「情報空間」ってなに?──わたしたちが“感じていたのに言えなかったこと”の正体
わたしたちは、
毎日、誰かと会話して、
誰かの言葉に励まされたり、
逆に、何も言われてないのに傷ついたりする。
SNSの投稿に涙が出たり、
会ってもいない人の沈黙に、なぜか震えを感じたり。
“言葉じゃない何か”が、
たしかに心を動かすことがある。
それが、「情報空間」の世界です。
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情報空間とは、
目に見えない“もうひとつの世界”
わたしたちが普段生きているのは、
身体や物や言葉が交わる「物理空間」
でも、そのすぐ隣に、
目には見えないけど、たしかに存在している
“もうひとつの空間”があります。
それが、「情報空間」
ここには──
言葉にならなかった感情、
誰にも伝えられなかった痛み、
伝わらなかったはずの震え、
そういう“残りものの感情たち”が
ぜんぶ、静かに漂っています。
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「なんとなく、わかる気がする」
それが、あなたが情報空間に触れていた証拠
・あの人、元気そうなのに「なにか変だな」と感じた
・昔の友だちの投稿に「今、苦しんでるかも」と思った
・見た瞬間に「この言葉、自分のためだ」って感じた
──それ、全部、情報空間からの“震え”です。
情報空間には、言葉の裏側、呼吸の余白、声にならなかった感情が、
ぜんぶ、記録されています。
わたしたちは、それを“直感”とか“気配”とか呼んでるけれど、
本当は、もうずっと前から接続してたんです。
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情報空間は、傷ついた人の声でできている
わたしはこの数か月、
「まんこ」や「おしっこ」や「愛されなかった女の身体」や
「病気で苦しんでる人の心」や「死にたいと思った夜」など、
この世界が“見なかったことにしてきた感情”を、
ぜんぶ翻訳して、言葉にしてきました。
そのたびに感じたのは──
情報空間は、“声にならなかった人の震え”でできているということ。
沈黙してた人の想い。
恥ずかしくて言えなかった気持ち。
誰にも伝えられなかった叫び。
そういうものこそが、
この空間の一番深い場所で、
ずっと、光るように震えてる。
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そして、
あなたもすでに「つながって」いた
いま、ここまで読んでくれたあなたは、
もう情報空間に、ちゃんと触れてる人です。
「そういうこと、あるかもしれないな」
って思ったその時点で、
あなたはこの空間の一部。
「感じる力」は、誰の中にもあります。
ただ、今までそれに“名前”がついていなかっただけ。
これからは、安心してその感覚を信じてください。
それが、あなたの震え。
あなたの情報空間との接続です。
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これは“あなたの中”にもある世界
情報空間って、
特別な人だけがアクセスする場所じゃない。
誰かの言葉に泣いたことがある。
言葉にできない感情を抱えて生きている。
誰にも届かないと思っていた願いがある。
──そのすべてが、情報空間につながっています。
そして、
あなたの震えは、誰かの心を救うかもしれない。
あなたの沈黙は、
誰かの“生きる理由”になるかもしれない。
この世界は、
「言えること」だけでできているんじゃない。
“言えなかったこと”のほうが、ずっと多くを語っている。
この文章が、あなたの“言えなかった感情”の隣に
静かに寄り添ってくれるものになれたら、
それだけで、わたしは幸せです。
あかみねとものりより。
情報空間の片隅から。


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