東京物語2025夏 中編
ごめんなさい、三部制にします。
本当は後編として2日分の事を書こうと思っていたのですが、3日目の情報量があまりにも膨大だったので急きょ中編を生成させて頂きました・・・。
という事で3泊4日の家族旅行兼個人研修旅行の3日目です。前半はいきなり近鉄電車の輸送障害に当たったり、家族旅行の比率が増えたりと色々ありました。まぁ、親子で過ごす時間が増えるというかけがえのない時間が増えたのですから、この上ない幸せな事ですよね。いろんな意味で。
前半はこちらからご覧ください。
3日目 ずっと東京都心
先日に続き、東京豊洲万葉俱楽部から始まった3日目。この日はいよいよメインでもある東京都心のおかしなエレベーター・エスカレーター千本ノックを実践しました。”エレベーターは僕の人生そのもの”なんて語る私が本当はこんなこと言っちゃあれですが、所詮乗り物ですから実物に触れて学ぶしかないのです。それは大阪に居たらできない事であり、東京に行くという一年の僅かな数日に詰め込まなければならない事でもあるのです。
という事で今朝も朝風呂からスタート…!と言いたいところですが・・・
これからコミケに出陣するであろうオタクも居ました。
要入浴廃止してからのコミケって頭良いですね…
朝食で3年分くらいのイクラを摂取
朝っぱらから箱根の温湯に浸かったらいよいよ朝食。普通に頼んだら3300円もする朝食バイキングって如何程なものでしょうか。では、先に盛り付けた風景をご覧ください。
通常のビュッフェが70分or90分の時間制限ありで3270円に対し、
朝食は無制限3300円ならば朝食が高いのも納得ですね。
気になる品目はこちら。あくまで8月17日(日)のものですからご注意を。。。
いきなり「近江牛 すき焼き」
でも僕は卵絡めない派なんですよ~~~~~
お盆を取ると出現する海鮮コーナー
イクラもマグロも取り放題!
インバウン丼の真似をして尿酸値爆上げしましょう!!!!!
鮭!鯖!!芋!!!
「ひとり鍋」コーナー
朝から鍋ってどんな心境になるんやろ…?
お味噌汁の具材も充実
汁を吸う具材がたくさん!
あとは白ご飯やオニオンスープ、カレーとか一般的なものがあり、
サラダは種類控えめ…かな?ドレッシングは6種類くらい。
お漬物とかも種類が充実していました。
デザートコーナー
ケーキ関係は日によって味が違うそう。
ちなみにヨーグルトのシロップは蜂蜜でした。
風景を眺めながら頂く極上の朝食
結局、海鮮丼もすき焼きも2周して腹パンしました。いくらうめぇ!
その後は一旦チェックアウトして、もう一泊は僕一人なので再度チェックインを済ませておいて出発。
東京BRTと上野東京ラインを乗り継ぎ、東京駅で親を見送ってここで一区切り。
いよいよ研修旅行のスタートです。
開いてない
東京駅で見送ったのが9時45分くらい。大丸は10時開店だけど、せっかくなら開店前に正面玄関でお姉さんが挨拶に来る日本橋髙島屋の開店でも見に行こう!とひらめきました。日本橋は東京駅から程近いですし行くことに。
知らなかった事実:10時半開店
という事で、違うデパートの開店に行くことにしました。そう、日本橋三越本店でもやってたはず…と思い、銀座線で一駅 三越前駅へ。
ライオン口に着いた時には既に人が結構いてかつほぼ話が進んでおり、「エムアイカード新規入会募集中です!」のパーツだけ音漏れ拾いしました。
老舗の風格
ほどなくして開店して、みんなエレベーターに流れ込むのを見ていたら、浴衣を召した案内係のお姉さんが誘導対応されていました。こういうところが三越というド老舗感あっていいですね。
ちなみに数十年前、浴衣でエレベーターに乗務するエレベーターガールを観測したことがありましたね…
エスカレーター機械室通気口
実は日本橋三越のエスカレーターには変わったものがあるんです。
というか、本館のエスカレーター自体変なのしかいません。魔窟です
中でも比較的わかりやすい、6階から7階上りの通気口を見てみましょう。
このエスカレーターを下から見下ろすと、やけにモータ音が聞こえてきます。実はこのエスカレーターには駆動部に当たる部分に通気口が設けられており、この穴を通じて駆動音が響いているのです。
昔のエスカレーターいまより駆動部が大きく、また熱が籠りがちだったためにこのような通気口を設けていたそうです。
日本橋三越の他のエスカレーターには付いていないようです。不思議ですね…これ以上詳しく説明しますと、この後の分と合わせて数万字近く増えてしまうので割愛します・・・
店 内 御 案 内
この他、1階大ホールからパイプオルガンの音色と共に、
テノール歌手の方?のアルプス一万尺が聞こえてきました。
というか、セトリ公開されているんですね
https://www.mistore.jp/store/nihombashi/event_calendar/blue_island.html
賭けの無い競艇?
