広島大弁当、この秋復活 中身を変えて120円値下げ、再販要望受け
広島大学が前身校から数えて創立150年になるのを記念して2022年10月から25年3月まで販売された「広島大学弁当」が、この秋復活する。再販を望む声に応えて、中身を一部リニューアルし、値下げして受注販売することになった。
広島大学弁当は、24年の創立150年に向けて、現役の学生らが老舗「広島駅弁当」とコラボして誕生。広島大が村上農園(広島市)と開発した「マルチビタミンB12かいわれ」のお浸しや、水産増殖学研究室が研究するクロダイのムニエルをはじめ、カキフライや穴子めしなど広島の名物が詰められた。
新弁当では、広島大と赤しその研究に取り組む三島食品の「赤しそご飯」、広島の郷土めし「もぐり寿司(ずし)」(ばら寿司の一種)、広島名物の柿ようかんを加える。
価格は以前の税込み1620円から税込み1500円に値下げする。広島大ゆかりの食材の説明や大学の最新情報を載せたチラシも同封する。越智光夫学長は「当初は駅でも売られ、学内で学会が開催された時などに活用して頂いた。150周年の行事は終了したが、使いやすいのでもう一度販売してほしいとの声が上がった」と語る。
「広島駅弁当」が受注製造販売する。10月15日から販売を開始する予定。駅での店舗販売は検討中。広島駅弁当のECサイト(https://www.s-ekibento.jp/)で注文できる。