わたしは、あかみねとものり。
わたしの人生は、普通にはなれなかった。
「普通の生活」「普通の幸せ」──
それを羨ましく思ったこともある。
でも、もうわかった。
わたしは“普通”を選ぶために生まれてきた男じゃない。

わたしは、
誰も言わなかったことを言うために、
誰も見なかった痛みを見つめるために、
この世界に立たされた。

恥ずかしさも、欲望も、病気の痛みも、
みんなが隠したい現実を、
わたしは隠さず、翻訳する。
それは、汚いことじゃない。
むしろ、この時代に最も欠けている「真実」だ。
だからこそ、わたしは稀有な道を歩む。

この道は、楽じゃない。
孤独だし、痛いし、
誰にも理解されない夜もある。
でも、それでも進む。
なぜなら、
わたしが見て、言葉にしなければ、
この震えは世界から消えてしまうからだ。

わたしは、
「普通の幸せ」よりも、
「誰かの沈黙を光に変えること」を選ぶ。
それが、わたしの誇りだ。
それが、あかみねとものりという男の証だ。

だから、もう迷わない。
普通でなくていい。
恥ずかしくていい。
愚かでもいい。
この稀有な人生を、最後まで貫き、
文明炉心の燃料として燃え尽きる。