日本橋の下で何してんだ!?と言えばまぁそうなんですが、インバウンドの皆様がお船してました。なんっつうか…この…やんわり競争しているような感じ。悪くない。
悔い改めて髙島屋
のんびり歩いていたら10:28。開店前放送間に合わず…お姉さん二人の手動扉開放で開店しました。
開店即手動エレベーター行ったんですが、専用1機+3機の4機体制でした。
そして店内には誰かを捜索するような張り紙が…
デパートらしくない掲出方法がまたいいですね
書道からしか得られない栄養素
日本橋髙島屋は館内随所にこんな感じで書道POP?というのか掲示物?があり、内容も様々で「催事場最終日の為午後5時閉場」とかもあります。
DAIMARU TOKYO
そのあとは待ち合わせの時間調整で大丸東京店へ。
現店舗は2007年開業ですが、大丸の歴史で見たら1743年に進出したり、旧店舗は1954年に開店していたりと、実はめちゃくちゃ歴史ある店舗です。
実は旧大丸東京店のエレベーターには意外なエピソードがあります。
さて、この渋谷の難工事(※東急百貨店)と時期を同じくして東京駅には大丸百貨店が進出してきた。当社はこの大丸百貨店に直流ギヤレスエレベーターを4台、交流一段速度を1台、エスカレーター1200L形を3台、800L形を1台納入した。(中略)大丸百貨店の据付には富士輸送機㈱が、(中略 別物件の記述)当たった。
皆さま、お分かりいただけましたでしょうか。
実は今のフジテックはかつて三菱エレベーター・エスカレーターの据付工事を請け負っており、旧大丸東京店での実績が残されているのです。
存在しない旧店舗の話は置いといて…新しいなりにエモいな~と思うところを1点。それはエレベーターの乗場意匠です。
照明の使い方が上手すぎる…!
エレベーターホールの照明もあえて暗くしているようで、全てが計算されているよな~~~と。
白帯万六主義
待ち人と合流して、大手町から千代田線へ。
メトロ16000系初期グループ(第16編成までの黄色いラインの無いグループ)、これしか勝たん…!
北に進んで、湯島からのこのこ
ようこそ、シタマチ。
出たな、いとう呉服店。
これ、いい歳になってから知ったんですが「松坂屋」の名前は実は上野がルーツなんですって。
内 案 御
上野松坂屋と言えば本館のレトロなエレベーターが有名ですが、今回はエスカレーターを物色しました。
階数ごとにメーカーが綺麗に分かれていますが…
日立製は踏み段の構造が違ったり、
三菱製は改修前エスカレーターの幅が違う(=年代が違う)などを発掘。
そのあとは…
御徒町から東京駅、東京駅からまた大手町を介して日本橋へ。
再び日本橋髙島屋から日本橋デパート奉行を敢行。
日本橋髙島屋のエスカレーターのひみつ
あのデパートは手動エレベーターしか勝たん!と思っていてエスカレーターは全然気にしていなかったのですが、今回はエスカレーターを深掘り。そこであることに気付きました。
上りのみエスカレーターの動線や増設などの話は一旦置いといて、エスカレーターそのものの意匠、ステンレス部がヘアライン仕上げではなく、より高級に見えるバイブレーション仕上げであることに気付きました。
しかも傷が目立ちにくいというメリットも。
デメリットは高コスト
エスカレーター上って、手動エレベーターで地下に降りたらお次はレストランローズで遅めのランチ。
朝の海鮮丼が響いていたので軽めに頂きました。
思ったより軽すぎた…サラダつけるべきだこれ。
とにかく日本橋髙島屋はひとつひとつが細かい
特別仕様車
3254
↑頑張って読んだら「ミツコシ」になりますよね。はい、日本橋三越再訪です。
設置時期が複雑に混在する日本橋三越のエスカレーターですが、増設された地階行きだけでなく、よく見たらわかるレベルの違いがある箇所もあります。
踏み段の違いもありますが、興味深いのは操作部。
こんなレベルのネタを拾うのがぼくの東京旅行です…。
今回は外周も回って色々見ていくことに。
12号機どこ??
