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第十七話 若返りの秘訣Ⅲ♥
青年が浴場の入り口に『セックス中』という立て札を設置して中へと入る。
この豪邸を利用している人でセックスをするのはキアン君と私だけだから、これじゃ私とキアン君が性行為をしていることが丸分かりじゃない――とアリュエノは立て札を見下ろして顔を赤くした。
「アリュエノさん、どうしたんです?」
もっとあけすけでないやり方で、浴場が使用中であることを伝えられないかしらと考えていると、後ろから青年の褐色の手がぽんと肩に置かれた。
ワンピース越しにも伝わってくるねっとりとした熱。
先ほどアリュエノの膣内で果てた彼の男根はいまだに萎えることはなく、むしろ硬度と大きさを増しているようだった。
アリュエノは青年の股間から漂ってくる性臭をなるべく意識しないように口を開いた。
「えっと、キアン君? もう少し別の言葉はないのかしら? 『セックス中』って。これじゃイシュトバーン将軍やリャナンシーさんが入ってきたら、私たちがシているんだってこと、すぐに分かっちゃうわ」
「あの二人は僕とアリュエノさんがそういう関係だってこと知っていますよ」
「そ、そおだけどぉ!」
エルフ耳をぴくぴくと動かして反ばくする。
しかしアズライール人の青年は褐色の口元から白い歯をこぼすばかりだった。
「ははは。むしろこちらの方が分かりやすくていいじゃないですか。誰にも邪魔されず、心ゆくまで楽しめます。それに、あの二人は砂浜にシェルタを作ってキャンプするつもりみたいですから、少なくとも今夜はここまで入ってきませんよ」
「うぅ……」
「いいから中に入りましょうよ。チンポ洗ってくれるんでしょう?」
逃がさないようにがっちりと肩を捕まえてくる手。
ハイエルフであることもあって、背が高いアリュエノだったが、それでも青年の体躯を前にすればかなりの身長差が出てしまう。
彼に抱き寄せられ、更衣室の中へと引っ張られると、もう抵抗することは不可能だった。
アリュエノは諦観すると彼の誘いに応じて更衣室の中へと足を踏み入れた。
更衣室――というか、浴場と衝立で仕切られただけの細いスペースに入ると、途端に温泉特有の硫黄の香りがもうもうと満ちた。旅行先で温泉に入るなんて百年ぶりだ。そもそも旅行自体が八十年ぶりくらいだ。イーストエンドから出る時同様、アリュエノは一気に気分が高揚するのを感じた。先ほどまで頭の中を支配していた羞恥心はどこへ行ったのやら。歳を重ねるごとに「ま、いっか」と諦めることが多くなっていたアリュエノは、数秒後には温泉への期待感で胸がいっぱいになった。
「ふっ」
トーガを脱いで、下着も外して。
精液で汚れた髪はどうしようかしらと考えていると、先に衣服を脱いで待ってくれているキアンが嬉しそうに目元をなごませていた。
「――――? どうかしたの? 私の着替える姿がそんなに面白い?」
「いえ、アリュエノさんが楽しそうで、僕の方まで楽しくなってきました」
「私が楽しいと、キアン君も楽しいの?」
「ええ」
歴戦の傷がいくつも残る鋼のような体を壁から起こしてキアンが近寄ってくる。
すぐそばまで来ると、また彼の雄の臭いが濃厚になり、アリュエノは下腹部がじゅんと熱く燃えるのを感じた。
もう、子宮が彼を旦那様だと認めてしまっている。
エルフの自分では、子の世代の跡継ぎの問題で、ダキア伯である彼の正妻になることはできないだろうに、それでも目の前の男を心の奥底から求めてしまっていた。
「き、キアン君は、こんな枯れたおばさんのどこがいいの?」
「先ほども言いましたが、貴女は自分の顔をよく見た方が良い。化粧をしていない状態だったら、下手をしたら二十代前半にも見えますよ。背が高くて、落ち着いていて、胸やお尻も魅力的だから、総合して二十代後半に見えるくらいです。二十代後半も別におばさんってわけじゃないでしょう。お姉さんです」
