米国で金融機関の審査に使用される信用スコアを提供するフェア・アイザック・コーポレーション(FICO)は16日、インフレや金利の上昇で住宅購入能力が弱まるなど、消費者のストレスが強まりつつあると指摘した。ニューヨーク市内で2023年撮影(2025年 ロイター/Bing Guan/File Photo)
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国で金融機関の審査に使用される信用スコアを提供するフェア・アイザック・コーポレーション(FICO)(FICO.N), opens new tabは16日、インフレや金利の上昇で住宅購入能力が弱まるなど、消費者のストレスが強まりつつあると指摘した。
消費者信用リスクの指標FICOスコアは全国で約2ポイント低下した。600─749の中間スコアは、2021年は人口の約38.1%を占めたが、25年は33.8%に低下した。
スコアの低下が著しいのは10代と20代の「Z世代」。学生ローンの負担が影響した。
FICOの報告書によると、今年の学生ローンの延滞率は過去最高を記録した。FICOがモニターする2100万人の10%以上が学生ローンの返済期限を迎え、そのうち10%以上が返済が滞っている。
雇用市場の冷え込みを示すデータが出ているが、一部国内大手銀行は、消費者の財務状況は依然として良好で信用の質が悪化する兆候はほとんどないと指摘している。
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FICOは「平均信用スコア715は依然として過去最高水準にあり、多くの消費者の信用状況はおおむね良好」としたが「しかし平均スコアは信用状況の遅行指標であり、将来の平均信用スコアには多くのリスクが伴う」と指摘した。
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