テレビの報道番組、情報ワイドなどに、実にたくさんの大学のセンセイが解説やコメンテーターで出演している。その肩書はいろいろ、教授が一番偉いのはわかるが、准教授と講師はどっちが格上なのか。だれが任命するのか。定年はあるのか。いや、意外と知らない世界だった。
大学内での評価や待遇は雲泥の差
大学教職員の肩書は企業の課長や部長のように、勝手に作って勝手に名乗れるものではない。学校教育法92条で「置かなくてはならない」とされている公的なものなのである。
一番の格上はやはり教授で、「教育上、研究上又は実務上の特に優れた知識、能力及び実績を有する者」と定められている。次が准教授で、「優れた知識、能力及び実績を有する者」というのは教授と同じだが、違うのは "特に"が付いているかいないか。能力や研究レベルに大きな差があるわけではないのに、大学内での評価や待遇は雲泥の差だという。