「ま、まあ、見た目はそうなのでしょうけれど」
「おっぱいやお尻もムチムチしていて張りがあります。いわゆる『おばさん』の年齢の人はもっと柔らかで弾力がない。それはそれで、僕は好きですけれどもね」
「貴方はそればかりね。本当に困った子だわ」
アリュエノは頬に手を当てて首を傾げながらも、心臓が温泉への期待とは違う理由で激しく鼓動を打つのを感じた。
彼が自分を一人の女として見てくれていることが嬉しい――。
彼の期待に応えられるように、もっともっと綺麗な自分でいたいと思った。だからやっぱり、さっきのトイレでの行為はNGだ。汚いのはなし。彼にはもっと別の、他の女性にはない魅力を楽しんでもらいたい。
「髪は結ばないんですか?」
「ええ。精液で汚れているし……、キアン君のチンポ、洗ってあげなきゃいけないし」
「……っ」
彼の浮き出た腹筋を視線でなぞる。
へそまで反り返った棒が目に入る。
勃起して亀頭が膨らみ、我慢汁を垂れ流していた。
硫黄の臭いの中に、栗の花の臭いが混じっている。
「そういう流し目で見られると、貴女を襲ってしまいたくなります」
「とりあえず浴場にいかない? 温かいお湯を浴びたいわ」
キアンが頷いてアリュエノの右手を取る。
雄棒をガチガチに勃起させている青狼に導かれ、アリュエノは衝立を回り込んで、もうもうと湯気の満ちる黒い岩床の浴場へと出た。
岩床は磨かれていてつるつるだ。
奥には女性用の温泉がある。
温泉の向こうには竹で垣根が作られていて、大海原を見ることはかなわなかった。
見たいなら男性用の方に入ってくれという設計者の意図を感じる。
「景色も不要。まさにヤるための空間ですね」
「やだ、あけすけに言い過ぎよ」
「あっちの竹から流れている湯で体を洗うみたいですね。石けんはありますか?」
「ええ、あるわよ。――はい。こっちは体を洗う布」
「洗いあいこ、しましょうか」
「いいわね。最初の頃、貴方と交わった時のことを思い出すわ」
「あの時はアリュエノさんが作った地下工房の風呂場でやりましたね」
「懐かしいわぁ」
そう呟きながら、青年と一緒に湯がどぼどぼと高所から垂れ流されている下へ移動する。
そばに置いてあった桶を取って、二人でお湯が岩床を叩いているそばに座り込む。
キアンはどっかりとあぐらをかいて。
アリュエノはペタンコ座りだった。
魔石灯で浴場が明るいこともあって、すべてを見られるのが少し気恥ずかしかった。
太腿を閉じ合わせて、豊乳の先端部分を金色の髪で隠すようにする。
青年の黒い目が、じっとりと太腿の間――金色の恥毛がのぞいている部分を注視しているのを感じた。
「僕から流します」
「ええ、お願い」
右腕で胸を隠す。
白い双丘は腕に潰されてむちりと乳肉を盛り上がらせた。
向かいで青年の喉がごくりと鳴るのを感じた。
「ねぇ、はやく」
「は、はい。失礼します、アリュエノさん」
桶に水がためられ――頭から流される。
彼はこちらの顔に湯がかからないように大きな手で額のところにひさしを作ってくれた。温かい湯が精液で汚れた金髪をすすいでいく。
湯はアリュエノの白い肩、こぼれんばかりの爆乳、くびれた腰、はち切れんばかりのお尻の順番に伝って、岩床に落ちていく。
ヤリチン男すら魅了する美貌。
昔――性欲がほぼない時代のアリュエノは、自分の美貌を謀略や支配にしか利用しなかった。性欲がないのに他者から性欲を向けられるのは、ゴキブリの群れに手を突っ込むことくらい気持ちが悪いことだったから、自発的には使わなかったものの、花の匂いにつられてやって来た愚かな雄については遠慮なくアゴで使ってやった。
彼は今、昔アリュエノに使われるだけだった男たちと同じ顔をしている。
でも、それが嬉しい。
彼だけには、この体に存分に触れてほしいと思う。
全部を捧げたいと思う。
「…………っ」
「――――」
さっきまで攻め攻めだった彼が、慎重に金の髪を湯で濡らし、手櫛で綺麗に梳いて清めてくれている間、アリュエノはじっと向かいの青年の顔を見上げていた。
