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NASA予算削減で抗議デモ–「その労働力はアメリカを偉大にするために不可欠」下院議員も演説

2025.09.17 16:49

塚本直樹田中好伸(編集部)

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 米航空宇宙局(NASA)の本部がある米ワシントンDCで米国時間9月15日に実施された、NASAの予算削減に対する抗議デモでSuhas Subramanyam(スハス・スブラマニヤム、民主党、バージニア州選出)米下院議員が演説した。米メディアSpace.comが報じている

 Trump(トランプ)政権は、2026会計年度の予算案でNASAの総予算を4分の1近く削減し、科学プログラムをほぼ半減させ、運用中の宇宙機を含む41の現行、または計画中の科学ミッションを中止することを求めている

 今回のデモは、「NASA Needs Help」という団体が組織したキャンペーンの一環であり、今夏で3回目になる。同団体は、NASAの人員削減やミッションの中止、国家安全保障を理由にした労働組合の団体交渉権の剥奪がゴダード宇宙飛行センター(GSFC)などのフィールドセンターの士気を低下させ、安全性を脅かしていると警告している。

 下院の科学・宇宙・技術委員会のメンバーであるSubramanyam氏は「NASAは我が国にできる最高の投資の一つであり、その労働力は我が国を偉大にするために不可欠だ」と語った。「我々はNASAの資金を全額確保し、4000人の雇用を取り戻し、この国全体の科学を支援し続けなければならない」

 デモには、NASA職員の労働組合である国際専門技術技術者連盟(IFPTE)、GSFCのエンジニア・科学者・技術者協会(GESTA)のほかに連邦機関である米国立衛生研究所(NIH)、連邦政府の研究資金減額などに反対するStand Up For Science、NASAを擁護する立場である、宇宙探査を促進するThe Planetary Societyなども参加した。

 予算削減抗議デモの翌日である9月16日に、さらに2人の下院議員がNASAの予算を2025会計年度レベルで保護するように、下院の歳出委員会に超党派の書簡を送った。Judy Chu(ジュディ・チュー、民主党、カリフォルニア州選出)とDon Bacon(ドン・ベーコン、共和党、ネブラスカ州選出)氏は、「NASA予算に関する例外措置がなければ、この規模の予算の中断は壊滅的であり、ほぼすべての州と選挙区に影響する深刻な懸念をもたらす」と警告した。

関連情報
NASA Needs Help
Stand Up For Science
The Planetary Society
Suhas Subramanyam氏
Judy Chu氏
Don Bacon氏
歳出委員会に送った書簡
Space.com

UchuBizDirect

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