ハンターハンター397話(100点の話)
※BGM 雨の音さがしてきて ざーーーーってかんじの ずっとそれ流して1行ずつのところは1行ずつにして
ハンターハンター、100点の漫画です
僕は昔、クロロに一番共感する、説明はうまくできないがと言いました。
それがわかりました。彼は繊細な悪党だったのです。
クロロの物語を読み返すと涙が止まりません。
ハンターハンター、100点の漫画です。
僕は次のように予想しました。
①幻影旅団こそが悪を片付けるカタヅケンジャーとして発足した
②サラサは弄ばれた死体として発見される
これはどちらも的中しました。解説も不要でしょうが解説しましょう。
クロロは自分の責任だといいました。生まれ持った才能で人を、流星街を動かしてしまった結果も全て自分の責任だと。クロロは本当にやさしくて、責任感の強い少年です。
なぜクロロが犯人の文章を仲間に伝えないのか。それは、そこに「犯人に至るヒント」があったからに他なりません。その「ヒント」だけで仲間が「準備ができてない今暴走し、さらなる犠牲者となること」をクロロは望まないので、自分だけで抱え込んだのです。敵は強大なマフィアであることが確定しています。流星街の力もない少年たちが探ろうとしたら、消されることは確実です。
ではどんなことが書いてあったんでしょうか。ヒントは先週号にあります。「ノルマはおさめた」と。
クルタ族の緋の目は尋常ではない価格で取引されていたといいます。クルタ族は、仲間の緋の目をマフィアに売って、目薬の材料(おそらくは子供の眼球)を手に入れていたのでしょう。だから、子供の眼球にノルマがあったのです。ヨークシンのオークションで3億くらいが相場っぽかったし流星街の子供を150人さらうと3億手に入るならマフィアはやりますよね。クルタ族が流星街の子どもたちをさらっていた黒幕だったことは、確定でしょう。クルタ族許せねえな。
サラサの死体に眼球が残されていたという描写はないため、くり抜かれていたものと思われます。
以上から、犯人のメッセージはおそらくこのようなものです
「眼球300個ノルマゴチっしたww
いやー、ほんま流星街さんは狩り場として最高っすわww
人権なしwwうけるwwww
お礼に僕らの芸術品を残していきますwww
ちゃんと他の子達も、こういうふうに有効活用してますからwww
安心しるwwww次来るまでにまた数揃えといてねwww
仕事熱心なマフィア様より流星街へ愛をこめてwwww」
文末に:)ってスマイルマークが入ってるのでほぼこんな感じでしょう。
これを知らされて、手当たり次第にマフィアの事務所にカチこんだウボォーさんがどうなるかは緋の眼を見るより明らかですね?
クロロは決意したんです。人生を流星街に捧げることを。流星街を守るために、最適な手段を取ることを。賛同した仲間にもそれを強いることを。
そして、幻影旅団のモチーフがクモだった意味、頭がクロロの意味もわかります。悪党を待ち伏せる巣を張るクモ。仲間は足でしかなく、頭はクロロ。これは、クロロの責任感を反映したルールなんです。クロロはどうせ自分がいなくなったら、クモは分解することも理解しています。むしろ、もし俺がやられるようなことがあれば、みんなは忘れて平和に生きてくれと言いたいでしょう。それでも、だからこそ、こう言わざるを得なかったのでしょう。
「全員の命と行動の責任を背負う、自分のためではなくみんなのため」
本当に凄い漫画ですハンターハンターは。キメラアントよりも凄い。100点です。
クロロは、ウボォーさんが、メッセージを伝えなくても敵討ちに暴走することも見抜いてます。だから将来のビジョンを話し、引き止めたのです。
クロロが流星街のシステムを設計し、法律を作ったことで、流星街は外から恐れられるようになり、生身ではなく防護服をきてゴミ拾いができるように改善されました。
それを世界に知らしめた決定的な事件こそが、この31人事件です。とすると、クロロは31人に「流星街を恐怖させるために命を捧げろ」と命令したことになります。クロロは、それに耐えられなかったのではないでしょうか?だから、クロロは感情を抑制する呪紋を額に刻んだのではないでしょうか?
クロロの呪紋の考察については以前の動画で触れました
(動画カットインでながしつつ)
概要欄にはっておきますので、ぜひ見てください。
これはクロロなら「まずキメラアントを全滅させて、それから考えよう」なんですね。クロロという天才が設計したルールも、凡人が使っていると、凡人(通常社会)相手にはなんとかなるけど、キメラアントというイレギュラーに対しては全くの無能であるということです。
本当に凄いな?全部計算か?冨樫先生は漫画の神様なのか?
これはクロロには、「失敗してサラサを救えなかった自分にはリーダーの資格はない」という責任感があるんです。
クロロは繊細で、仲間思いで、優しくて、「流星街を救うためにはどうすればいいかの最適解」がわかってしまう天才だったんです。
「サラサの犯人を許すことなどできない。たとえサラサがそれを望まなくとも、この手で仇を討つ。だが、それを考えなしにやったら、報復の連鎖で、また犠牲者が出る。だから待つ。力を蓄え、蜘蛛のように巣を張って。流星街に手出しができないように設計する責任は、”サラサの仇討ちをするために必要なことだ”」
クロロは最強ではなく万能の悪党になろうとした。手足を使いこなし、手札(スキルハンター)を使いこなし、流星街の守護者、抑止力(カタヅケンジャー)になろうとした。
彼らの名は幻影旅団。マフィアも手出しできず、懐柔もできない最強の盗賊団。この世に存在しない正義という”幻影”を、綺麗事ではなく実力で実現する”旅団”。
彼らにだけ見える網を張り、かかった獲物を仕留める、蜘蛛。
クロロ=ルシルフルが率いる、蜘蛛。
これは俺の予想ですが、幻影旅団という名前が生まれるのはクルタ族襲撃のその日です
クルタ族の長老が命乞いし、女子供たちが直接関わってないとわかって、自分の定めた法の下に処断したそのときに
この世に正義なんてなかったのか?と誰かが問いかけ
俺たちは、幻影旅団だ、と
ハンターハンター、100点です。



コメント
5あれ……クロロ?
って意味がどんどんクリアになっていく…
クロロってバットマンみたいですね
幻影の意味の解き明かし予測に震えました。
これだけの分析をこの短時間で行い、かつここまで感動的かつ論理的にわかりやすい(長さを感じない)長文の文章に書き上げる力に畏敬の念を覚えます。
毎週のジャンプ(とこの記事)が楽しみです。
以下の部分、突拍子なさすぎると思います。150人で3億の考え方もよくわかりませんが、それなら臓器などの人身売買やったほうがマフィアの金儲けとしては自然な気がします。
クルタ族は、仲間の緋の目をマフィアに売って、目薬の材料(おそらくは子供の眼球)を手に入れていたのでしょう。だから、子供の眼球にノルマがあったのです。ヨークシンのオークションで3億くらいが相場っぽかったし流星街の子供を150人さらうと3億手に入るならマフィアはやりますよね。クルタ族が流星街の子どもたちをさらっていた黒幕だったことは、確定でしょう。クルタ族許せねえな。