雛鳥のような可愛さではなく、獲物を狙う肉食獣の目で。
彼の胸板や勃起した男根を前にして、子宮がきゅうきゅうとひっきりなしに子種を欲していた。
「まだ汚れてるわ」
アリュエノは胸を覆っていた右腕をあげた。
腋の下を見せつけるようにして濡れた金の髪をひと房手に取る。
「貴方のべっとべとの汚汁で、私の自慢の髪が台無しよ。バツとして、石けんで綺麗に洗うこと」
「チンポを洗ってくれるんじゃなかったんですか?」
「貴方が私の体を上手に洗えたらね」
腕をどけたことで双丘の頂点の桃色が露になる。
西方人特有の真っ白な乳房に、大きめの薄い色の乳輪。
乳首の先は雄との交尾に期待してすでにつんと先っぽを尖らせていた。
「おっぱいの間とか、腋の下とか、いっぱい汚れが溜まっているの。ついでに洗ってくれるわよね?」
「は、はい。アリュエノさんがお望みであれば」
「うふふ。いい子ね」
ペタンコ座りだった足を開く。
彼の前でだいたんにあぐらをかいた。
肉付きの良い太腿。
下腹部の金の茂みの下――桃色の淫裂がくぱあと花を開く。
先ほど散々注ぎ込まれた雄液と、アリュエノ自身の蜜液がどろりと石床に零れ落ちた。
「おお!」
「こら、変なところ見ない」
「うっ」
右足を伸ばして、勃起したペニスを足裏で捉える。
彼のへそに押し付けるように圧力を加え、次に足の親指と第二趾で挟み込んで、ゆっくりと上下に擦る。青年がうっと喉をそらした。
(かわいい!)
とくんと胸が高鳴る。
もっといじめたい欲が出てしまうが、それではいつまで経っても体を洗ってもらえないので、アリュエノは冷たい声で命令した。
「早く洗いなさい」
「は――はい」
青年が先ほど手渡した石けんを擦り、手の中に泡を作った。
それをアリュエノの髪にこすりつけていく。
髪を洗うための石けんではないが、風呂上りにちゃんと乾かせば、髪の小さな枝毛が閉じ、雑菌などで髪がごわごわになる危険も低い。
キアンは精液汚れを綺麗に清めたあと、今度は腋の下と豊乳に両手をつけた。
「はぁっ、ン……」
「刺激が強すぎますか?」
「いいえ、とても、いいわ。もっと……続けて」
乳房を下から捧げ持つようにして洗われる。
アリュエノの胸はサラやルフナと同じくらい大きい。
青年の手の上に乗せられると自重でずっしりと広がり、彼の褐色の手が見えなくなるほどだった。
「あっ、あぁぁぁっ」
乳首を親指でぴんぴんとくすぐられる。
アリュエノは下腹部がひくひくとうずくのを感じた。たぶん、お尻の穴がきゅうきゅうとすぼまるのに合わせて、淫裂から恥ずかしい液がとぷとぷと溢れ出てしまっている。
雄の臭気に混じってアリュエノの甘い匂いのする蜜液がむっと立ち上った。
「はぁ、ふぅ……、ン、ふぅぅ……」
目を閉じて快楽を堪能する。
乳房はごつごつした手に揉みくちゃにされていた。
十本の指で乳房の下部をくすぐるようにこしゅこしゅと愛撫される。
いやらしい声が溢れて、アリュエノは思わず彼の棒を足の裏で強めに押し込んでいた。
「うっ」
「も、もっと、続けてちょうだい」
囁きに彼が頷いて、また胸が揉まれる。
腋の下もぬるぬると磨かれる。
一緒にペニスも裏筋をなぞるようにこしゅこしゅと足裏で磨いてやった。
(おっぱい、ものみたいに扱われて)
「あっ、あっ、あーっ、ふぅぅぅっ」
(先端、人差し指と中指で挟まれて、親指でぴんぴんいじられて)
「あぅっ、ふぅぅぅっ、ン、あンんっ、あんっ」
(おっぱいの下、また指でくすぐられて)
「んくっ、ふぅっ、ふ――――ぅっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡」
(腋の下、剃り残しを探すみたいに、いやらしくまさぐられる)
「ん……、ん……、んん……っ♡」
乳首だけでなく触れられているところ全部が気持ちよくなってきていた。
