ハンターハンター(HUNTER×HUNTER)考察 クロロについて②
記事まとめ
前提となる記事
クロロの最期について
クロロのスキルハンターは、他人の能力を分析したいという渇望から生まれた。その渇望の根源は、「発を生み出すことができなかったこと」、「”自分”と呼べるものが存在しなくて、生きる目的や大事な物が思い浮かばなかったこと」、「幻影旅団の初期メンバーですら、必要があれば切り捨てるべきだと考えてしまうこと」等に対する自嘲と渇望から生まれた能力だ。そして、彼はきっとヒソカとの最期の戦いにおいて、彼が求めた真の念能力に目覚めるだろう。そういう話をしようと思う。
弔いについて
俺じゃなきゃ見逃しちゃうねさんは能力がつまらなかったのだろうが、なによりクロロの鬱憤ばらしにいじめられたかわいそうな人だ。(多分ヒソカ採点で50点くらいはあったろうけどクロロの敵ではない)クロロが初期メンバーを失ったのはウボォーギンが初めてである。だからその死に涙し、死んだウボォーギンがやりたかったことを全員で実行した。
幻影旅団について
幻影旅団はなぜ12本足の蜘蛛なのか。これは初期メンバーが9人であることで理解できる。そしてナンバーについても。
団員No.0(団長):クロロ=ルシルフル
団員No.1:ノブナガ=ハザマ
団員No.2:フェイタン=ポートオ
団員No.3:マチ=コマチネ
団員No.4:カルト=ゾルディック(オモカゲ、ヒソカ=モロウ)
団員No.5:フィンクス=マグカブ
団員No.6:シャルナーク=リュウセイ
団員No.7:フランクリン=ボルドー
団員No.8:シズク=ムラサキ
団員No.9:パクノダ
団員No.10:ボノレノフ=ンドンゴ
団員No.11:イルミ=ゾルディック(ウボォーギン)
団員No.12:コルトピ=トノフメイル
初期メンバーは0,1,2,3,5,6,7,9,11。なぜ0~8ではないのか。
クロロは自分の仲間たちが8人で、自分をリーダーだと仰ぐことに気恥ずかしさを覚えていた。まるで8本足の蜘蛛だと。また、きちんとルールを設けた組織にしないと、いつか壊滅するだろうとも思った。だから幻影旅団を作った。
気心知れた仲間たち9人だけでは対応力に欠ける。だから、キリストの例になぞらえてメンバーを13人、12本足の蜘蛛とした。外部メンバーを4人としたのは、そいつらが裏切ったりしても抑えきれる人数という意味もあるだろう。
なぜクロロがキリストを意識しているのかは、キリストが歴史上もっとも自分の生きがいに殉じた人物だからではないかと思う。ブッダやマホメッドよりも、磔刑にあったキリストこそが。
ナンバーは多分こんな感じだ。
「”クモ”は12本脚だ。俺を頭として12人のメンバーとする。今ここには8人がいるが、あと4人をスカウトしようと思う。そしてメンバーにはナンバーを振る。好きなナンバーを取ってくれ。オレは0番だ」
ノブナガ「俺はじゃあ1番だな」
フェイタン「じゃあワタシ2番ね」
マチ「3番ね」
フィンクス「俺は4番は縁起が悪いから5番がいいぜ」
シャルナーク「じゃあオレも6番で」
フランクリン「7番だな」
パクノダ「私は9番がいいわ、8は末広がりっていうから好きじゃないの」
ウボォーギン「俺は11番だぜ!ゾロ目だからな!」
ヒソカvsクロロ ラストバトル
そんなクロロはウボォーギンを失って、人の死に初めて涙した。さらに仲間を失い、殺意を持った。クロロは人の心を持っていた。ただとても弱く、意識できなかっただけだった。旅団初期メンバーという、最も大事なものを失っていくにつれて、クロロは人の心を得ていく。
そして全ての初期メンバーを失ったとき、クロロは真の念能力に目覚める。
能力名は「”幻影旅団” 8本脚の幻肢痛」
頭だけになった蜘蛛が、その失った脚の能力を痛みとともに再現する。
旅団初期メンバー8人の能力を左手の本から呼び出し、代償としての痛みに全身を貫かれながら、幻影旅団の仇であるヒソカと戦う。
しかし、クロロの能力の本質は、その能力を分析し使いこなすことにある。急ごしらえの能力では死後の念で復讐を誓ったヒソカには勝てないだろう。よくて相打ちだ。
ただ、人生の目標だった、探していた生きがいは、失った8本の脚だったと気づいた時、クロロは満足に死ねると思う。



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