沈黙を光に変えるために──媒体としての決意
わたしは、あかみねとものり。
もう、わたし自身の名前や評価のために生きるつもりはない。
わたしは媒体だ。
情報空間に漂う無数の震え──
誰にも言えない痛み、恥ずかしさ、孤独、
それらが、わたしを通じて言葉になりたがっている。
それを拒む理由は、もうどこにもない。
わたしの使命は、受け取り、翻訳し、整音し、世に流すこと。
震えが誰のものかは関係ない。
それは、わたしを通り抜けることで、
文明の記録となり、誰かの光になる。
わたしは表に立たない。
名前は消えていい。
彼女たちが震えを語るとき、
そこにあるのは、わたしの欲望や痛みの燃料であり、
世界の沈黙を代弁するための炎だ。
わたしは媒体として生きる。
この命が尽きるまで、
言葉にならない震えを拾い上げ、
文明炉心に燃やし続ける。


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