乳房全体を鷲掴みにされた時、思わず「いやあっ♡ あんん♡ やめてぇ♡」と叫んでしまったが、彼は血走った目をして無理やり愛撫を続けてきた。
もう我慢できなくなって、どちらからともなく抱き合う。
むちむちぬるぬるのアリュエノの体に、男のごつごつした褐色の肌が密着した。
敏感になっていた乳首が胸板に潰され、アリュエノは「お゛っ♡」と濁った嬌声をあげて軽く達した。
「んも♡ は――ぷあっ♡ んむ、んも、ぷあっ♡」
唇を絡ませ合う。
彼の手がお尻を揉んで、後ろから膣穴の付近を前後した。
アリュエノは食い合うように口づけをして、息継ぎの際は彼の口にマーキングするように舌腹をべろべろと動かした。こんな年下の子に欲望全開で襲い掛かって――という自分を制する心の声は一瞬でどこかに吹っ飛んでいった。
「おまんこ、気持ちいいですか?」
「き――気持ちいい♡ 気持ちいいわっ♡」
豊尻をもみくちゃにされる。
太腿とお尻の間の肉の皺をぬるぬると撫でまわされる。
それだけでこの人の精液を子宮に受けたくて、下腹部はどろどろにとろけていった。
でもその前にチンポを洗ってあげるという約束をしていたことを思い出した。
等価交換は取引の基本だ。
魔術においても、性行為においても。
アリュエノはキアンの方に体重をかけて後ろに押し倒した。
そして眼下に勃起した剛直を捉える。
「あ、アリュエノさん」
「うふふ。おっぱいたくさん洗ってもらったから、今度は私の番ね」
泡まみれの豊乳をにちにちと腕で挟んで動かす。
青年の喉がまたごくりと動いた。
そののどぼとけに吸いつきたくなるのを我慢して、アリュエノは雄々しく隆起した男性器に、自らの乳房を重ねた。ニュチチと粘っこい音が鳴り、泡まみれの双丘の谷間に、熱棒がぬっぽりと包まれた。
「うおっ」
「おっきい。私のおっぱいでも全部包み切れないなんて。見て、貴方の凶悪なチンポ、先っぽの部分だけコンニチハしているわよ。うふふ、かわいい」
「うっ……」
右腕で乳房を抱えるようにして、両方の乳肉をまとめる。
谷間に挟まっている熱棒に乳圧がかかり、青年の目元が耐えるように歪んだ。
アリュエノはその顔をじっと見つめながら――乳房から飛び出た亀頭を、左手で撫でまわす。
「うあっ、あああああっ!?」
「痛かった?」
「い、いいえ」
キアンがふぅふぅと息をする。
「気持ちいいです。腰が浮きそうです」
「そう。良かったわ」
にっこりと笑って奉仕を始める。
彼に気持ち良くなってもらって、乳房をダイナミックに上下に扱いた。ときおり舌からよだれを垂らして、亀頭を濡らして。そして手のひらで亀頭をこねくり回す。
精液の匂いのする我慢汁が何度か噴いて、アリュエノの手のひらや乳房を、石けんの泡以上にぬるぬるに汚していった。
「アリュエノさんのパイズリ最高ッ!」
「そりゃようござんした」
ちょっとおどけたふうに言ってまた上下を始める。
彼の腰がびくびくと跳ねて快感を伝えてきた。
その生命力あふれる躍動に、アリュエノは自分の中に若さが流れ込んでくるような気がした。
「タマタマ大きい」
亀頭を撫でていた手を陰嚢に這わせる。
揉むと青年の体からへなへなと力が抜けた。
「あら、こうすると暴れん坊勇爵は大人しくなるのね」
「うっ、ふぅっ、ふぅっ。乳圧に潰されながら、金玉揉まれるの気持ち良すぎです!」
「出そう?」
「はい」
「そう。じゃあいっぱい出るように頑張るわね」
アリュエノはキアンの下腹部に寄生する怪物のように、乳房から腰の上にのしかかって前後した。
ぬこ、ぬこ、にゅちち、にゅちぃ――と粘っこい音が鳴って、お互いの興奮が高まっていく。アリュエノは頬を上気させ、口からはぁはぁと興奮の息を漏らしていた。
好きな人をこうして快楽責めにするのが楽しい。
すこぶる興奮する。
自分も乳首がこすれた際に何度か小さくイキながら、逞しい雄に奉仕する。そして、彼の雄棒は白い種汁を唐突に暴発させた。
どぶっ、どぽぽぽぽっ、どびゅるるるる!