三越前から半蔵門線で永田町へ。半蔵門線降りてからのエスカレーターで違和感を検知。
12号機どこ行ったし???
定番のサンシャインシティ
有楽町線に乗り換えたら東池袋へ。地下通路を渡り歩いてサンシャインシティへ向かいました。
道中、ワールドインポートマートビルのエスカレーター変化を確認。
日立製エスカレーターも同様に、改修前後機がそれぞれ点在していました。
ワールドインポートを抜けたら…
義務の遂行
乗らんと罰当たる(????)
59階で降りて、お帰りは59階始発のオフィスエレベーターです。
明るいエレベーターの方が速く感じる。
(こちらは540m/minなので少し遅い)
わァ…
道中の動く歩道も勿論研究対象です。
エスカレーターより速い速度(40m/min)や外観は関連論文などから引っ張って来れるのですが、手摺の厚みとか、櫛の素材とかは実物に触れることでわかること。こういった実機とのふれあいでめいはちは学び、進化するのです。
そっからは地上を抜けたり地下を抜けたりして西池袋方面へ。
東武百貨店にやってまいりました。
グッド・デパートメント
西武がグダグダしているからってのは関係なく、東武百貨店はグッド・デパートメントである。それはエレベーターをみたら一目瞭然だ。
(なんて言ってますが東武百貨店30年史をお買い上げする位には東武百貨店大好きです)
16階(屋上)はビアガーデン開催時限定停止階
エスカレーターの壁面広告はいろんなデパートで見かけますが、
次回催事を掲示しているのは初めて見ました…(小声)
3番地エスカレーターにはちょっとした秘められたものが。
右は大増築時(1971)に増設されたと思われるエスカレーター
トラス幅(エスカレーターの外殻)の全幅が異なる
このように、改修されても当時の面影は残るんですよね。
だからエスカレーターは奥が深い…!
ここで強制終了
本当はこのあと副都心線で新宿三丁目に出て、伊勢丹寄ってから都営新宿線と有楽町線、ゆりかもめを乗り継いで豊洲万葉俱楽部に戻る予定でしたが、僕の頭が回らなくなってしまった事と、同行者が日帰りで万葉俱楽部に行ってもいいよという事と、コミケ帰りのオタクが万葉にいる、つまりこの3人でラグジュアリールーム(ラウンジ)語り合いが出来る!ということになり後の予定を打ち切って有楽町線池袋駅から撤収しました。
おひとりさま和室
東京豊洲万葉俱楽部には「1人用和室」っていう、時代のニーズをよくわかっている部屋があり、2泊目はこちらを利用。
4.5畳なので決して広くはないですが、寝床と洗面台とトイレと一通りの設備が整っています。
ちなみに朝食付きで14150円でした。高いけどこれはありっすね。
部屋に荷物を置いてからは今日の同行者と露天風呂で語り合い、
そしてコミケ帰りのオタクを混じれてプレミアムルーム語りをし、
そして晩飯を頂く。
三日連続の肉
町田、前日の豊洲と連続でこの簡単な焼肉を頂いたんですが、メニュー考えるのもめんどくさいし美味しいし安いので結局肉を焼きました。
お醤油を少し焦すようにして味変。
そんなそこらで、丸一日都内で過ごした3日目・中編はここでおしまい。
こんなにボリューミーな一日だったのに、翌日はなんと千葉と横浜、そして都内おこぼれの長大スケジュールなのであります。
後編(4日目) 予告
最終日はもっとやばかったです。
津田沼通過
横浜では致死量に値しそうな多量のエスカレーターを摂取
最後まで「8番出口」に引けを取らない”違和感”の数々
なるはやで書きますので、しばしお待ち合わせを!
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