員燃えている旗の星だ"って感じでしょうか。そうなると最後の"燃える旗の星"ってのは多分星条旗の事だと思うんですが。
公式訳はなぜか"オレたちはただじっと見つめて 待っているばかり オレたちは怖がって 憎んでいるばかり オレたちはただ 燃えているおまえの旗を見つめているばかり"となっています。正直なんでこうなるのかよくわからないので誰かアドバイス下さい…(starじゃなくてstareとか?でもbe動詞あるの変だし…scarredじゃなくてscaredとか?単純に誤訳?)
次にこの部分ではかなりダイレクトな事を言っています。
"my right wing is flapping・the left wing is grey"
"オレの右の翼は羽ばたいているのに 左の翼には生気がない"(公式訳)
これは要するに"アメリカの右翼は強くなって左翼は弱くなってる"って事でしょうか。アメリカの右翼って言うと共和党でキリスト教原理主義者が多いらしいですしマリリンマンソンならこう言う気がします。
とりあえずこの曲は"アメリカについて言ってる"可能性が高いと管理人は思います。

16.Valentine's Day
この曲の歌詞はまだ全然わからない部分が多いです。まずタイトルなんですが、ヴァレンタインデーというのは起源に色々な説がありどれなのかわからず何とも言えません。
とりあえず歌詞のこの部分
"some of us are really born to die"
"オレたちのなかには死ぬために生まれてくるヤツだっているんだ"(公式訳)
についてですが、ヘブル人への手紙には"いうまでもなく、下位の者が上位の者から祝福されるのです。一方では、死ぬべき人間が十分の一を受けていますが、他の場合は、彼は生きているとあかしされている者が受けるのです"という記述が、
ペテロの手紙第二には"ところがこの者どもは、捕らえられ殺されるために自然に生まれついた、理性のない動物と同じで、自分が知りもしないことをそしるのです"という記述があります。
ただ、この辺りは少し難解で複雑なので聖書の言いたい事は違うかもしれませんし、マリリンマンソンの歌詞もこの部分は非常に短いのでこの部分は全く関係がないのかもしれません。
この曲の歌詞はもっとちゃんと考察する予定です。

18.King Kill 33
この曲の歌詞は割と個人的なことを歌ってるように思えます。例えばこの部分ですが、
"blame me for what I believe・and I wear."
"信条や着ているものを理由にオレを責め"(公式訳)
これはボウリング・フォー・コロンバインでのインタビューでマリリンマンソンが言ってた"音楽は自分の逃げ場だった。音楽は差別しない。服装が悪いとか言って不当に扱ったりしない"的な発言に近い気がします(ただこれ観たのだいぶ前なので間違ってたらすいません)
そして歌詞カードにもある通り33はキリストが亡くなったとされる年齢です。

今現在上に述べたものの他にも、例えば"Crucifixion(キリストの磔刑)"に"fiction(作り話、捏造)"をかけたと思われる"Cruci-Fiction in Space"など、興味深い歌詞が多いので今後も考察予定です。
因みになぜ管理人はこのアルバムの歌詞を考察したかというと、このアルバムの歌詞が何か一番凝ってそうだからです。
そもそもタイトルの"Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)"はおそらく"The valley of the shadow of death"("死の陰の谷"旧約聖書の詩篇23より)をもじったものですし。
また"そんなアホな"と言われると思いますが、ひょっとしたら"Holy Wood"は"Hollywood"(ハリウッド)の事かもしれません。なぜならライナーノーツ?に記載されていたマリリンマンソン本人によるっぽいインタビューによるとこのアルバムは、
"デス・ヴァリー"という"恵まれない者の象徴"と、"ホーリーウッド"という"真実の世界ではないが完璧で輝かしく見える世界"を象徴してるらしいです。そして主人公は"マリリンマンソン"或は"マリリンマンソンが演じている人"だそうだからです。
そしてこのアルバムは、A.D.A.Mの4つに分けられているそうです(ライナーノーツ?に記載されてたマリリンマンソン本人によるっぽいインタビューより)
それによるとこのA.D.A.Mは
A:In th Shadow
D:The Androgyne
A:Of Red Earth
M:The Fallen
となっていて、ヘブライ神秘主義由来の形而上学的な最初の人間の名前だそうです(詳しくはライナーノーツを読んでください)
そして今更言いますが、今現在管理人が絶賛躁状態につき割と急に作ったので、変な箇所などがあっても優しくスルーしてあげてください。


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