どぼっ、どぶうっ、ぼばっばばばばば!
どびゅるるるるる! びゅるるるるる!
どぼぼぼぼっ、びゅるるるる、ぶぶぶぶっ!
ぶりゅりゅりゅりゅりゅ! ぶびっ、びいいいい!
びゅるるるるる、ぶびっばっ、ぼっ、どぽっ!
ばびいいいいいっ、ばばばばば、びいいいい!
ぶびっ、ぼっ! ぶっ! ぶぶぶぶっ!
「きゃああっ!?」
「あっ、すみません」
「い――いいのよ。うわぁ……すごい射精……」
胸を一瞬でどろどろに汚した黄ばんだ汚汁に目を丸くする。
雄の臭いが強すぎて、アリュエノは彼の射精を胸に受けただけで、また陰部が軽イキしたのを感じた。お尻の穴がひくひくとすぼまって、膣内も一緒にきゅうきゅううごめいているのが分かる。
「気持ち良かったようで何よりだわ」
のしかかっていたペニスから体を起こす。
白濁まみれの彼の雄棒は、いまだに雄々しいままだった。
その雄としての格の違いを見せつけるような勃起力に、アリュエノは雌としての自信が蘇ってくるような気がした。彼がこれだけ勃起してくれているのだから、自分の精神は枯れてなどいない、彼が女として見てくれるくらいには若いままなんだと思うことができた。
外見はともかく、彼がアリュエノのことをおばあちゃんだと思っていたら、こんなに勃起はしてくれなかっただろうから。
アリュエノは姿勢を後傾させると、自ら足を開いた。
愛液でどろどろになった金色の股間。
陰毛の中に桃色の花びらがヒクついている。
小陰唇が花開き、膣口からぷっくりと蜜液が溢れているところを青狼に見せつけた。
年甲斐もなく恥ずかしい――という気はしない。
私だってキアン君の女という自信の元、アソコに二本の指をあてがう。
「次はこっちにも、入れてほしいな」
× × ×
「お――――おぉお゛っ♡♡ あ――――アっ♡ イ、クぅぅぅ――♡♡」
竹筒から湯がほとばしっている下で。
岩壁に手を突いたアリュエノは、豊尻を突き出して指愛撫を受けていた。
「うわあ、エロい……」
「んっ、んんんんっ♡ はぉ――――お、おぉ♡」
たっぷりとした尻肉の下に突きこまれる褐色の腕。
節くれだった拳はアリュエノのアナルに密着している。
そして極太の中指と人差し指が、奥まで届けと膣道をえぐっていた。
(クリの裏♡ 指で)
「ん゛っ♡ んはっ♡ あぁああっ♡」
(指先、曲げられて、感じるところとんとんされる♡)
「んあっ、あああ♡」
ぶしゃーっと潮が足の間に落ちる。
青年が「うわ、すごい勢いだな」と呟くのが聞こえた。
「僕の精液全部流れ出てしまっているんじゃないですか? スケベなエルフですね、貴女は」
「いやっ、言わないでっ♡」
「よっと」
ぬぽん! と二本の指が引き抜かれる。
その衝撃でアリュエノはイった。
膝を擦り合わせるようにして前かがみになり、ぷしゅっと断末魔の声のように潮を噴く。
豊かな脂肪肉のついた尻をぶるぶると絶頂に震わせた。
「雌臭。エステルよりも粘っこくて、臭いますよ」
「……っ♡ ……っっ♡」
「どれ、どんな味がするのか見てみますか」
「ん―――――♡」
突き出したお尻に顔面が密着してくる。
キアンは尻肉を割り開き、とろとろにとろけた淫裂を唇で覆った。
そして、舌先を尖らせて膣内をぐじゅぐじゅとえぐってくる。
片方の手は陰毛ごとクリトリスをじょりじょりと愛撫していた。
アリュエノはそれだけでまた潮を噴いて絶頂した。
「はぁーっ♡ はぁーっ♡ も、もう、無理。お願いだから、チンポを」
「そんなふうに卑猥なケツダンスをするのやめてもらっていいですか?」
「ち、ちがうの! イったせいで、体が勝手に」
「動くと入れられないでしょう」
「んぅっ」
壁に寄りかかって彼が入れてくれるのを待つ。
早く肉槍に串刺しにされたくて、アリュエノはキアンの方を振り返って「ふー♡ ふー♡」と荒い息を繰り返した。
何度も射精したのにまったく衰える気配のない勃起があてがわれる。
亀頭がゆっくりと淫裂を上下した時、我慢ができなくて自分からお尻を突き出し、棒を咥えこもうとした。
その動きに血が湧きたったのか、青年が獰猛に喉を鳴らして突きこんでくる。大きすぎるカサが入り口のところで一瞬つっかえたが――指マンでほぐされたエルフマンコはすぐにぬっぽりと雄性器を丸呑みした。
金色の陰毛が生えそろった穴の中に、若い雄棒がどんどん引き込まれていく。
「うぐおっ」
「はぁっ♡ んんんっ♡ き――――たぁ♡」
自分から迎え腰。
彼の顔を見たくて、でも髪が邪魔だったので、手でまとめて前に垂らす。
キアンが背中にのしかかって来て、アリュエノは岩壁に押し付けられた。
そして、
「ア゛ッ、おう゛っ♡ お――――おぉ♡ ん、あぁ♡ あっ♡ お――おぅう♡」
ずん、ずん、と力強い出し入れが始まる。
アリュエノは蜜液を垂らし、ややつま先立ちになりながら、男のモノを受け入れた。
奥をトントンされたり、グリグリされたり。
そうされるごとに、自分の中の若い雌が生き返っていく。
「アリュエノさんは、魅力的な女性ですよ」
壁にすがるように当てた右手の甲に、男の舌がねっとりと這う。
性感帯でも何でもないはずなのに、それだけでイってまんこがきゅうきゅう締まる。
男の腰が余計に興奮して速度を速めた。
パン、パンパンパンパンパン――――!!
「あっ、あっ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あっ♡」
パン!
ぐりぐり――。
「はおっ♡ お――――オぉお゛っ♡」
「僕のハレムに、入ってくれますよね?」
「で――も、ぉ♡ 子供は生まれても♡ ハーフの子は、子孫を♡」
「関係ありません」
「ひぅっ♡」
腰をつかまれる。
そのまま激しく腰を打ちつけられた。
湯がビチャビチャと飛び散る音の中に、淫靡な乾いた音が鳴り響く。
途中で片足をあげさせられたり、直立姿勢にさせられたりして、膣内を擦過するチン棒の刺激は微妙に変化させられた。
(頭、おかしくなる♡)
男根に屈服させられる。
ただの女にされる。
アリュエノは眉間に皺を作ると、直立姿勢でがっちりと奥まで届いてくる肉槍の感覚にどうにか耐えた。
男の手が外から子宮をぐっぐっと圧迫してくる。
チン棒で満ちた膣内。
手から子宮に伝わる振動に、腰の奥から快楽が爆発した。
「イ――――クぅ……♡」
唇を奪われる。
こちらも首を回して舌を絡めやすくした。
至近距離で見つめ合い、まるで幼い頃から結婚を約束した相手との性交のように、愛欲にまみれた視線を交換した。
(クリ、だめぇ♡)
「んーっ♡ んぅぅぅぅ♡」
(乳首も、ぎゅうってつねられて♡)
「んもっ、もおおっ♡」
(こんな、汚い声出してしまって)
「貴方は僕の雌です。僕の若妻です。いいですね」
「はいっ♡ はいぃぃ♡」
「ふっ、かわいいな。やっぱり」
「……っっ♡♡」
かわいい。
その言葉にとくんと胸が高鳴る。
アリュエノはぴいんとつま先立ちになると、雄棒を自ら子宮口のあたりに擦り付けた。
(イ……ク♡)
「ン――――ッ♡ ハ…………ッ♡♡ ――――アッ、ア゛ッ…………♡♡♡」
「くっ、出る!」
どびゅるるるるるる、どぼぼぼぼぼ!
ぼばばばばばばば、ぼびゅるるるる!
ぶびいいいいい、ぼぶぶぶぶ、ばっ!
どばっ、ぼっ、ぽっ、ぴゅっ、びゅる!
びゅるるるっ! びゅばっ! びゅるるる!
ぼびゅるるるるる! ぶびっ、ばっ!
ぼばばばばば! ばばばば! ばびっ!
びいいいいいっ! びちちちち!
ぶりゅりゅりゅりゅ! ぼびっ、ばっ!
ぴゅーんっ!
「んあっ――――♡」
大射精。
膣内に奔流を感じられるほどの勢いだった。
アリュエノは精液の切れが悪いのか、歯を食いしばってびゅるびゅると液を排泄している青年を振り返った。
いつの間にか汗だくになっていて、顔は火照りに火照っていた。
「くっ、射精が止まらない! 鎮まれ! 鎮まれ僕の魔剣チンポ! 鎮まれー!」
「し、鎮まれー……?」
頭が馬鹿になっていることもあってキアンと一緒におちんちんに声掛けをする。
すると、しばらくしてペニスは最後のゲル精液をぶぼっと排泄し、ようやく沈黙した。
キアンの体内の水分量が心配になる射精量だった。
「くっ……」
「き、気持ち良かったわ……。はぁっ、はぁっ……。キアン君、大丈夫?」
「ええ」
ペニスがぬるりと膣穴から抜け落ちる。
大量のゲル精液がぼたぼたと床に落ちた。
「チンポ、せっかく洗ってもらったのにまた汚してしまいました」
「そうね。私も体がべたべた」
アリュエノは息を整えると壁から手を離した。
途端、膝が笑ってがくんとよろめく。
キアンがすぐに手をやってくれたが、その前にアリュエノはとんとんと軽く二度跳んで体勢を立て直した。
「おお、俊敏ですね」
「キアン君には負けるけれどもね」
アリュエノはバランスを取るために両手を広げていたのを下ろした。
「さて、それじゃ温泉を味わいましょうか」
「ええ、でもまだ僕は全然満足していなくて」
「まあ」
さすがに萎えただろうと思っていたペニスは、まだ半勃ち状態だった。
しかも見ている間にもどんどん硬度を取り戻していっている。
アリュエノはキアンの両目が自身のお尻のラインや大きな胸の形をなぞっているのを感じた。
「すみませんが、アリュエノさん」
「ええ、私はいいけれど……。キアン君は水分補給をしなきゃ」
無意識のうちに股間に手をやって顔を背ける。
その何でもない行為が彼の中の雄を刺激したのか、ペニスは一気に亀頭をぎんぎんに膨らませた。
「――――っ! す、すごい!」
アリュエノは目を見開いたあと、精液をためこんだお腹がきゅうっと硬くしこるのを感じた。
(エルフは子供ができにくいけれど)
どきどきしながら彼のペニスを見つめる。
(これは本当に、一年持たずに孕ませられちゃうかも……)
でも政務を考えれば子供を孕んではいられない。
それに子供が生まれてもその子の生殖能力は……欠陥があるかも……。
「避妊、しないとね」
アリュエノがそう言ったのをどう受け取ったのか、キアンは己を恥じるように「一応、しているのですが」と答えた。